「マンガ-の投資術」は、タイトルの通り、投資家向けの本なのですが、投資をやらない人にも参考になる部分が多くあります。
チャーリー・マンガーは、バークシャー・ハザウェイの副会長です。
バークシャー・ハザウェイとは、アメリカにある世界最大の持株会社で、かの有名なウォーレン・バフェットが会長兼CEOを務めています。
ウォーレン・バフェットは知っていても、チャーリー・マンガーのことを知っている人は少ないかもしれません。
わたしも知りませんでした。
投資に関しては、現金のポジションを多くして、暴落時に買うという方法などがすすめられています。
今回は、わたしが投資以外にも役に立つと思ったことを書いていきます。
能力の範囲 自分が何を知らないかを知っていることは、優秀であること以上に価値がある
投資の世界では、わからないものには投資をしないという考え方があります。
これは仕事、あるいは人生においても同じだと思います。
いくら知識が豊富な人でも、知らないことは山ほどあります。
税理士で言えば、全ての税金について完璧にわかっている人はいません。
自分は知らないということを知ることはとても大切なことです。
似たような言葉に次のような言葉もありました。
知恵の始まり 自分が何を知らないかを認識すれば、知恵が生まれる
知らないことが沢山あるということを忘れてはいけません。
自信過剰 賢い人は自信過剰に陥りやすいがゆえに、大惨事を免れることができない
これも少し似ている部分があるかもしれません。
自信は必要なものだと思いますが、自信過剰には気をつけなくてはいけません。
次の言葉などは、まさに税理士にとって参考になる言葉です。
節税対策 長い生涯のなかで多くの人がさまざまな過ちをおかすのを目にしてきたが、本当に愚かな過ちの典型的な原因となるのが、過剰の節税である
税理士としても、肝に銘じて、節税が目的にならないように気をつけなくてはいけません。
一つずつ 目覚めたときよりも少し賢くなっているように心がけて日々を過ごしなさい~毎日少しでもいいから前に進もうと努力しなさい
これもいい言葉ですね。
人間は前に進むことをやめてしまったら、進歩が止まってしまいます。
毎日少しずつでも前進していけるように頑張っていきましょう。
次の言葉も珠玉の言葉です。
キャリアについての助言 良いキャリアを築くためのルールが三つある。(一)自分自身が買おうと思わないものを売らないこと、(ニ)尊敬しない人のために働かないこと、(三)いっしょに仕事をして楽しい人々とだけ働くこと
この3つのルールを守るのは、独立をしていないと難しいかもしれません。
逆に、独立をしているならば、この3つのルールを守ってみたいものです。
過ちをおかす 多くの過ちをおかすことなく、満足できる人生を送ることはありえない。過ちをおかすことで、次から対処できるようになる
人間誰でも間違えることはあります。
間違えることを前提で、色々な物事をすすめなくてはいけません。
そして、間違ったら、その間違いを次回以降にいかす工夫が必要でしょう。
読書 私が出会った賢人はいつも読書をしていたー全員だ
読書好きのわたしにとっては、ありがたい言葉です。
本の中で紹介されている言葉をいくつかあげてみました。
どうでしょうか、投資とは関係なく考えても、いい言葉が多いと思いませんでしょうか。
ここで紹介した言葉は本に書かれている言葉のごく一部です。
他にも素晴らしい言葉がたくさん書かれていますので、興味のある方はお読みになってみてはいかがでしょうか。
もちろん、考え方が合わない部分もあると思うので、自分に合う言葉だけを参考にするということでいいと思います。
【編集後記】
今日は「相続税の申告と書面添付」という研修を受けてきました。
相続税については、今後も積極的に研修を受けていきます。
そして、今後は書面添付も標準にしたいなと思っています。