値上げについてわたしなりに思うこと

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わたしの事務所がメインに使っている会計ソフト「マネーフォワードクラウド」の料金が改定されることになりました。

マネーフォワードクラウドの料金改定は初めてのことではなく、今までも何回かありました。

新しいサービスなので、提供しているサービスが向上してきているはずなので、料金の改定も仕方のないこととも言えます。

もちろん、創業以来赤字が続いていたが、上場してそうも言っていられないという事情もあるのかもしれません。

しかし、料金の改定の頻度や内容、あるいは説明方法などによっては、納得のいかないものになってしまう可能性は十分にあります。

郵便料金も10月から改定されるそうです。

82円が84円になり、62円が63円になるそうです。

ハガキの62円は、まだ値上げされて間もないのにと思った人も多いのではないでしょうか。

ただし、消費税分上がるというのはまだわかりやすくていいかなと思います。

消費税のあがるタイミングで、消費税が上がった分以上に値上げされることは多いですから。

これにも訳があって、普段はなかなか値上げできないから、このタイミングで今までの分も含めて値上げしようという考えがあるのだと思います。

マネーフォワードクラウドにしても、値上げをしたい気持ちはわかります。

しかし、今回の値上げは単なる値上げという感じでもないんですよね。

わたしが気になった点は2つあります。

1つ目は、会計単体でのサービスがなくなったことにより、単体で利用していた人にとっては、不要なサービスがついて値上げになったことです。

例えば、法人のベーシックプランで月2980円(税抜)で会計だけ利用していた会社の場合、他の請求書や給与、経費、マイナンバーなどのサービスがついて、月3980円になります。

法人のライトプランの利用で月1980円(税抜)で会計だけ利用していた会社の場合、他の請求書や給与、経費、マイナンバーなどのサービスがついて、月3980円になります。

他のサービスが必要ない人にとっては、かなりの値上げです。

特に、ライトプランを利用していた人にとっては、値段が倍になるというものです。

2つ目の気になる点は、月払いと年払いの金額の差が大きいということです。

今までは、年払いをすると、1年で1か月分の料金が安くなっていました。

例えば、ベーシックプランであれば、月払いの場合は月2980円で、年払いにすると、年32780円になります。

月払いで毎月払うよりも、年払いをすると1か月分お得ということです。

しかし、途中解約をしてもお金は戻ってこないと思うので、その点はしっかりと考慮する必要はあります。

それが、月払いが月額3980円で、年払いが35760円になるそうです。

月払いの12回分47760円よりも、年払い分35760円の方が、12000円も安くなります。

3ヶ月分も安くなるということです。

この料金設定はちょっと不思議ですよね。

恐らく、年払いを安くすることで、年払いを選ぶことによって、値上げの負担感を減らすことができますよというアピールだと思います。

さらに、年払いをすれば継続して使ってもらえるという意味合いもあるかもしれません。

マネーフォワードのホームページでも、年払いした場合の1ヶ月あたりの金額を書いてあるので、そういうことなのでしょう。

今まで月払いで利用していた人にとっては、年払いの注意点をしっかりと把握した方がいいです。

やめたい時にやめられないというのは結構なストレスなので、年払いをどう考えるかだと思います。

値上げというのは難しい問題です。

わたしは価格表をホームページに載せています。

今後値上げをしようと思うこともあると思います。

やはり、そのときは色々考えると思います。

新規のお客様はともかく、既存のお客様にも納得してもらわなくてはいけません。

値上げの負担感を減らす工夫をするのも良いのですが、やはり、最終的にはお客様に納得して頂けるような値上げにしないといけないなと思います。

ちなみに、今回のマネーフォワードの値上げは、税理士を通じでマネーフォワードの利用料を支払っている場合は、今まで通りのプランが利用できるようです。

その場合は、税理士が公認メンバーの年会費というものをお客様の代わりに値上げ分として支払っているような感じになるのかなぁと思ってしまいます。

お客様でマネーフォワードクラウドを利用している方がいるので、お客様にとって、どう対応するのがいいのかを考えて、自分がどう対応するのがいいのか考えます。

現時点では、おそらく、お客様にはわたしを通じてマネーフォワードクラウドを使ってもらうことを提案することになるのかなぁと思っています。

今回のマネーフォワードクラウドの値上げで、改めて値上げすることの難しさを感じました。

【編集後記】

クレジットカードの明細に心当たりのない請求がありました。

GOOGLEと書いてあったので、GOOGLEに問い合わせようと思ったのですが、GOOGLEは色々なサービスを提供していて、どのサービスに問い合わせていいのかなかなかわからずに困ってしまいました。

結局結構な時間をかけて、2人の人とチャットをして、調べてもらうことになりました。

結果が出るまでまだ日数がかかるみたいです。

結果として、「あーあれか!」となると思っているのですが、問い合わせ先がなかなかわからないというのは、大きなストレスだなと思いました。


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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。