お客様側から見た税理士事務所選びのリスクを考える

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ここ何日間かで、ひとり税理士のリスクみたいなことについてのツイートを何回か見る機会がありました。

それらのツイートを見て、何となくモヤモヤしたので、お客様側から見た税理士事務所選びのリスクについて書いてみます。

この記事では、「リスク」は資産運用などで言う運用の振れ幅みたいな意味ではなく、単なる「危険」という意味で使うこととします。

お客様にとっての税理士事務所選びのリスク

お客様から見て税理士事務所を選ぶ際のリスクには以下のようなものがあります。

・相性が合わないリスク
・価格とサービスの内容が合わないリスク
・税理士事務所選びの際に、税理士の顔が見えないリスク
・税理士事務所が、その税理士事務所の100%の業務を行わないリスク
・担当者が変わるリスク
・税理士事務所による業務水準のリスク
・税理士事務所の方針が変わってしまうリスク
・税理士の高齢化のリスク
・税理士死亡のリスク

数が多いですが、一つ一つ見ていきます。

相性が合わないリスク

税理士事務所に依頼をする訳ですが、税理士の仕事とは、人と人とのサービスの部分が強いので、税理士との相性は、税理士選びの際の重要な要素になると思います。

税理士との相性が合わないと、何かと上手くいきません。

言葉遣いや、提案の内容、提案の仕方、連絡方法、連絡のタイミング、色々なことで相性が合わないことによって上手くいかなかったり、ストレスがたまることになります。

価格とサービスの内容が合わないリスク

価格とサービスの内容のバランスも大切です。

基本的には、高くて悪いサービスはよくあるけれど、安くて良いサービスはあまりないと考えています。

ですから、少なくとも、高くてサービス内容が悪い税理士事務所を選ぶことは避けた方が良いでしょう。

だからと言って、安くて良いサービスを提供している税理士事務所を見つけることはそれほど簡単ではないです。

そもそも、業務水準もそうなのですが、その値段にどこまでのサービスが含まれているのかもしっかりと確認しなくてはいけません。

内容をよく見ずに値段だけで決めると、後で困ることになる可能性も高くなります。

価格とサービスの内容が合っている税理士事務所を探すようにしましょう。

税理士事務所選びの際に、税理士の顔が見えないリスク

最近はホームページを持つ税理士事務所が増えていますが、ホームページに顔を載せていない税理士事務所もあります。

また、まだまだホームページを持たない税理士事務所も多くあります。

そう言った場合、税理士の顔が見えません。

税理士の顔も見ずに税理士事務所を選ぶことはリスクがあると言っていいでしょう。

ただし、顔が見えるとは、ただ顔写真が見れればいい訳ではなく、その税理士の業務水準や人柄までわかれば、なおいいと思います。

税理士事務所が、その税理士事務所の100%の業務を行わないリスク

いくら能力の高い税理士事務所でも、その能力を100%発揮しているかというと、そうでもないケースも多くあると思います。

事務所の経営問題、資金繰り、人の問題などなど、税理士事務所の経営も簡単ではありません。

色々な問題に直面していると、本業の業務水準に影響を与えてしまう可能性も十分にあります。

ホームページには良いこと書いてあるんだけど・・・という可能性もなくはありません。

担当者が変わるリスク

担当者が変わるリスクも考えておきたい問題です。

大きな税理士事務所、あるいは拡大をしている税理士事務所では、担当者が変わる可能性があることは知っておきましょう。

もちろん、良い事務所であれば、担当者変更によってお客様に不利益を与えることは少ないと思いますが、不利益を被る可能性はあります。

ただし、担当者の変更は、前の担当者が気づかなかったことを気づいてくれたり、新たな提案をしてくれることもあるので、必ずしもマイナスばかりではないことも知っておきましょう。

税理士事務所による業務水準のリスク

わたし自身よくはわかりませんが、税理士事務所によって業務水準に差はあるのではないかと思っています。

もちろん、国家資格として税理士の資格を取得していますので、一定水準の業務をこなすはずです。

それでも、税理士事務所による業務水準の差はあるのが現実でしょう。

税理士事務所の方針が変わってしまうリスク

税理士事務所と一旦契約をすると、長期間の付き合いになることも多いです。

その間に、税理士事務所の方針が変わってしまう可能性もあります。

契約したときは良いと思ったんだけど、5年10年と経つと、何か変わっちゃったなと思うこともあるかもしれません。

税理士の高齢化のリスク

一つ前で書いたように、税理士事務所とは長い付き合いになることも多いです。

そうなると、自然と税理士も年をとります。

税理士が高齢になって、業務の水準が落ちてしまう可能性もあるでしょう。

ここは難しいところですが、自分よりも10歳以上年上の税理士に依頼している場合は、どこかのタイミングで税理士変更を考えてもいいのではないかと思います。

税理士死亡のリスク

ここでいう税理士の死亡は、寿命による死亡ではなく、突然の事故や病気での死亡とします。

税理士が死亡してしまうリスクはゼロではありません。

しかし、今回あげたリスクの中で、税理士死亡のリスクは一番可能性が低く、どこまでのリスクを考えるかという問題もあります。

税理士事務所を選ぶ際に、税理士の突然の死亡のことまで考える必要があるかというと、必ずしもそうとは言えないのではないかと思います。

もちろん、慎重な人で、そのリスクも考えたいという人に対して、否定するつもりはありません。

自由に選んで頂ければと思っています。

まとめ

ツイッターで、ひとり税理士のリスクが必要以上に言われていたように思ったので、お客様側から見た税理士事務所選びのリスクについて書いてみました。

お客様が税理士事務所を選ぶ際には、色々なリスクがあります。

わたしの考えでは、税理士死亡のリスクは優先順位の低いものと判断します。

それ以前にもっと重視したいリスクはたくさんあるからです。

1万分の1の可能性を考える前に、100分の1や10分の1の可能性を考えた方が、自分に合った税理士事務所を選べる可能性が高くなるのではないでしょうか。

【編集後記】

ひとり税理士のリスクについてのツイートを読んだ感想として、それはひとり税理士に限らないんじゃないかというものが多いと感じました。

ひとり税理士の定義がよくわからないのですが、従業員がいない税理士1人の税理士事務所だとします。

従業員はいるが税理士は1人という税理士事務所で税理士が死んでしまった場合とでは、リスクはそれほど変わらないのではないかと思います。

また、ある程度人数のいる税理士事務所や税理士法人でも、その人がいなくなったら、組織がなくなるんじゃないかというところもあるんじゃないかと思います。

ですから、必要以上にひとりだからリスクが高いというのはどうかなぁと思ってしまいます。


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