事業を営むうえで、ストーリーを描けるかどうかは大切です。
ストーリーを描くことなく、むやみに頑張っていても、その先に何があるのかわかりません。
もしかしたら、自分が行きたいと思っている方向とは逆方向に進んでいるかもしれません。
がむしゃらにやることがいい場合もあるかもしれません。
それでも、時には立ち止まって進行方向を確認することが大切です。
自分がどうしたいのか、どうなりたいのか
事業を営むうえで、自分がどうしたいのか、どうなりたいのかを考えるようにしましょう。
例えば、飲食店業を営むうえで日本一という目標をたてたとします。
飲食店業にかかわらず、日本一という目標を立てることは珍しいことではないでしょう。
しかし、日本一と言うのはわかりやすいようで、わかりづらい目標です。
何が日本一なのか。
売上、利益、味、お客様満足度、従業員満足度、日本一を目指すものは色々あります。
そして、日本一を目指すのは何故なのか、という疑問もあります。
日本一を目指す理由には、地位や名声を得たい、お金を得たい、お客様に満足してもらいたい、従業員に満足のいく給料を払いたい、などが考えられます。
仮に日本一を目指す理由が、地位や名声、お金のためであってもいいと思います。
しかし、そう言ったことを考えずに、漠然と日本一になりたいと思っているのであれば、ストーリーがあるとは言えないでしょう。
ストーリがあるから、前に進むことができる
ただ漠然と日本一を目指していると、壁にぶつかったときに、前に進むことができなくなってしまいます。
俺は何をやっているんだろう、とか、何故、上手くいかないんだろうと思ってしまって、目標を見失ってしまいます。
例えば、日本一を目指す理由が、地位や名声を得たいという場合で、地位や名声を得たうえで、その地位や名声を利用して市長になって、地元の街を活性化したいということであれば、ストーリーを描くことができます。
壁にぶつかっても、その先に、地元を活性化したいという気持ちがあれば、前に進むことができるのではないでしょう。
目標が、そのような立派なことでなく、お金を得て、家族で幸せに暮らしたいということであれば、家族旅行をしたり、美味しいものを食べたりという幸せな暮らしのために、前に進むことができるでしょう。
それが、従業員の幸せのためであれば、従業員が幸せに暮らす姿を思い描くことで、前に進むことができるかもしれません。
いずれにしても、ただ単に日本一を目指すとか、お金を稼ぎたいとか、地位や名声を得たいということではなく、その先にあるストーリーを描くことが大切です。
まとめ
事業を営むうえで、ストーリーを描くことの大切さについて書いてみました。
このストーリーの大切さは、自分だけでなく従業員にも影響を与えます。
経営者がどんなストーリーを描いているかを従業員が理解していれば、会社一体となって前に進むことができるでしょう。
ただ生活のため、ただお金のために働いているというのでは、仕事も楽しくなくなってしまいます。
目標も持ちづらいです。
自分は、ああなりたい、こうなりたいというストーリーを描くことで、前に進むことができますし、自分が思うような人生を歩むことができるのではないでしょうか。
もし、自分の事業にストーリーを描いていないというのであれば、一度立ち止まってストーリーを描いてみることをおすすめします。
【編集後記】
朝、芝生に水を撒いていると、芝生の上をトカゲが水から逃げるように走り去っていきました。
トカゲなんて久しぶりに見たなぁ。
庭にこういう生物がいるのもいいものだなぁ、と思いつつ、大量に発生しているアリ対策を考えています。
人間って、勝手な生き物ですね。
夏野菜の収穫時期です。ミニトマトの一度の収穫としては、今までで一番多く採れました。