闇営業問題は他人ごとではない、開業当初は特に注意が必要

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芸能界で闇営業問題が大変な騒ぎになっています。

独立している税理士、とくに開業間もない税理士にとっても、これは他人ごとではありません。

闇という言葉から誤解も生じると思いますが、「闇営業」の「闇」は事務所に対しての闇(事務所に言っていないということ)だと思います。

「闇」という言葉が、反社会的という訳ではなく、あくまでも芸能事務所に対して「闇」で営業をしていたということだと思います。

一般的に言えば、今話題の副業ですよね。

ですから、闇営業自体は事務所と芸能人との間の契約上の問題であって、こんなに大騒ぎをすることではありません。

今回問題になっているのは、知らなかったとはいえ、詐欺グループの仕事をしてしまったからです。

ネットのコメントなどでは、芸能人についてぼろくそ言われています。

特に最年長者の宮迫さんについては、そこまで言うかというくらいひどく言われています。

今回芸能人が本当に知らなかったのかどうかはわかりませんが、このことは、税理士にとっても他人ごとではありません。

反社会的勢力とは知らずに仕事を引き受けてしまう可能性はゼロではないからです。

特に、お客様を持たずに独立した場合などは、最初の内はどんな仕事でもやってお金を稼ぎたいという気持ちがありますので、注意が必要です。

会って少し話しただけでは分からないことも多いと思うので、そのあたりの感覚は強めに意識しておかなくてはいけません。

初めて会った時に、何らかの違和感を覚えたときは、さりげなく質問するなどして、その違和感を消しておいた方がいいです。

契約後に気づいても、契約を解除するには物凄く気を使うことになります。

反社会的勢力ではなくても、納税意識が著しく低い人や、お金を支払う気がない、あるいはことあるごとに値引き交渉をしてくるような場合も注意が必要です。

納税意識が著しく低いとは控え目な言い方で、普通に言えば、脱税志向ということになります。

脱税志向の人の場合、こちらが何のために仕事をしているのかわからなくなります。

独立をして仕事をするということは、どんな人と仕事をするかを自分で選択しなくてはいけません。

そして、その結果は全て自分に跳ね返ってきます。

一時的に売上があがるからいいやと思ってしまうと危険です。

最初からそういった仕事はやらないとはっきりと決めておかないと判断が鈍りますし、ちょっとした違和感を見逃してしまう危険性があります。

今回の闇営業問題は、税理士にとっても他人事ではないと思うようにしましょう。

【編集後記】

先日、銀行のATMを利用していたら、隣の女性(60代くらい)から「入金したいんだけどやり方教えてもらえますか?」と声をかけられました。

4時過ぎだったせいもあって、周りを見渡しても銀行の人は見当たりません。

預け入れくらいならと思い、教えてあげました。

「ありがとうございました。」

と言われましたが、少したってから、「もしかして、何かの詐欺にあわれてお金を預け入れてしまった可能性はないかな」と思いました。

そのときは振込ではなく預入だからと気軽に教えてしまいましたが、騙してキャッシュカードを受け取り暗証番号を聞き出す詐欺もあるいみたいです。

その人は、キャッシュカードではなく、通帳のみで預け入れをしていました。

考え過ぎかもしれませんが、他人にATMで操作を教える際は、その人が詐欺にあわれていないか確認した方がいいかもしれないですね。

銀行の人がいる場合は、銀行の人を呼んだ方が安心でしょう。

困った世の中になったものです。


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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。