商品やサービスを売るには、見せ方が大切です。
しかし、見せ方だけで売っていては継続することができません。
見せ方で一時的に売れるかもしれませんが、長続きはしないし、リピートはないと思った方がいいでしょう。
お得感を出す見せ方
1.セットにする
ここで書くのは、見せ方だけで売ることです。
例えば1つ100円の商品Aがあるとします。
この商品Aを3つセットにして300円で売ります。
メニューに、同じ商品Aで1つ100円と、3つセット300円を並べるのです。
3つセットでも、単価は100円ですから、お得ではありません。
しかし、メニューに3つセットと書いてあると、セットの方がお得と思って3つセットを買う人もいます。
まさに、見せ方だけで売っていると言えるでしょう。
「3つセットで300円って、全然安くなってないじゃん!」と思う人も多いでしょう。
では、「1つ286円、3つセットで858円」では、どうでしょうか。
これだと、すぐに3つセットでいくら安くなっているかがわかりづらくなります。
実際は、単価は同じなのですが、面倒な計算をせずに、3つセットを買う人が、先ほどのケースよりは多くなるでしょう。
通常セットで買うと単価が安くなるという思い込みを利用しているのですが、購入者が後で、このことに気づいてしまえば、次回以降は買ってもらえなくなるでしょう。
2.定価を高くする
通常は、原価率70%で販売しているお店があるとします。
このお店が特定の商品を意図的に原価率が50%になるように通常販売価格を設定します。
例えば、仕入価格が70円の商品Aと商品Bがあり、商品Aは原価率70%になるように通常販売価格を100円とします。
商品Bは原価率50%になるように140円に通常販売価格を設定します。
商品Bは定価を高く設定したうえで、20%引きの112円で販売します。
商品Aも商品Bも仕入れ値は同じです。
しかし、商品を買う側から見ると、商品Aは定価で売っていて、商品Bは20%引きで売っているので、商品Bの方がお得感があります。
消費者は、○○%引きとか、○割引きとかにお得感を感じるので、定価を高く設定して割引することでお得感を出すのです。
この方法も、最初は売上が増えるかもしれませんが、消費者もいずれは気づくでしょう。
まとめ
商品やサービスを売るのに、見せ方は大事です。
同じものを同じ値段で売っていても、見せ方の上手いお店と見せ方の下手なお店では、売上は全く違うものになるでしょう。
しかし、見せ方だけで売っていると、継続することは難しくなります。
結局は、いい商品やいいサービスを、適正な価格で売ることが重要です。
そして、その適正な価格がお得であるように見せる必要があるでしょう。
いい商品やいいサービスを取り扱っていても、見せ方が悪ければ売れません。
しかし、見せ方だけ上手くなっても続きません。
【編集後記】
アイキャッチ画像は、ファンクラブに入会したり、スタジアムに試合を観に行ったりしてもらったものです。
千葉ロッテも、上手くお得感を演出していますね。
ここ3日くらい口内炎のせいで、美味しく食事をすることができませんでしたが、ようやく普通に食事ができるようになりました。
普通に食事を美味しく食べることができるって、それだけで幸せなことですね。
今日の体重 73.1kg(ダイエット開始から△3.4kg) お腹周り 89cm(ダイエット開始から△7cm)