まちの税理士事務所の2021年を数字で振り返る

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久しぶりの更新になりますが、今年の成績が99%以上固まりましたので、昨年と同様数字で振り返ってみようと思います。

昨年と同じく、売上に対する各勘定科目の比率と、前年との増減率を公開します。

昨年の振り返りの記事はこちらです。

まちの税理士事務所の2020年を数字で振り返る

2020.12.29
2020年2021年
勘定科目構成比構成比増減率
売上高100.00%100.00%28.50%
システム利用料5.10%4.40%10.20%
租税公課(原)0.10%0.00%-70.60%
租税公課0.50%1.60%326.90%
荷造運賃0.10%0.00%-42.50%
水道光熱費1.00%0.80%6.00%
旅費交通費0.10%0.10%-8.50%
通信費3.20%2.60%1.20%
広告宣伝費1.50%1.40%16.90%
接待交際費0.80%0.60%-8.30%
損害保険料0.50%0.50%28.10%
修繕費0.40%0.70%137.00%
消耗品費1.90%1.70%13.90%
減価償却費5.80%4.60%0.60%
福利厚生費0.10%0.90%720.70%
法定福利費0.00%1.60%9377.50%
給料賃金7.50%13.20%126.10%
利子割引料0.70%0.40%-13.70%
地代家賃7.80%6.10%0.00%
燃料費0.40%0.30%-9.00%
支払手数料6.70%8.10%55.40%
研修採用費0.10%0.60%1060.70%
新聞図書費1.80%1.00%-29.10%
会議費0.00%0.00%-100.00%
中退共掛金0.30%0.30%60.00%
諸会費1.70%1.30%0.00%
雑費0.20%0.60%359.80%
控除前所得51.70%46.60%15.80%

売上高

売上高は、前年比28.5%増となりました。

当初は、目標を20%増としていましたので、目標達成です。

ただ、年の途中で早々と達成できそうだったので、30%増まで行けばいいなと思いました。

その点では、ちょっと物足りない感じもします。

それでも、こんなものかなと言う数字ではあります。

ここ2年、金額ベースで言うと、増加した金額は同じくらいでした。

だから今のやり方では、このくらいの金額の増加がいいところなんだろうと思います。

ただし、来年の見込みはちょっと厳しいと予想します。

来年の目標は今年と同じく20%増としますが、現時点では、目標達成は簡単ではないと思っています。

弊事務所の売上は、法人の税務顧問、個人の確定申告、相続税申告の3つが主な売上ですが、それぞれの内訳は、法人の税務顧問58%、個人の確定申告22%、相続税申告16%、その他4%でした。

現状では、法人の税務顧問が一番伸ばすことができる部分だと思っているので、ここを伸ばせるようにしたいと考えています。

経費

今年は経費が増えることが予想されていました。

それは、3月までパートだった従業員さんの勤務時間が増えることが分かっていたからです。

4月から勤務時間が倍以上になりましたので、給料も倍以上になることはわかっていました。

そして、パートさんは、10月には正社員になりました。

ということで、給料、法定福利費、福利厚生費、研修採用費などの経費が大きく増えました。

税理士1人、従業員1人の事務所で、給料が売上に対して13.2%ですから、高いことはないですね。

今後、従業員さんの貢献度が上がってくれば、この割合はさらに高くなると思います。

租税公課が大きく増えていますが、車検の年だったことと個人事業税が増えた影響ですね。

個人事業税は、所得が増えれば増えていきますので、仕方ないです。

相変わらず、移動に係る費用は少なく、旅費交通費は売上に対して、0.1%、燃料費は0.3%で、ともに、金額的にも前年より少なくなっています。

会議費が△100%となっていますが、会議費は0円でした。

交際費も0.6%ですから少ないですね。金額的にも前年より少なくなっています。

地代家賃は、金額的に前年と全く同じですから、売上が増えた分割合が減って6.1%となりました。

家賃の比率が6.1%というのは、少ない方なのではないかと思います。

ただし、来年は事務所の移転も検討しています。

そうなると、家賃の割合が変わってきます。

変わるというか、賃貸から自己所有になる可能性もあります。

広告宣伝費の1.4%も多くはないと思いますが、来年、事務所を移転した場合は、ホームページを改良したり看板を出したりする可能性もあるので、大きく増える可能性はあります。

青色申告特別控除前所得

人件費が増えることはわかっていたのですが、青色申告特別控除前の割合で50%はいきたいと思っていました。

売上は目標達成でしたが、この点では、ちょっと物足りないですね。

1年前の記事では、以下のように書いていました。

ただし、先ほども書いたように、来年は経費が増える見込みです。

経費の合計金額が15%から20%は増えることを予想しています。

その点を考慮すると、来年の控除前所得金額の割合は、今年と同じくらいになるのではないかと思っています。

去年と同じくらいの割合と書いていましたが、結果は、昨年が51.7%で、今年が46.6ですから、5%も下がってしまいました。

来年は、事務所の移転や税理士試験受験生の採用などがあるかもしれないので、それ次第で変わってきます。

今の時点では何とも言えませんが、そういったものがなかったとしたら、50%はいきたいかなと思います。

まとめ

今年も、昨年と同じ形で一年を数字で振り返ってみました。

所得ベースでみると、ちょっと足りない数字でしたが、それでも悪くない一年だったと思います。

従業員さんは、勤務時間が増えたことによってやれる仕事の範囲も随分と増えました。

人件費が大きく増えましたが、それ以上の貢献をしてくれたのではないかと思います。

それを活かすのもわたしの仕事です。

生産力が上がったので、来年はその分売上を増やすことを目標にします。

先ほども書きましたが、割合としては、今年の20%増を目標としますが、今の状態を考えると、もっと売上が増えても仕事をこなすことはできる状態です。

ちょっと営業に力を入れる必要があるかと思います。

営業に力を入れると言っても、ホームページを改良するくらいだと思いますが。

あとは、事務所の移転ができれば、それによる宣伝効果も生まれるかもしれません。

来年は大きく環境が変わる可能性がありますが、その中でも、売上の目標は達成したいなと思います。

所得ベースでみると、経費との兼ね合いがあるので何とも言えませんが、状況に応じて対応していきたいと考えています。

【編集後記】

おそらく今年最後の更新になります。

今年は、ブログの更新があまりできませんでした。

来年も月に2回くらいの更新ができるかどうかかと思います。

ただ、頻度は少なくても更新は続けていくつもりですので、来年以降もまた、よろしくお願いします。


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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。