あるサービスや商品の購入を決めるときに、サービスや商品そのものよりも、担当者(人)で決める場合があります。
今回は、担当者で決めていい場合と決めてはいけない場合について書きます。
担当者で決めてはいけない場合
そもそも担当者が変わることが前提の場合は、担当者で決めてはいけません。
サービスや商品そのものではなく、担当者がいい人だから買ってみようかなと思うことはよくあります。
しかし、その会社では担当者は定期的に変わることが通常だという場合は、担当者に惚れて買うことはおすすめできません。
もちろん、その時の担当者の成績があがれば、それでいいというのであれば問題はないのですが。
そこまで担当者のためと思うくらいない仕方ないかもしれません。
しかし、通常はそこまで担当者に惚れることもないでしょう。
そうであるならば、サービスや商品そのものの価値で判断すべきです。
例えば、金融機関などは、通常担当者は数年で変わります。
A銀行の担当者がいい人だから、A銀行をメインバンクにしようと思っても、数年で担当者は交代してしまいます。
金融機関の場合、担当者は数年で変わりますが、メインバンクを数年ごとに交代するようではデメリットも大きいです。
一般的に長く継続して利用するサービスや商品などは担当者で決めるのはやめた方がいいでしょう。
生命保険や車などが該当します。
車も本当は、自分が気に入った車を購入するのがいいと思います。
しかし、決まったメーカーの担当者から購入すると決めてしまった場合、その他のメーカーの車は最初から選択肢を外れてしまうことになります。
生命保険の場合は、長い場合は一生続くものですから、なおさらです。
担当者で決めていい場合
担当者と書きますが、人で決めていい場合について書きます。
その人自身が提供するサービスを受けたいという場合は、人で決めた方がいいでしょう。
美容室、ネイルサロン、エステやマッサージなど、その人にやってもらいたいという場合は、人で選びます。
この場合、その人が店を移ったとしたら、自分も店を変えればいいのです。
サービス業に多いかもしれません。
税理士事務所もこういった選び方が向いている面もあります。
しかし、税理士事務所の場合、担当者や所属税理士が気に入ってその人にみてもらいたいと思ったとしても、顧問契約は税理士事務所とします。
そのことは覚えておいた方がいいでしょう。
担当者が辞めてしまったり、担当者変更があることもあります。
あくまでも税理士事務所と契約しているので、そういったことも珍しくはありません。
商品でいえば、職人さんが作った商品などが該当します。
その人が作ったスイーツだったり、作品を購入したいという場合は、人で選びます。
この場合も、その人が違う店で商品を売るようになったら、お店を変えればいいだけです。
まとめ
サービスや商品を選ぶ際は、サービスや商品そのものが自分にとっていいものなのかということがポイントです。
この人から買いたいとか、この担当者はいい人だから買ったあげようかと思いたい気持ちもわかりますが、本来はそういった選び方をするものではありません。
しかし、その人自身が提供するサービスや、その人自身が作った商品を買いたいというのであれば、話は別です。
そういった場合は、人で選んでも問題ありません。
むしろ人で選んだ方がいいでしょう。
こういった記事を書いていますが、わたし自身は担当者(人)も大事だなぁという思いがあります。
最近わたしが利用しているあるサービスの担当者が変わるということで思いつき、記事にしました。
そのサービスは、担当者で決めた訳ではありませんし、人数もそれなりにいる会社ですから、担当者が変わることは珍しいことではないでしょう。
そもそも、その担当者とは4~5回しか会ったことはありません。
それでも、「担当者が変わるのか」と言った気持ちが全くない訳ではありません。
せめて、自分自身が提供しているサービスでは、お客様がこういった気持ちを味わうことがないようにしたいなと思います。
【編集後記】
プロ野球では、今シーズンから申告制の敬遠が導入され、二段モーションもOKになるそうです。
個人的には、どちらもいい改正とは思いません。
申告制の敬遠は味気ない感じがします。
二段モーションは、見ていてスッキリしません。
個人的な意見ですが、二段モーションはカッコ良くもないです。
これで、二段モーションにする投手が増えそうですね。