時間×単価には限界がある

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売上の金額が、時間×単価で決まる仕事も多くあります。

仮に1時間当たり1万円として、10時間かかる仕事であれば、売上は10万円になります。

時間は最大で1日24時間しかない

このときに、身体を使う仕事、あるいは身体が拘束される仕事の場合は、時間には限界があります。

通常であれば、1日8時間くらい働きますから、先ほどの例のように1時間1万円の場合、1日の売上は8万円になります。

月に22日働くとすると、月の売上は、8万円×22日=176万円になります。

もっと働けるということで、長時間働いても、時間は1日24時間しかありません。

しかも、人間は1日24時間働き続けることは不可能です。

せいぜい12時間程度ではないでしょうか。

12時間働いたとすると、1日の売上は12万円、月に25日働いたとすると、月の売上は300万円になります。

176万円に比べると、かなり増えました。

ただし、こういった働き方をしていると、そのうち身体を壊してしまう可能性があります。

長い時間働けばいいという考え方は一理はあると思います。

実際にそれで売上も増えるでしょう。

しかし、働き過ぎれば体を壊すかもしれないですし、仕事以外のことができなくなる可能性があります。

売上を増やすために安易に長時間働けばいいと思うのは危険です。

単価にも限度がある

売上が、時間×単価で決まる話をしていますから、時間に限りがあるとすると、単価を上げればいいという話になります。

1時間1万円でしていた仕事を、1時間1万1千円にすれば、売上は1.1倍に増えます。

しかし、今までと同じ仕事をしていて単価だけ上げることはなかなかできません。

仕事の質や精度などを改善して、単価もあげることができます。

しかし、それにも限界があります。

ごく一部のカリスマと言われるような人であれば、単価をかなり上げることができると思いますが、そうでない場合は、単価をあげることはかなり難しいです。

10%上げるのも大変です。

長時間働くのは自分が頑張ればいいのですが、単価を上げるには相手の承諾も必要です。

単価を上げる交渉をしても失敗したり、単価を上げたら客が来なくなるという可能性もあります。

時間を10%増やすよりも、単価を10%上げる方が難しいことが多いでしょう。

まとめ

こうして考えてみると、時間×単価で売上が決まる仕事をしている場合、売上を上げるには限界があるということです。

今の状態で、どこまで売上を上げることができるのか。

もし、限界まで時間と単価を上げて売上を増やしても、満足のいく売上にならないのであれば、根本的な部分を変える必要があります。

今の商売のやり方自体に問題があるということです。

何か他のことをすることも考えなくてはいけません。

今回の記事は、美容室や床屋、マッサージ屋などのサービス業、あるいは時間×単価で仕事をしているSEの人や建設業の人などが該当するでしょう。

税理士の仕事も、価格を時間×単価で決めている部分があります。

この仕事は何時間かかるから、価格はいくらにしようと決めることもあります。

しかし、時間×単価の仕事だけでは限界があります。

もし、限界の売上が満足のいかない数字であるならば、限界になる前に何か違うことを始めてみる必要があるかもしれません。

【編集後記】

VAIOが修理から戻ってきました。

液晶を交換したみたいですが、3年保証がついていて、保証の範囲内とのことで無料でした。

2年ちょっとで、調子が悪くなったのはどうなのかなと思いましたが、パソコンで3年保証はありがたいですね。

 

【福浦メーター 1990本】


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。