最近はネットの意見が、世間を代表する意見みたいに言われることがあります。
何かのニュースに対して、「ネットで賛否」みたいなことを聞くこともあると思います。
あたかも、世間の人がみんなそのニュースに注目しているかのような書かれ方をしたりします。
しかし、ネットの意見は、世間全体のごく一部の意見であることも多いと思います。
ネットの声がニュースになる時代
最近は、テレビでネットの声を紹介することが増えています。
中には、ネットのデマ情報を確認せずにテレビで紹介してしまうこともあります。
それだけ、ネットの声が世間の声として認知されているのだと思います。
しかし、そのネットの声は、世間一般の人の大多数の声かと言うと、そうでもないと思っています。
芸能人のインスタなどが、「ネットで賞賛」などと書かれたネット記事などがあり、それがテレビで紹介されることもあります。
しかし、賞賛している人はごく一部の人ということがほとんどではないかと思っています。
こういう時代ですから、ネットの声=世間の声と思ってしまう人が少なくないのかもしれません。
ネットを見る人は多いが、コメントをする人の割合は多くないと思う
今の時代、ネットを利用する人は多いと思います。
しかし、ネットのニュースや芸能人のインスタなどにコメントを残す人はそこまで多くないと思っています。
また、コメントを残す人は、色々な場面でコメントを残すので、コメントの数が多いからと言って、それが世間の多くの人の声とは言えないのではないかと思っています。
実際にネットをよく見るが、コメントは一切しないという人の方が、コメントをする人よりも圧倒的に多いのではないかと思います。
わたしも、ヤフーなどのネット記事をよく見ますが、コメントをしたことは一度もありません。
例えば、10,000人のうち100人がネットにコメントをするとします。
割合にすると、1%です。
そして、100人のコメントをする人の中の70人が同じようなコメントをしたとします。
この場合、コメントの7割が同じような意見ということです。
コメントだけ見ると、その意見が世間の大半の意見のようにも思えます。
しかし、コメントをしている人は、あくまでも世間の人の1%に過ぎません。
たまたま、ネットでコメントをする人にとってはそういった意見になっただけかもしれません。
その1%が世間一般の意見を代表しているとは限らないと思います。
まとめ
ネットの意見がテレビでも紹介されることが当たり前の時代になりました。
テレビの影響は今でも大きく、テレビで紹介されると、それが世間の多くの人の意見のように思えます。
しかし、ネットにコメントを残す人の割合は決して多くないと思います。
一部の人の意見が、あたかもみんなの意見と思うことは判断を誤る可能性もあります。
ビジネスをしていても同じことだと思います。
税理士事務所も、専門特化が必要だとか、拡大が必要だとか言われ、まちの税理士事務所はオワコンだと思っている人もいるかもしれません。
しかし、そういったことを言っているのも、割合からするとごく一部の人に過ぎません(恐らくですけど)。
安易にネットの意見=みんなの意見とは思わないようにしましょう。
【編集後記】
娘の熱も下がり一安心。
先日の編集後記で娘が初めて38度以上の熱を出したと書きましたが、2回目だそうです。
わたしの頭の中では、1回目のときは38度まで行かなかったと記憶が変換されていたようです。
人間の記憶って曖昧なものですね。
アイキャッチ画像は、四街道市のプレミアム商品券です。
よつぼくんがいますが、よつぼくんの知名度ももう少し上がって欲しいなと思っています。