会社を経営していたり、個人事業をやっていると、借入をした方がいいということを聞くこともあると思います。
確かに、借入をした方がいい場合も多いのですが、借入をする必要がない場合もあります。
事業を始めたら必ずお金を借りなくてはいけないんだと思う必要はありません。
今回は、お金を借りなくていい場合について書いてみます。
仕入れと給与が発生しない
小売業、卸売業、製造業、飲食業などは、当然のように仕入れが発生します。
しかし、サービス業などの場合、仕入れがほとんど発生しません。
また、従業員を雇っていない場合は、給与も発生しません。
仕入れが発生する場合は、融資を受けてでも手元資金を多くしておかないと、いざという時に仕入れができないということにもなりかねません。
また、従業員を雇っている場合は、給与の遅配は絶対に避けなくてはいけません。
従業員を雇っていなければ、自分の分の給与しか支払う必要がありません。
飲食業などで売上の代金はその場で現金回収をしているのに、資金繰りが厳しい場合は、融資がどうこう以前に経営上の問題がある可能性が高いので注意が必要です。
設備投資が必要ない
車を買う、機械を買うなどの設備投資が必要な場合は、融資を受けた方がいいです。
これらをキャッシュで買って手元資金が全くないという状態になってしまっては、経営に影響が出ます。
そもそも、キャッシュがなければ、融資を受けて買うことになります。
車をローンで買った場合も、ローンは借金みたいなものなので、同じことです。
固定費が少ない
家賃などの固定費が多い場合も、キャッシュが手元にないと不安です。
もし、数か月売上が低迷したり、あるいは全くなかったりした場合に、家賃などの固定費が払えなくなる可能性があります。
固定費が少なければ、多少売上が少なくても、固定費が支払えないということもないでしょう。
拡大しない
事業を拡大する場合は、色々とお金が必要ですから、融資を積極的に検討する必要があります。
しかし、拡大をしない場合で、現状お金が回っていれば、借入を検討しなくてもいいかもしれません。
多額の現金を持っている
親から多額の現金を相続したとか、自分で過去にたくさん稼いだなどの理由で多額の現金をもっている場合は、借入をする必要がありません。
また、売上が比較的安定している場合で、1年分くらいの運転資金が手元にある場合も、借入をする必要がないかもしれません。
まとめ
事業をしている場合、手元に多くのお金があった方がいいです。
大抵の会社や個人事業主は、元から手元資金が豊富にある訳ではありません。
そこで、融資を受けた方がいいということになります。
しかし、ここにあげた要件を多く満たしている会社や個人事業主の場合は、借入をする必要はないかもしれません。
全ての会社や個人事業主が借入をしなくてはいけない訳ではありません。
お金は血液に例えられるように、お金がなくなれば、会社は倒産してしまいます。
しかし、借りる必要がないのに借りる意味はありません。
無駄に利息を支払うことになります。
自分が借入を受けた方がいいのか、それとも受ける必要がないのか、一度確認してみるといいでしょう。
【編集後記】
千葉ロッテは現在4位です。
3位のソフトバンクがちょっと調子を上げてきているので、ゲーム差が4.5まで開いてしまいました。
クライマックスシリーズ進出に向けて、ここが正念場のような気がします。
まだあきらめるのは早いので、何とか頑張って欲しいです。