税理士事務所は停電への備えができるのか

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少し前に税理士事務所を運営するうえでのリスクについて書きました。

そのときは、自分の身に万が一のことが起こったらという意味合いでした。

現在、自分自身は何の問題もありませんが、自宅が30時間以上停電しているという状態です。

幸い、事務所は停電していないので仕事をすることはできています。

しかし、自宅も事務所も停電していたら、仕事への影響はとても大きなものになると思いました。

電気がなくて仕事ができるのか

税理士事務所の場合、電気がなくてもできる仕事はあるかもしれませんが、電気がなかったらできる仕事の範囲はとても少なくなり、影響はとても大きいと言わざるをえません。

現在自宅が停電していて、事務所は停電していない状態ですが、もし、自宅と事務所の両方が停電していたら、ほとんど仕事はできない状態になっていたでしょう。

電気がなくて困るのは、パソコンやスマホなどが使えないことです。

固定電話も使えません。

パソコンやスマホの充電が切れてしまえば、お客様と連絡を取ることもままならなくなります。

パソコンで会計データを操作することもできませんし、申告書を作成することもできません。

もちろん、電子申告をすることもできません。

停電の備え

電気がないと仕事にならないのであれば、停電したときの備えが必要になります。

停電の備えとして何ができるでしょうか。

正直、いい回答が思いつきません。

自家発電などは、個人の税理士事務所では簡単に取り入れられるものでもありません。

もし、長期の停電になった場合に、どうしても仕事をしなくてはいけないのだとしたら、パソコンを持って停電していないところまで移動するくらいしかないかもしれません。

例えば、今回のわたしのケースでは、停電しているところと停電していないところが混在しています。

自宅は停電していますし、事務所は停電していません。

パートさんの自宅も停電していません。

こういった場合であれば、比較的近くの場所で電気を得ることができるかもしれません。

しかし、地域一帯が停電していて、停電していない場所まで行くことも困難という状況では、この方法も難しくなります。

ただし、そういった状況でどうしても今日中にやらなくてはいけない仕事がどれだけあるかと言えば、それほどないかもしれません。

お客様も同じように停電していることが想定され、そういった状態では、お客様から急ぎの仕事を依頼される可能性は低いでしょう。

今回のわたしのケースでは、お客様で停電にあわれている方もいれば、停電にあわれていない方もいます。

こういった場合では、どうしても対応しなくてはいけないことが発生するかもしれません。

ただし、停電していてパソコンやスマホの充電も切れた状態で対応できることは多くはありません。

小規模の税理士事務所と大規模の税理士事務所ではどう違うのか

停電のリスクは、小規模の税理士事務所と大規模の税理士事務所では、どちらが大きいでしょうか。

わたしの予想では、大規模の税理士事務所でも自家発電で業務を行えるような備えをしている事務所はほとんどないのではないかと思っています。

であるならば、大規模の税理士事務所の方が停電の時の影響は大きいと思います。

従業員も通勤できない可能性がありますし、出社したとしても電気がつかない状況でできることは多くありません。

お客様が多いのでマンパワーで何とかすることも難しいでしょう。

しかし、大規模の税理士事務所の場合、複数店舗で経営しているところも多くあります。

一部の店舗が停電していても、停電していない店舗があれば、その店舗でどうしてもやらなくてはいけない業務を行うことができるかもしれません。

そういう点では、複数店舗がある税理士事務所は停電に対するリスク分散ができていると思います。

そうは言っても、停電の場合は、大きい小さい関係なしに大きな影響が出ることは間違いありません。

停電というのは、税理士事務所にとってそれくらい大きな影響を与えるものだと思います。

まとめ

自宅が昨日の朝から停電しているので、税理士事務所にとっての停電について考えてみました。

税理士事務所にとっての停電はとても大きな影響があり、もし長期間にわたっての停電となると大変なことになります。

現時点でわたしの自宅の復旧は明日以降になる見込みです。

仮に明日復旧したとしても、丸2日以上停電していたことになります。

2日くらいであれば、本当に緊急の仕事が入っていなければ何とかなるでしょう。

しかし、停電が1週間以上も続くようなことになると、まずいことになるかもしれません。

事前に停電が1週間以上続くようなときのための対策をとることは難しいので、備えられることは備えておき、あとはその時の状況に応じて対応するということになるのではないかと思います。

【編集後記】

47年の人生で24時間以上の停電は初めてのことだと思います。

東日本大震災のときがどうだったか思い出せないのですが、おそらく24時間以上の停電にはならなかったと思います。

しかも、物凄い暑さの中です。

昨夜は寝る時も室温は30度近くあり、なかなか寝付けませんでした。

そんな中でも、娘が元気でいてくれるのはとても助かります。

まだ7ヶ月ですが、たくましく育ってくれています。

でも、たくましくなくてもいいから、もう少し快適に過ごさせてあげたいです。


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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。