真面目に申告、納税をしている人が損をするというような社会にはなって欲しくない

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昨日の記事で書いた徳井さんの件ですが、2009年の会社設立以来一度も期限内申告をしたことがないとのことです。

聞けば聞くほどびっくりなのですが、おそらく税務署に言われてから申告、納税をすればいいと思ってしまったのかなと思います。

このニュースを聞いて真面目に申告してるのがバカらしくなったという人もいるかもしれません。

国には頑張ってもらって真面目に申告をする人が損をすることのないようにしてもらいたいものです。

真面目に申告、納付をするメリット

国も当然考えていて、きちんと申告をしている人にはメリットを用意しています。

メリットの一つが青色申告です。

青色申告をすることにより、税制上有利になることがあります。

しかし、真面目に申告、納付をする本当のメリットは、税制上の優遇よりは、自分で会社の数字を把握できることだと思います。

きちんと申告をするには、きちんとした会計処理をしなくてはいけません。

きちんと会計処理をすれば、会社の業績を把握出来ます。

そして、しっかりと納税をすれば、会社にお金が貯まります。

納税をしたらお金が減るんじゃないのと思うかもしれませんが、その逆です。

基本的に税金は利益に対してかかります。

100万円の利益が出て30万円納税すれば、70万円のお金が貯まります。

逆に、100万円の赤字であれば支払う税金はありませんが、100万円お金が減ります。

実際には、このように単純ではありませんが、お金を貯めるには納税をしなくてはいけません。

きちんと申告をしないデメリット

真面目に申告、納付をするメリットもあるのですが、どちらかと言うと、きちんと申告をしないデメリットの方が大きいです。

無申告の場合は、加算税という罰金を支払うことになります。

また、納税額を少なく申告していた場合も加算税や延滞税という罰金を支払います。

悪質な場合は重加算税という重い罰金を支払わなくてはいけないこともあります。

これらだけでも大きなデメリットなのですが、きちんと申告をしないデメリットはこれだけではありません。

会計処理がきちんとできていなければ、会社の業績がわかりません。

わからないこともデメリットですし、自分では儲かっていると思っていたつもりが儲かっていなかったり、又はその逆ということもあり得ます。

儲かっていると思ったから設備投資をしたのに、実は儲かっていなくてお金がたりなくなってしまうということもあります。

会計処理をしっかりとしたうえで、意図的に脱税をする人もいるかもしれませんが、ここではこういったケースについては触れません。

あくまでも会計処理をしっかりとやらないことによって、きちんとした申告や納税が出来ていないケースについて書いています。

まとめ

真面目に申告、納付をするメリットはあります。

そして、きちんと申告、納付をしないデメリットもあります。

しかし、それだけではきちんと申告、納付をしない人がいるのも現実です。

それでは、真面目に申告、納付をする人が損をしてしまいます。

国や地方自治体は、真面目に申告、納付をする人が損をしないようにして欲しいと思います。

真面目に申告、納付をする人のメリットを増やす方法もありますし、きちんと申告、納付をしていない人を厳しく取り締まる方法もあるでしょう。

今回の徳井さんのニュースで、真面目に申告、納付をしようと思う人が増えればいいなと思います。

【編集後記】

今日の千葉県は大雨で各地で道路が冠水したり、川があふれたりしています。

朝からずっと強い雨が降っています。

これだけ降るのは珍しいです。

実家近くの川があふれているみたいで心配です。

こういったときは、ツイッターで情報を得るのが速くて良いですね。

被害が大きくならないことを願います。


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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。