独立前に家を買った方がいいというのは本当か

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独立をしたら、しばらくは住宅ローンが組めなくなるから、独立をする前に家を買った方がいいよ、ということをよく聞きます。

これは、本当でしょうか。

独立をしたら、住宅ローンは組みにくくなる

まず、独立をしたら、しばらくは住宅ローンが組みにくくなるというのは本当でしょう。

なんだ、やっぱり独立前に家を買った方がいいのか、と思うのは少し早いです。

確かに、独立をしたら、住宅ローンは組みにくくなるかもしれません。

しかし、だからと言って、家を買った方がいいかどうかは別の問題です。

家を買うという決断は、人生の中でもかなり大きな決断です。

ですから、独立をする前か後にかかわらず、まずは家を買うことに対する決断が、しっかりとされているかどうかが大切です。

また、独立は、住宅ローンと同様に、クレジットカードの発行や車のローンの審査などにも影響を与える可能性があることも知っておきましょう。

マイホームは人生で一番大きな買い物

マイホームが人生で一番大きな買い物かどうかは人によって変わります。

しかし、大きな買い物であることに変わりはありません。

ですから、マイホームの購入は慎重に決める必要があります。

なぜ、マイホームを買いたいのか?

マイホームを買って大丈夫か?

最低でも、これらのことは考えなくてはいけません。

わたしの場合、なぜマイホームを買ったかというと、自分の家が欲しい、庭で家庭菜園もやってみたかった、マンションよりも戸建てがよかった、マイホームであれば原状回復などを気にしなくていい、というような理由がありました。

買って大丈夫かという点に関しては、住宅ローンの返済ができるかどうか、転勤はないか、引っ越しの可能性はないか、といような点を検討しました。

ちなみに、よく賃貸と購入はどっちが有利というような話を聞くことがありますが、あまり参考にはしませんでした。

価値観は人によって違いますし、自分と条件が違う人の意見はあまり参考にならないと思ったからです。

もう一つ、マイホームは住宅ローンの返済が終わった後に資産になるというようなことも考えませんでした。

住宅の価格は、自分が50年住むための土地や建物を買うためのお金であると考えているからです。

仮に、住宅ローンを完済したあとの資産価値が低かったとしても、それは別のことと考えています。

もちろん、価値が高いに越したことはありませんが。

住宅ローンを返済したあとの価値を考えるのであれば、以下の物件は同じ価値になると思います。

・購入価格 5,000万円 35年後の価格 2,000万円
・購入価格 3,000万円 35年後の価格 0円

もし、資産になると考える人は、上記のように考えて判断すればいいのかもしれません。

上記の家は両方とも、35年で3,000万円の価値が減少しています。

しかし、この場合、普通に考えると、購入価格3,000万円の家の方が有利であることは間違いありません。

理由を簡単に書くと、購入価格5,000万円の家の方が、先に2,000万円多く支払わなくてはいけないからです。

わたしの場合、転勤はなく、一生住み続けることとしてマイホームを購入しています。

それでも、人生は何が起こるかわかりません。

もし、全ての可能性を考えていたら、マイホームは買えなくなってしまうかもしれないですね。

どこまでのことを考えるかも、その人次第です。

最近では、災害が多く起きていますから、地震や水害、竜巻などまで考えると、マイホームを買うのが怖くなるかもしれません。

もちろん、避けられる災害は避けたいので、十分に考える必要はあると思います。

しかし、30年から50年のことを考えて地震や水害、竜巻のことを考えるのは限界があります。

どこかで線を引く必要はあるでしょう。

まとめ

独立前に家を買った方がいいのかということについて書いてみました。

結論としては、独立前がいいというのは、住宅ローンが組みやすいかどうかが問題であって、家を買った方がいいかどうかは別の問題ということです。

ですから、家を買うことについて十分な検討をして家を買うということが決まっている人については、独立前に買った方いいです。

しかし、その検討がまだ済んでいない場合は、独立をするからといって、その前に家を買っておこうというのはおすすめできません。

わたしの場合は、たまたま家を買った1年後くらいに独立をすることになりました。

結果として、独立をする前に家を買っておいて良かったということになっています。

【編集後記】

今年になって、macbookを買い、次のiPhoneが発売されたら、スマホもiPhoneに機種変更しようと思っていました。

しかし、googleが来月にもスマホを販売するということを聞いて迷いが生じました。

ただ、一度はiPhoneを使ってみたいという気持ちがあるので、今回はiPhoneにしようとは思っています。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。