自分のスタイルができるのには時間がかかるが、最低限の粗利はすぐにでも確保すべき

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同じ独立をしたての人でも、最低限の粗利を確保できなければ生活もできないという人もいれば、利益がでなくても生活には困らないという人もいます。

今回は、最低限の粗利を確保しなければ生活ができないという人を前提に記事を書いていきます。

売上を確保しないで独立をした場合はとにかく売上をあげること

独立する前からある程度の売上があがる見込みがついている人はいいのですが、独立時点では売上見込みがゼロの人の場合は、とにかく売上をあげなくてはいけません。

売上がゼロである以上、赤字は確定です。

売上がなければ、いくら経費を削減しても黒字にはなりません。

資金も減る一方です。

半年分くらいの生活費が貯金としてあればいいのですが、貯金がない場合は、猶予がありません。

売上をつくることができなければ、事業も継続できないですし、生活をすることもできなくなります。

貯金がつきる前に売上をあげなくてはいけないのです。

自分のスタイルも大事だが、事業が継続できてこそ

せっかく独立をしたのだから、自分のスタイルを貫きたいという人も多いでしょう。

気持ちはわかりますが、自分のスタイルを貫くことができるのも、事業が継続できてこそです。

事業を継続するのに最低限の粗利も確保できていないのに、自分のスタイルにこだわりすぎるのは問題です。

粗利というと、率が大事ということをよく聞くと思います。

しかし、最低限の粗利を確保するまでは、率よりも額が大事です。

例えば、最低限の粗利が月30万円で、目標の粗利益率が50%の場合を考えてみます。

売上が月20万円しかなかったら、粗利益率が100%でも最低限の粗利額を確保できません。

逆に、粗利益率が目標に届かない40%だとしても、売上が80万円あれば、粗利益額は32万円となり、最低限の額を確保することができます。

独立したての場合は、多少自分のスタイルを犠牲にしてでも、最低限の粗利益額をあげるべきでしょう。

これ以上はやらないというラインを決めることと、方向転換できることも大事

独立をしたら最低限の粗利を確保することは大事なのですが、これ以上はやらないというラインも決めておく必要があります。

そもそも何のために独立をしたのか、など忘れてはいけないこともあります。

これ以上やったら、独立をした意味がないというのであれば、そのラインは越えずに事業を一旦は終えるという判断をしなくてはいけないかもしれません。

一時撤退をして再びチャンスを伺うという道もあるかもしれません。

方向転換をすることができることも大切です。

独立直後だからやるけれども、最低限の粗利を確保したら方向転換して、自分のスタイルを目指せばいいのです。

最低限の粗利を確保するためにやったことが、後から方向転換できないのでは、これまた何のために独立をしたのかわからなくなってしまいます。

まとめ

独立をしたら、最低限の粗利を確保する必要があります。

自分の思うような仕事だけでは最低限の粗利を確保できないというのであれば、気が進まない仕事でもやらなくてはいけないことも出てくるでしょう。

しかし、これ以上はやらないというラインは守った方がいいし、後から自分のやりたい方向に転換できることも大切です。

独立直後から自分のスタイルを貫くことは難しいです。

まずは、最低限の粗利を確保しながら、少し時間がかかってでも自分のスタイルを確立できるように進んでいきましょう。

【編集後記】

以前、カレーについての記事を書いていました。

「いちばんおいしい家カレーをつくる」を読んで、欧風カレーを作ってみた

2017.08.21

今日は、本に載っていた「ファイナルカレー」を作ってみました。

同じ本に載っている欧風カレーよりも、手間もかかりますし、スパイスも使うので、難易度も上がります。

自分で作ったという面が強いかもしれませんが美味しくできました。

しかし、スパイスを使ってカレーを作ったのは初めてなので、スパイスの量をどう調節したら味がどうなるのかがわかりません。

今後も試行錯誤しながら自分なりに味を調節していくことになるのかな。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。