ツイッターなどで意見をぶつけ合っていたりしている人を見かけます。
ツイッターの場合、文字数が限られているので、議論がかみ合っていないなぁと思うことがよくあります。
特に、目指しているものが違う人が同じ立場で議論をしても、話がかみ合わなくて当然かなぁと思います。
前提となる条件を確認する
誰かと話をする場合には、前提となる条件を確認する必要があります。
例えば、見ず知らずの人と話す場合、「こんにちは」とか「はじめまして」といった言葉から会話がスタートします。
そして、世間話などをしながら、相手がどんな人かを探りつつ会話が進むことになります。
これが、ツイッターになると、相手がどんな人か知らないのに、相手の意見に対して自分の意見をぶつけている人をよく見かけます。
拡大を目指している税理士(A)と拡大を目指していない税理士(B)を例に取ります。
(A)と(B)はお互いを知らないという前提です。
(A)が、「仕事を選んでいてはだめだ」とつぶやきます。
これに対して、(B)は「安いは仕事はやりたくない、やりたくない仕事はうけない」とつぶやきます。
(B)のつぶやきは、(A)に対するエアリプだと思ってください。
第3者がエアリプだと思って、(A)と(B)のつぶやきを読むと、「同じ税理士なのに、言うことが違うんだなぁ、どっちが正しいんだろう」と思うかもしれません。
しかし、そもそも、この(A)と(B)のやり取りは、目指す方向性が全く違う2人がやりあっているつぶやきなので、言うことが違って当たり前です。
議論にはなりません。
議論をするのであれば、お互いの考え方を知ったうえでないと成立しません。
ツイッター上では、考え方の前提条件が違う人同士が、前提条件を無視してやり合っていることが多いように思います。
どっちが上とか下とかはないし、どっちが偉いということもない
先ほどの考え方で、拡大を目指している税理士と、拡大を目指していない税理士で、どっちが上とか、どっちが偉いとかはないと思っています。
ですから、意見が違って当たり前だし、どちらかが正しくて、どちらかが間違っているという訳でもありません。
拡大を目指すのであれば、仕事を選んでいる場合ではないかもしれませんし、拡大を目指さないのであれば、仕事は選んだ方が上手くいくかもしれません。
お互いの前提が違うのに、議論をしても意味がないように思います。
人はついつい比較したくなりますし、人よりも上に立ちたがる人もいます。
だから、考え方の違う人が、自分の土俵に入り込んで議論を仕掛けてきたとしても、相手にしないのがいいのかもしれません。
特に、それがツイッターのエアリプであれば、無視するしかないでしょう。
相手をすると自分が疲弊してしまいます。
ただし、世間一般的には、拡大を目指している方が上、あるいは偉いと思っている人が多いのではないかと思っています。
拡大を目指さない方が少数派かもしれません。
少数派の意見は数の論理で言うと負けてしまいます。
その点も気にしないようにするしかありません。
多数派が常に正しい訳でもありませんし、多数派が偉い訳でもありません。
まとめ
ツイッターでかみ合わない議論を見かけることが多いような気がしたので、記事を書いてみました。
普段でも、考え方の違う人や、目指す方向の違う人から、自分には合わない意見を言われることや、自分を否定されることもあると思います。
そういった時は、前提条件が違うんだからと割り切ることも必要でしょう。
もちろん、考え方や前提条件が違うからと言って、全てにおいて意見が対立する訳ではありません。
共通して参考になることも多くありますので、そのあたりの意見や情報の取捨選択も大事になってきます。
【編集後記】
記事中に「エアリプ」という言葉を使っていますが、最近知った言葉です。
わたしはツイッターに詳しくないので、ツイッター用語もよくはわかりません。
パクツイ、TL、ボット、リプ、ふぁぼ、鍵垢などは、見たことはありますが、詳しい意味はよくわかっていません。