車について、最終的には支払った金額が経費になると思っておこう

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「車を買うと節税になる」という言葉は、会社を経営している人であれば、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

車の購入に限った話ではありませんが、大抵の場合、最終的には支払った金額が経費になります。

あとは経費になるタイミングの違いで、税金を払うタイミングや、税額が多少変わってくるかどうかです。

新車、中古車、国産車、輸入車、軽自動車だろうが扱いは同じです。

また、リースでも、残価設定でも同じことが言えます。

違いがあるとしたら、経費になるタイミングです。

500万円で車を買ったら、トータルで経費になるのは500万円

500万円の新車、500万円の中古車、500万円の輸入車、価格が同じ500万円であれば、最終的に経費になる金額はどれも同じ500万円です。

3月決算の会社で、4月に500万円の車を購入したとして、次のケースを考えます。

新車を購入した場合

新車を購入した場合、当期に経費になる金額は、500万円×0.333=1,665,000です。

このあとも、毎期減価償却が続き6期目が終わったときには、4,999,999円が経費になります。

その後、この車を廃車にしたときに残りの1円が経費になり、トータルで500万円が経費になります。

4年落ちの中古車の場合

4年以上経過した中古車を500万円で購入すると、当期に4,999,999円が経費になります。

その後、この車を廃車にしたときに残りの1円が経費になり、トータルで500万円が経費になります。

新車で購入し、2年経過後に100万円で売却した場合

2年間で減価償却費として経費になる金額は、2,775,555円です。

500万円のうち、2,775,555円について、減価償却費を計上していますので、帳簿上の資産価値は2,224,445円です。

2,224,445円のものを100万円で売却した訳ですから、差額の1,224,445円が固定資産売却損として経費になります。

減価償却費2,775,555円と、固定資産売却損1,224,445円を足すと、4,000,000円にしかなりません。

しかし、売却価格として100万円のお金が入ってきています。

経費になった金額が500万円で、収入になった金額が100万円。

これが相殺されて400万円が経費になっていますので、実際に経費になった金額は同じと考えていいでしょう。

※この記事では、消費税を考慮していません。

4年落ちの中古車を購入し、2年経過後に200万円で売却した場合

1期目に4,999,999円が減価償却費として経費に計上されます。

そして、2年経過後に売却したときに、1,999,999円の固定資産売却益が計上されます。

この場合は、減価償却費として4,999,999円が計上され、固定資産売却益が1,999,999円計上されていて、これらを合わせると経費が300万円になります。

経費が500万円、収入が200万円計上され、相殺されたと考えれば同じことです。

 

こうして考えてみると、新車であろうが、中古車であろうが、売却損になろうが売却益になろうが、トータルで経費になる金額は同じだということがわかるのではないでしょうか。

リースや残価設定

この考え方は、リース取引や残価設定ローンでも同じです。

購入とリースで支払総額が同じであるならば、経費になる金額は同じです。

一般的には、リースの方が支払総額が増えたり、色々な制約がつくことがありますので、個人的にはリースよりも購入をおすすめします。

リースの場合、途中解約の可能性なども検討しないといけません。

また、残価設定ローンは、先ほどの売却のケースで見たケースと同じになります。

残価がいくらであろうと、考え方は変わりません。

まとめ

車を買った場合の経費になる金額について書いてみました。

車を買うことや、買い方が節税になるのではなく、税金を支払うタイミングの問題です。

仮に中古車を買って1年でほとんどが経費になったとすれば、その期の税金は減るでしょう。

しかし、翌年以降に経費になる金額がありませんので、トータルで経費になる金額に変わりはありません。

それでも、どうしても当期の税金を減らしたいという場合は考えてもいいかもしれません。

しかし、よく考えると、「節税のために車を買うこともないな」と思うことがほとんどではないでしょうか。

節税になると言われると、お得なような気がして、ついつい車を買ってしまいたくなるかもしれません。

そのときは、トータルで経費になる金額は同じなんだということを思い出して、よく検討するようにしましょう。

【編集後記】

週末に近所のスポーツクラブに入会しました。

目的は、既にエントリーしている12月のフルマラソンを完走することです。

走るのが目的なら外を走った方がいいのですが、ジムで走るメリットもあります。

天候に左右されないことと、車を気にしなくていいことは大きなメリットです。

あとは近所に10km超を走る適当なコースも見当たりません。

たまには外も走りつつ、フルマラソンを完走できるよう練習します。


 

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渡邉 朝生
1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。

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渡邉 朝生

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。