「我らが少女A」を読んだ感想

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我らが少女Aposted with ヨメレバ高村薫 毎日新聞出版 2019年07月20日 楽天ブックスAmazon

髙村薫さんの「我らが少女A」を読みました。

たまたま、AMAZONでこの本が目につき、さらに「合田雄一郎」の名を見て購入することにしました。

髙村薫さんの作品を読むのはいつ以来か思い出せないくらい久々です。

おそらく15年振りくらいだと思います。

髙村薫作品の中では、「レディ・ジョーカー」がとても好きで、他にも「マークスの山」や「照柿」などを読みました。

レディ・ジョーカーと合田刑事のイメージが大きかったので、髙村薫作品をもっと読んでいるかと思いましたが、3作品しか読んでいなかったんだと驚きました。

しかし、その印象の強かった合田刑事シリーズの作品ということで、今回は迷わず購入しました。

いつもの通り、どんなストーリーかは事前には全く知らない状態での購入です。

わたしの中のイメージでの合田刑事が何歳かははっきりしませんが、本作品では、合田刑事は57歳になっています。

合田刑事も年をとったなぁという気持ちになります。

いつものように内容にはなるべく触れないように感想を書きます。

本を読み始めてすぐに、「とまれ」という言葉が強烈な印象を放ちます。

「とまれ?」と思いましたが、「とまれ」とは「ともあれ」のことだそうです。

「ともあれ」を「とまれ」と書くことで、こんなにも印象に残るんだなと思いました。

他にも、漢字の使い方が独特な気がしました。

「おばさん」は「小母さん」、「しあわせ」は「仕合わせ」と書かれています。

難しい言葉も出てきて、読めない漢字も結構出てきたと思います。

漢字の読みも意味も調べずに、雰囲気で推測して読み進めました。

こういった言葉遣いや漢字遣いは作者のこだわりであり、作者の個性であると思うので、多少読みづらいと思う気持ちもありますが、これはこれで良いんだと思います。

また、言葉遣いや漢字遣いだけではなく、視点も独特な感じで書かれています。

上手く説明はできないのですが、客観的と言うか、淡々とした感じで話が進んでいくように思いました。

この作品は、2017年と2005年を行ったり来たりするように書かれています。

そして、舞台の一つに吉祥寺があります。

わたしは、学生時代の4年間吉祥寺に住んでいたので、吉祥寺について書かれている部分に懐かしさを感じました。

わたしが住んでいたのは2005年よりも随分と前なのですが、それでも懐かしさを感じました。

久しぶりに吉祥寺に行ってみたくもなりました。

さきほど、淡々と話が進んでいくと書きましたが、この作品を読んでいて、どこかで盛り上がると言うか、ギアがチェンジするんだろうなぁ、とかクライマックスはどうなるのかなぁ、と思いつつ読んでいました。

このままのテンポで終わることはないと思っていたのです。

しかし、自分の中では最後まで、淡々と話が進んで終わりました。

「???」

こういった作品もアリなのかなぁ、とも思います。

というか、こういった作品なのでしょう。

自分が思っていたのとは違う作品だったのだと思います。

良い悪いは、人によって変わります。

わたしにとっても、決して面白くない作品だった訳ではありません。

むしろ、面白い作品でした。

しかし、わたしの予想とは違いましたし、ちょっと不満の残る部分もありました。

特に不満に感じた部分があるのですが、ネタバレしてしまうので、その部分については書かないことにします。

ちょっと盛り上がりに欠ける感はあったのですが、久しぶりに髙村薫さんの合田刑事シリーズを堪能することができました。

久しぶりに「レディ・ジョーカー」を読み返したくなり、さらに「冷血」「太陽を曳く馬」というまだ読んでいない合田刑事シリーズがあることがわかったので、そちらも読んでみようと思います。

【編集後記】

消費税増税まで1ヵ月をきりました。

今回の増税は、単に税率が上がるだけではありません。

軽減税率や、ポイント還元など、影響が大きいものになります。

世の中の準備ができているとは思えないのですが、凄く混乱することになるのではと心配しています。


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