平成28年分の所得税の振替納税の振替日は4月20日、個人消費税の振替日は4月25日となっています。
振替納税を利用している人は預金の残高を確認して、引き落としができなかったということがないようにしましょう。
所得税や個人消費税の納付の方法
所得税や個人消費税の納付の方法としては、以下のようなものがあります。
・紙の納付書を金融機関に持っていき、現金で納付する
・振替納税
・ダイレクト納付やインターネットバンキングを利用する電子納税
・インターネットを利用してクレジットカードによる納付
どの納付方法にも、長所と短所がありますので、自分の状況に応じて、いいと思う方法で納付するのがいいでしょう。
今回は、振替納税の話になります。
3月15日までに、紙の納付書を利用して現金で支払った人であれば、所得税を納付したことは、随分前のことと思っているでしょう。
しかし、振替納税の場合は、支払いが1か月程度先になるのです。
振替納税とは、口座振替依頼書を税務署に提出することによって、税金が口座から自動的に支払われる制度です。
メリットは、最初に口座振替依頼書を提出してしまえば、あとは何もしなくていいので、手間がかかりません。
さらに、平成29年の場合は、所得税では本来の納付期限が3月15日に対して、振替納税の振替日は4月20日になり、消費税では、本来の納付期限が3月31日に対して、振替日は4月25日になります。
納税のタイミングを1か月程度も遅くすることができます。
一般的に、資金繰りでは、支払いを遅くした方が有利なので、資金繰りが厳しい人にとっては、利用する価値が高い制度です。
欠点としては、残高が足りなくて引き落としができなかったときに、本来の納付期限から延滞税が発生してしまうことがあります。
納税額が大きい場合は、振替日の翌日に慌てて納付したとしても、延滞税が発生してしまうことにもなりかねません。
さらに、本来の納期限から1か月以上も経っているため、振替納税のことを忘れてしまうことがあります。
振替納税のことを、しっかりと資金繰りの計算に入れておかないと、納付する額は同じでも、税金の負担感が大きくなってしまいます。
おすすめの納付方法
人によって違う部分はありますが、振替納税を1番におすすめします。
支払い日が1か月以上先になることと、残高さえあれば、納付漏れが発生しないメリットは大きいです。
手間の面でも、最初に口座振替依頼書を提出するだけですから、比較的簡単です。
紙の納付書を利用して現金で納付する方法は、この中で唯一、自宅で納付を終えることができません。
一番手間や時間がかかる方法と言っていいでしょう。
クレジットカードによる納付は、カードによりますが、引き落とし日が1か月から2か月後になるので、資金繰りの面では、優秀です。
しかし、決済手数料がかかりますので、クレジットカードのポイント還元率などを考慮して、有利かどうかを判断する必要があります。
クレジットカードによる納付や電子納税は、自宅で納付を終えることができますが、振替納税に比べれば、手間はかかります。
まとめ
確定申告から1か月以上も経っているので、つい振替納税の振替日のことを忘れてしまいがちです。
振替日と納税額をしっかり覚えておくようにしましょう。
また、可能であれば、振替納税の引き落とし口座は、常に余裕を持った残高になるようにしておくことをおすすめします。
【編集後記】
週末に、家庭菜園で育てているジャガイモの芽かきを行い、追肥も行いました。
一つの種イモから、2つくらいの芽を残して、他の芽を取り除きます。
芽かきと、気温が上がったせいか、この週末でジャガイモが生長した気がします。
今日の体重 74.2kg(ダイエット開始から△2.3kg) お腹周り 91cm(ダイエット開始から△5cm)