わたしが働きながら税理士試験合格のためにやったこと

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3回続けての税理士試験ネタになりますが、今回はわたしが合格のために気を付けていたことを書いてみます。働きながら合格をめざす人の参考になればいいなと思います。

専門学校の試験でいい点を取るための勉強をしない

専門学校の試験でいい点を取って油断してしまう人がいます。もちろん本人にはそのつもりはないでしょうけれど。専門学校の試験、特に基本的な内容の試験の場合は専門学校の授業を受けて復習をしていればいい点が取れるようになっています。この試験でいい点をとるにこしたことはありませんが、いい点を取ったからといって満足しないようにしましょう。

専門学校の試験と違って、本番の試験は落とすための試験です。勉強はあくまで本番の試験で合格点をとるためにするものだということをひとときも忘れないようにするべきです。

こまめに勉強する

働きながらの受験生にとって、一番苦労するのは勉強時間を確保することだと思います。平日はまずまとまった時間は取れません。まとまった時間が取れないから勉強できないと言っても仕方がないので、細かい時間を利用して勉強するしかありません。

わたしは少しでもいいからなるべく毎日勉強するようにしていました。15分程度の時間でも勉強する効果はあると思います。こまめに勉強をすると習慣にもなります。朝の30分や電車の中での15分、帰ってからの1時間とか、作り出せば時間は意外にあるものです。

本当に残業が多くて精神的、体力的にいっぱいいっぱいの人はその状況を変えることから考えたほうがいいかもしれません。環境を変えてでも時間を作らなければ合格は見えてきません。

15分で出来ること、30分で出来ること、1時間で出来ることを自分でわかっていると時間を上手く使うことが出来ます。

平日はこまめに勉強をして、週末にはまとまった時間で計算の総合問題を解くなどメリハリの効いた勉強方法を試してみましょう。

本番に向けて調子をあげていく

税理士試験の1~2か月前に、ピークをむかえてしまう人がいます。勉強が順調に進んでいると6月終わりころには勉強が一通り出来てしまいます。理由はわからないですけど、そこから本番に向けて調子を落とす人がいます。

わたしは、本番にピークを持っていけるように心がけて勉強をしていました。

4月や5月頃までは基本的な勉強を繰り返し、6月頃から仕上げにかかり本番にピークを持っていく感じです。4月や5月は個別の論点はおさえますが、この時点で本番レベルの総合問題が解ける必要はないと思っています。

逆に個別の論点がおさえられていなかったら、本番レベルの総合問題を解いてもあまり意味がないように思います。

極端なことを言ってしまえば、本番の前日までは合格圏内に入っていなくてもいいのです。最後に合格圏内の下の方に滑り込めるように調整しましょう。

当たり前だが、本番の2時間はものすごく大事

試験当日を目標に仕上げたとしても、本番の2時間で失敗すればすべてが水の泡です。

本番の2時間で考えることは、合格圏内に入る可能性が最も高くなるような答案を作ることです。1,000人中100人が受かるのであれば、10番に入る必要はなく90番から100番に入ればいいのです。

本番は時間との戦いです。1,000人中10人しか解けないような問題に時間をかけるべきではありません。1,000人中300人以上は解けるような問題をひとつでも多く正解するようにしましょう。そうすれば90番から100番が見えてくるのではないでしょうか。

理論などは自分が覚えている問題が出ると、ついつい書きたくなってしまいます。書きすぎて時間を使いすぎるのは大問題です。時間が足りなかった、あと3分あれば合格できたというような失敗をするべきではありません。とにかく2時間で合格する答案を仕上げることに集中しましょう。

最後まであきらめない

働きながらの勉強は自分に言い訳をしやすいです。仕事が忙しいからと自分に負けそうになります。心が折れそうになります。

しかし、あきらめた時点でその年の不合格が決まってしまいます。簡単にあきらめないためにも、最初に書いたようにこまめに勉強することをおすすめします。勉強の間隔があけばあくほど、自分に負けそうになります。

合格するためには自分が頑張るしかありません。働きながらの勉強は本当に大変なことだと思いますが、最後まであきらめずに頑張りましょう!

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。