MFクラウド確定申告でデータを引きつかずに翌年度の入力をしていた人は、確定申告が終わったら、データを確定して繰越そう

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個人事業主の場合は、1月1日から12月31日で期間を区切って所得を計算します。

ですから、会計データの期間も1月1日から12月31日までとなっています。

事業年度の関係で会計ソフトの中には、繰越という作業をしないと翌年の入力ができないようになっているものもあります。

しかし、MFクラウド確定申告では、確定申告が終わっていなくとも、翌年の入力をすることができます。

その場合には、確定申告が終わったら、前年のデータを確定して繰越すという作業が必要になります。

MFクラウド確定申告で翌年のデータを入力する方法

会計ソフトでは、事業年度が決められていて、異なる事業年度のデータは入力できないようになっていることが多いです。

ですから、通常は月と日だけを入力します。

例えば、2017年10月7日の入力をするときは、「10/7」というように入力します。

2017年のデータを開いているときには2017年の分しか入力をすることはできないので、月と日だけ入力すればいいのです。

MFクラウド確定申告でも、2017年の入力をする画面では、2018年のデータを入力することはできません。

2017年の確定申告は、通常は2018年の2月か3月に行います。

2017年の確定申告が終わるまでは、2017年のデータは確定しません。

しかし、確定するのを待っていたら、2018年1月のデータを入力するのが遅くなってしまいます。

会計データをリアルタイムで把握するためにも、確定申告の作業と並行しながら、2018年の入力を進める必要があります。

そこで、データを確定しなくても2018年のデータを入力できる方法があります。

MFクラウド確定申告の画面の「決算・申告→次年度繰越」をクリックします。

次の画面で、「次年度に移動」をクリックします。

これで、2017年のデータを確定しないまま、2018年のデータを入力できるようになります。

確定申告作業中は何年分のデータを入力しているかを常に確認する

1月から3月の確定申告作業中は、常に何年分のデータを入力しているかを確認するようにしましょう。

例えば、2018年2月に2017年の確定申告作業するのであれば、画面右上の事業年度が2017年になっていることを確認します。

2017年の確定申告が終わっていないけれど、2018年の1月分のデータを入力するのであれば、画面右上の事業年度が2018年になっていることを確認します。

1月から確定申告が終わるまでは、2017年や2018年を行ったり来たりしますので、必ず、自分が今どの事業年度のデータを入力しているかを確認するようにしましょう。

ここは、会計データの扱いになれている人であっても、たまに間違えるところですので、十分に気をつけましょう。

確定申告が終わったら、前年のデータを確定して繰越す

2017年のデータを確定せずに2018年のデータを入力していましたので、確定申告が終わったら、忘れずに2017年のデータを確定して繰越すという作業をしましょう。

2017年のデータであることを確認してから、「決算・申告→次年度繰越」をクリックします。

次の画面の下の方にある「この会計期間の期末までの仕訳入力を制限する」にチェックマークを入れてから、その下の「確定して移動」をクリックします。

これで、2017年のデータが確定します。

仕訳の入力制限は、期中でもできます。

例えば、5月までのデータが確定したのなら、5月以前の会計データは入力をできないようにすることができます。

いつの仕訳までが確定したかは、「会計帳簿→帳簿管理」をクリックすることで確認できます。

2017年のデータを確定すると、上図の赤枠の部分が「2017/12/31」となります。

データを確定しなくても、2017年12月31日以前の仕訳の入力制限をかけることができます。

上の画面の制限日付が2017年12月31日となっているからといって、2017年のデータが確定しているとは限りませんので、ご注意ください。

MFクラウドのサポートに確認したところ、前年のデータを確定して繰越したかどうかを画面で一発で確認する方法がないそうです。

もし、2017年12月31日で仕訳の入力制限をかけて、確定申告後にデータを確定して繰越したかどうかを忘れてしまった場合は、2017年の確定残高と、2018年の開始残高が合っているかを確認する必要があります。

12月31日で仕訳の入力制限をかける場合は注意しましょう。

まとめ

確定申告が終わるまで、翌年の入力をしないという人も多いかもしれません。

しかし、会計データは溜めずに入力した方が間違いも減りますし、新年度の月次損益を早く把握することができます。

そのためには、新年度になったら、データを確定せずに翌年度へ移動をして翌年度の入力を進めましょう。

そして、確定申告が終わったら、忘れずに前年度のデータを確定して繰越すようにしましょう。

【編集後記】

「この世界の片隅に」が実写でドラマ化されるそうです。

映画が良かっただけに、実写化となると複雑な気持ちです。

例え、すずさんをのんさんが演じたとしても、アニメを超えられるかどうか。

それでもまずは、期待したいですね。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。