カンブリア宮殿【4年でお金が2倍に!?老後の蓄え・教育資金の作り方教えます】を見ての感想

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昨日21時54分から、テレビ東京で放送された「カンブリア宮殿」を見た感想を書きます。

【4年でお金が2倍に!?老後の蓄え・教育資金の作り方教えます】ということで、レオス・キャピタルワークスの社長、藤野英人さんが特集されました。

レオス・キャピタルワークスは、「ひふみ投信」、「ひふみプラス」、「ひふみ年金」という3つの投資信託の運用を行っています。

藤野さんは、レオス・キャピタルワークスの社長でもあり、ファンドマネージャーでもあります。

わたしは、6年ほど前から、「ひふみ投信」を積み立てて購入しています。

わたしが初めて、「ひふみ投信」を購入したときの基準価額は、11,141円でした。

昨日の「ひふみ投信」の基準価額は、37,793円です。

6年ほどで約3.4倍にもなっています。

わたしは、少額を積み立てで購入しているので、金額は大した額にはなりませんが、基準価額の上昇は凄いものです。

だからこそ、番組で取り上げられたのでしょう。

オープニングを見て少し不安になった

番組のオープニングを見ていきなり不安になりました。

2年で600万円増えた人や、2年半で389万円増えた人を紹介し、証券会社の営業員がコメントしていました。

こんな感じで紹介するのかと。

これでは、投資信託のことをよくわかっていない人が誤解するのではないかな。

オープニングで登場した人も、証券会社の営業員に勧められて購入したという感じでした。

こういうことを聞くと、「ひふみ投信」を買えば、数年で倍になるんだと思ってしまうのではないかと思います。

投資信託は、何千本とあります。

その中で、数年で倍になるような投資信託はごくごく一部です。

結果を出した投資信託だけを紹介しているので、投資信託は儲かるという誤解を与える要素が満載のような気がします。

投資信託の中には、運用が上手くいっていないものが数多くあります。

しかも、3年から5年運用が上手くいったからといって、今後も上手くいくとは限りません。

番組をちょっと見ただけで、「ひふみ投信」を大量に購入する人がいると思うと、不安な気持ちが生じてしまいます。

どれだけ、「ひふみ投信」のことを理解して購入するのだろう、とか、投信信託のことをどれだけ理解してから購入するのだろうかと。

投資信託のことを知らなかった人が、この番組を見て、「ひふみ投信」を購入するときは、少し勉強をして、一旦気持ちを落ち着かせてから、購入して欲しいなと思います。

分散することを忘れずに

番組を見て、自分の資産のほとんどを「ひふみ投信」につぎこんでしまう人がいるとしたら、要注意です。

「ひふみ投信」は、現在国内株式にしか投資をしていません。

自分の資産を「ひふみ投信」だけで運用するということは、100%国内株式で運用するということです。

長期での資産形成を目的とするならば、国内株式だけでなく、世界中の株式に分散したほうがリスクが抑えられていいと思います。

余裕資金の一部で、「ひふみ投信」を購入して、値下がりしても大丈夫だよというなら、いいのです。

しかし、少しの損もしたくないという人には、投資は向いていません。

少しも損をしたくないというのは、分散以前の問題です。

本当にそう思うなら、預金で運用するしかありません。

途中から番組の感じは変わった

オープニングを見て不安になりましたが、途中からは「ひふみ投信」の特徴を上手く紹介していたと思います。

藤野さんといえば、スリッパというイメージを持っていましたが、傘や社長の自伝の話なども面白かったです。

「失われた10年」の失われたが嫌いだ、「失われた」ではなく、「失った」だという言葉も非常に印象的でした。

藤野さんの目のつけどころを聞くことが出来て良かったです。

まとめ

わたしは、コツコツと投資信託を積み立てて長期での資産形成をしています。

基本的には、世界中の株式や債券、REITに分散した低コストのインデックスファンドを積み立てています。

インデックスファンドをメインにしながら、「ひふみ投信」と「セゾン資産形成の達人ファンド」という2本のアクティブファンドを少額ながら積み立てています。

「ひふみ投信」はいい投資信託だと思いますが、現状では国内株式にのみ投資する投資信託であること、過去の成績が今後も続くとは限らないことは知って欲しいと思います。

それから、番組の影響で「ひふみ投信」に大量の資金が流入するでしょう。

大量の資金の流入は、運用成績に悪い影響を与える可能性もあると思っています。

わたしは、長期で積み立てているので、短期の値動きはあまり気にしませんが、番組を見て買う人は、少し落ち着いて購入して欲しいなと思います。

一つの投資信託を番組で取り上げるのは難しいなと思いました。

短時間で、投資信託を説明するには限界があるからです。

投資は、あくまでも自己責任です。

自分できちんと理解をして投資をするようにしましょう。

【編集後期】

信号待ちをしていて追突されてから、2週間が経ちました。

まだ少し、ムチウチの症状が残っています。ムチウチになるのは、2回目ですが、ムチウチって完治する気がしないんですよね。

普通にしていれば、ほとんど大丈夫なんですけど、まだ少し痛みやハリが出るときがあります。

せっかく、ジョギングが習慣になりつつあったのに、悪いタイミングで事故にあってしまいました。

早くジョギングを再開したいな。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。