年金はあてにならないから、加入せずに自分で貯めると思っている人は良く考えて!

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最近何かと年金が話題になっています。

今回は、国民年金の第1号被保険者を対象として書く記事です。

国民年金の第1号被保険者の中でも、主に個人事業主向けに書きます。

会社員の人は、自分の意思に関係なく厚生年金に加入しますから、そもそも加入しないという選択肢はありません。

個人事業主も、国民年金の加入は選択制ではありませんから、本来は加入しないという選択肢はないのですが、国民年金保険料を支払わないという選択をしている人はいると思います。

そういった方に向けて書きます。

年金はあてにならないから自分で貯めるは、基本的には損

国民年金の一部は税金でまかなわれています。

また、支払った国民年金保険料は全額所得税を計算するうえで控除されます(所得税と住民税が安くなる)。

障害基礎年金や遺族基礎年金などもあります。

こういったことを考慮すると、国民年金分を自分で貯めようと思ったら、本来の国民年金保険料よりも、多くのお金を毎月貯めないといけないことになるでしょう。

国民年金は生きている限りもらえる年金ですから、長生きすればするほど生涯でもらえる年金は多くなります。

自分で貯めたお金は使った分だけ減ってしまいますから、長生きしたときの備えとして不安があります。

毎月16,410円の保険料を納めることで、65歳以降毎年78万円程度もらえることになります。

今後減額される可能性はありますが。

これを簡単に計算をすると、40年間で支払う保険料の総額は、約788万円です。

ということは、75歳まで生きれば、だいたい元をとれる計算になります。

さらに、先ほど書いたように障害基礎年金や遺族基礎年金などもあります。

また、40年間の所得税と住民税を合わせた平均の税率が20%である場合、20年間で、約157万円ほどの所得税と住民税が安くなったことになります。

税金が安くなった分まで考慮すれば、73歳で元がとれます。

では、自分でこの分を貯めようと思ったら、いくら必要になるのでしょうか。

自分では何歳まで生きるかわかりませんから、仮に90歳まで生きると仮定します。

80歳までと仮定して、それより長生きしたらお金が尽きてしまいますから、長めに仮定せざるを得ません。

78万円×25年=1,950万円

これに、障害基礎年金や遺族基礎年金に相当する分として、民間の生命保険に加入します。

保険料はわからないので、仮に毎月8,000円とします。

1,950万円を40年間で貯めるとすると、

1,950万円÷40年÷12月=40,625円

生命保険料8,000円と合わせると、毎月48,625円ということになります。

国民年金保険料をきちんと支払っていれば、毎月16,410円で済むところが、その分を自分で貯めようと思ったら、毎月48,625円を貯めなくてはいけないという計算になりました。

しかも、40年間で157万円ほど、税金を多く支払うことになります。

さらに言うと、これだけ貯めて年78万円です。

今回話題になっているように、年金以外に2,000万円貯めるということとします。

2,000万円を40年間で貯めるとすると、約月41,600円になります。

48,625と41,600円を合わせると、約9万円です。

これは、40年間に渡って貯める場合です。

今40歳の人であれば、20年間はもう過ぎてしまっています。

もし、現時点で貯金がほとんどないということであれば、毎月貯めなくてはいけないお金はもっと増えます。

年金を支払わないのは損だとわかって頂けるのではないでしょうか。

また、年金で足りない分を自分で用意する方法の一つに個人型確定拠出年金(iDeCo)があります。

個人型確定拠出年金は高い節税効果がありますので、年金で足りない分のお金を用意するのに積極的に利用したい制度です。

しかし、個人型確定拠出年金は、国民年金保険料を納めていないと加入できません。

自分でお金を貯める場合は、国が用意している一部の優遇制度を利用することができないことになります。

本来であれば、個人型確定拠出年金、小規模企業共済、つみたてNISAなど、国が用意している税制上の優遇制度を利用して、国民年金だけでは足りない分の準備をするのがいいでしょう。

そのための基礎が国民年金と言えます。

その基礎もなし、優遇制度もなしに、自分でお金を貯めることは本当にもったいないことだと思います。

まとめ

国民年金保険料を支払っていない人が、今回のニュースを聞いて、やっぱり年金はあてにならないと思ったとしたら、よく考えてみてください。

会社員は、自動的に給与から厚生年金保険料が天引きされますので、支払わないという選択がありません。

国民年金保険料は、支払わないということができてしまう可能性があります。

最近は、一定の所得がある人については、差し押さえや強制徴収がされるみたいですが。

国民年金保険料を支払わなかったとしたら、将来どうなるのか。

よく考えたら、国民年金保険料を支払わないという選択肢はなくなるのではないでしょうか。

所得が少なくてほんとうに保険料が支払えないという人は免除の申請を、学生で支払えないという場合は、学生納付特例制度の手続きを忘れずにしておきましょう。

これらの手続きをしないで、未納の状態になると、障害基礎年金を受け取ることができないなどの状況に陥ることがあります。

国民年金や厚生年金は、みんなが加入する制度です。

不満があったとしても、加入をして保険料を支払わなくてはいけません。

しかも、保険料を支払わずに、その分を自分で貯めるとなると、本来支払うはずの保険料よりもかなり多くのお金を自分で貯めなくてはいけません。

もし、国民年金保険料を支払っていないという人がいましたら、もう一度よく考えなおしてみてください。

【編集後記】

昨日の午前中に庭で蜂の巣を発見しました。

巣の大きさは3~4cm程度で、蜂は7~8匹ほどいました。

蜂の動きはそれほど活発ではありませんでした。

庭で蜂の巣を発見したのは初めてだったので、慌ててネットで調べました。

どうやら蜂は、アシナガバチのようで、まだ小さな巣であれば、自分で駆除も可能ということでした。

ホームセンターで、殺虫剤とレインコートを買って、夕方になるのを待って駆除しました。

蜂が襲ってきららどうしようと怖かったのですが、殺虫スプレーは強力で、蜂が飛び立つ間もなく駆除することができました。

※蜂の巣の駆除は危険を伴いますので、自分で処理する際は十分に注意をしてください。

千葉市、四街道市、佐倉市を中心に地域密着を目指している「渡邉ともお税理士事務所」のホームページはこちら

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渡邉 朝生
1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。

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1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。