税務調査のポイントシリーズも第5回を迎え、今回は最後のまとめ編となります。
何回にわけて書くかを決めていませんでしたが、5回にもなってしまいました。
税務調査の連絡が来る前の準備が9割
4回にわたり、項目ごとにポイントを書いてきました。
読んでいて気づかれた人も多いと思いますが、これらのポイントは普段の処理から気をつけておく必要があります。
税務調査が来るからと言って、過去の処理を変更するわけにはいきません。
逆に言えば、普段の処理がしっかりできていれば、税務調査を必要以上に恐れることはないのです。
この連載で書いてきたようなポイントを普段から意識するようにしましょう。
税務調査の連絡があってから、当日までの注意点
税務調査の連絡があってから、調査当日までの間に資料を確認して準備を進めます。
ここで、気になることがあれば対策を考えます。税理士に立ち会ってもらうのであれば、税理士とも打ち合わせをしておきましょう。
書類を後付けで作るわけにはいきませんが、あるものないものの確認をしたりするだけでも違います。
税務調査を行う場所も確認しておきましょう。調査に関係ないものまで用意する必要はありません。ここは結構重要です。
何かの拍子に余計なものが出てくることがありますので、気をつけましょう。
税務調査の当日の対応も重要
税務調査が来る前の準備が9割と書きましたが、当日の対応次第では、それがひっくり返ってしまいます。
税務調査がとんでもないことにならないように、当日の対応は重要です。
税理士と想定問答などをしておくといいでしょう。
どんなことを聞かれて、どんなことを見られるのか、事前に知っておくだけで慌てずに対応することができます。
まとめ
わたしは、基本的に税務調査に耐えうる税務申告を心がけています。
しかし、保守的すぎる申告をして税金を多く支払うことは避ける必要がありますので、節税には徹底的に拘っています。
経営者の方は、このあたりの方針を税理士と共有できるようにしておくといいでしょう。
税理士とコミュニケーションが取れていないと、目指す方向が違ってしまいます。
普段の経理処理、当日までの準備、当日の対応、税理士とのコミュニケーションなど、重要なポイントをおさえて、税務調査がきても大丈夫なようにしておきましょう。
【編集後記】
日本がサウジアラビアに勝ちました!
松木さんと、ゴンさんの解説が好きです。サッカーのワールドカップ予選を冷静に解説されても、応援する方が熱くなれないですからね。
まぁ、好き嫌いはあると思いますけど。
慎吾くんがいないのが寂しいですね。