低コストのバランスファンドのつみたてならほったらかしでもいい

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キーワードは長期、分散、低コスト

資産形成のキーワードは「長期」「分散」「低コスト」だと思っています。

1.長期

短期間で資産を何倍にもするような投機は私のような投資に対して普通の人にはおすすめできません。長い時間をかけてつみたてることによって資産を形成していきましょう。

毎月5万円を30年間つみたてられれば、元本だけで18,000,000円になります。これに加えて厚生年金を65歳から月12万円、85歳まで20年間もらえるとしたら、2,880万円です。サラリーマンンの人なら、このつみたてた1,800万円と公的年金の2,880万円を合わせた4,680万円で老後を何とか暮らせるくらいのお金にはなりそうです。

個人事業主の人は、年金が少ない代わりに小規模企業共済や個人型確定拠出年金を利用しましょう。

毎月5万円でも、長期間つみたてることによってまとまった資産額になるのです。

2.分散

資産クラスには下記のようなものがあります。
・先進国株式        ・新興国株式
・国内株式         ・先進国債券
・新興国債券        ・国内債券
・先進国REIT      ・新興国REIT
・国内REIT

これ以外の資産クラスもありますが、上記の資産クラスで十分だと思います。この中では、新興国債券や新興国REITはコストも高くなりがちなので、なくてもいいと思います。

上記の資産クラスに資産を分散して投資することはもちろんですが、それぞれの資産クラスの中でも分散する必要があります。それには、インデックスファンドに投資をするのがいいと思います。それぞれの資産クラスに低コストのインデックスファンドがありますので、それぞれつみたてれば大丈夫です。

月5万円を上記の資産クラスから新興国債券と新興国REITを除いた資産クラスにつみたてる場合の例
・先進国株式    14,000円
・新興国株式      8,000円
・国内株式       8,000円
・先進国債券      5,000円
・国内債券       5,000円
・先進国REIT    5,000円
・国内REIT     5,000円
この割合に完全な正解はありませんので、投資が仕事でもない普通の人はこんな感じで大まかに資産配分を決めるのでもいいと思います。

3.低コスト

購入するインデックスファンドのコストにはこだわりましょう。インデックスファンドでは、購入手数料が無料であることが普通だと思いますので、購入手数料は無料のものを選びましょう。

また、保有期間中にかかる信託報酬も安いものを選びましょう。例えば、先進国株式に投資するインデックスファンドであれば、信託報酬が年率0.25%程度のものもあります。これは毎年かかるものですので、長期間でみるとかなりの差が出ますので、0.1%の違いでもこだわってください。

年に1度はリバランスをしよう

自分で決めた割合で毎月積み立てていると、それぞれの資産クラスで値動きが違うわけですから、資産の割合が崩れてきます。年に1度くらいはこの割合を見直して、割合が崩れているようでしたら、自分で決めた割合になるように調整しましょう。この調整をすることをリバランスといいます。

リバランスの方法は、決めた割合よりも高くなった資産クラスを売却して決めた割合よりも低くなった資産クラスを買い増します。ただし、金額がそれほど大きくずれていない場合は、つみたてる金額で調整する方法でリバランスをするのもいいでしょう。決めた割合よりも低い資産クラスをつみたてて、割合が決めた割合に戻ったら、またその割合でつみたてればいいのです。

このリバランスを行うことによって、投資リターンがあがるという結果も出ています。

バランスファンドを購入する方法もある

色々な資産クラスの投資信託をつみたてるのは大変だという人は、バランスファンドをつみたてるという方法もあります。それぞれのバランスファンドで資産割合が異なりますので、自分の決めた割合に近いバランスファンドがあればそれを選びましょう。

バランスファンドであれば、リバランスは自動的ににやってくれますので、最初につみたての設定だけしてしまえば、あとはほったらかしで大丈夫です。投資に時間をかけたくないという人にとってはいい商品だと思います。

コスト面では、各資産クラスで最安のインデックスファンドをつみたてるよりは高くなることを知っておきましょう。

 

※あくまでも投資は自己責任でお願いします。自分でよくわからないものには投資しないようにしてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。