税務調査のポイント NO.1 税務調査の流れ編

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社長や個人事業主であれば、税務調査のことは気になりますよね。

税務調査を受けたことがない人はどんなことを聞かれるんだろうと不安に思うことでしょう。

1回しか受けてない人は、1回目が大した事がなかったとしても、甘く見ないほうがいいです。

今回は小規模な会社や個人事業主の税務調査の流れについて書いてみます。

税務署からの連絡

税務調査は、いつ来るかはわかりませんし、必ず来るとも限りません。

開業して20年以上も来ないこともあります。しかし、絶対に来ないということでもありません。

「何でこの会社に来ないんだろう」とか、「この会社に来るの!」ということもよくあります。

1年目から利益が多く出ている会社では、第2期が終わったところで来ることもありますが、通常は第3期が終了した以降に来ることが多いです。

税務調査は、ほとんどの場合税務署の人がいきなり会社に来るわけではありません。現金商売を行っている場合などで、いきなり来ることもありますが。

ほとんどの場合は、事前に税務署から電話で連絡が来ます。電話で「何日はいかがですか?」と言われると思いますが、その場で日程を決める必要はありません。

社長は忙しいですし、税理士に立ち会ってもらう場合は、税理士の日程も調整しなければいけません。

慌てずに、「日程を確認して折り返します。」と答えれば大丈夫です。そのときに、相手の氏名と部署を聞いておくようにしましょう。

電話をしてきた人の氏名と部署を税理士に伝えると、話がスムーズに進みます。

税務申告を税理士に依頼している場合で、先に税理士に連絡が来た場合は、上記のようなことは税理士が行うのが通常です。

税理士から、社長に「税務署から税務調査に入りたいとの連絡があったので、日程を調整しましょう」という連絡が入ると思います。

いったん、税理士と税務署の人とのやり取りが始まってしまえば、あとは税理士が窓口になるのが普通ですから、社長が税務署の人とやりとりすることはあまりありません。

税務署の人とのやり取りは気を使いますし、時間も取られてしまうので、税理士と顧問契約している場合は、税理士に任せた方が安心です。

税務調査の立ち合いは、通常の顧問料とは別に報酬が発生することが多いと思いますので、頭に入れておきましょう。

税務調査当日までの準備

日程が決まったら、税務署から用意しておく書類を言われますので、揃えておくようにしましょう。

用意するように言われる書類は、領収書、請求書、総勘定元帳、決算報告書、税務申告書、源泉徴収簿、会社の組織図、会社のパンフレットなどです。

もちろん、最初からないものは用意する必要はありません。

このような書類も事前に税理士に確認してもらっておいたほうが安心です。

事前に気になることがあれば、税理士に相談するようにしましょう。

実は決算終了したあとに、こんなことがあったとか、計上し忘れていた売上や経費があったとか。意図的にやったことも含めて事前に話しておいた方がいいです。

税理士も、税務調査当日に指摘されるよりは事前に知っておいた方が対応しやすくなります。

税務調査当日の流れ

税務調査は、小規模の会社で取引量も多くなければ1日だけのこともありますが、2日間のことが多いです。

2日目は1日目の様子を見てということもありますし、2日目は午前で終わりということもあります。

税務調査当日に、税務署の人は10時頃に来ます。通常はピッタリに来るのですが、駅から遠くて、時間をつぶす場所がないようなところでは、10分以上前に来てしまうこともあります。

わかりづらい場所にあるような場合は、道に迷って遅れてくることもあります。

最初は、会社の概要を聞いてきます。扱っているものの内容、売上先、仕入先、入金サイト、支払サイト、従業員数、独立前に何をしていたか、注文の流れなど、色々なことを聞いてきます。

このときに、世間話なんかも散りばめてきます。

基本的には、これらの会話から何かを探っていますので、会話をしながらも注意して話す必要があります。注意するといっても嘘は言わないようにしましょう。

30分から1時間くらいかけて、一通り概要を聞いたあとは、書類の確認に入ります。

税理士に立ち会ってもらっている場合で、社長が仕事があるときは席を外して大丈夫です。

お昼は1時間、近くに食べる場所がないような場合は1時間強の休憩を挟みます。

税務署の人は、外に食べに行きますので、お弁当は用意する必要はありません。

お昼前に税務署の人からの質問や、追加で用意する資料などの依頼がある場合がありますので、お昼の休憩中に用意するか、時間的に難しい場合はその旨を伝えます。

1日で終わる場合は、午後4時くらいには総括に入ります。この時には社長も参加します。

1日で終わらない場合は2日目に続きます。

2日目は、概要の話とかはありませんので、1日目の質問の回答や依頼された書類などを用意します。

一通り見たところで、総括に入ります。

しかし、税務調査は、この段階では終わりません。税務署は、調査のときに確認した事項などを税務署に帰って調べます。

その後のやり取りは通常税理士が行いますが、何もなければ1週間ほどで終わることもあります。長いときは数か月にわたることもあります。

修正申告の必要がある場合は、修正申告をすることになります。

まとめ

今回は、税務調査の流れについて書いてみました。

これを読んだだけでも、税務調査って面倒くさいなぁって感じると思いますが、実際に面倒ですし、時間も取られます。

普段しっかりと処理をしていれば、それほど恐れる必要はないのですが、時間を取られるので、税務調査がないに越したことはありません。

しかし、税務調査は必ず避けられるものでもありませんので、来るとなったときに慌てないように、普段から来ても大丈夫なような準備をしておきましょう。

税務調査の個別の具体的なポイントについては、次回以降に書いていきます。

税務調査のポイント No.5 まとめ編

2016.11.15

税務調査のポイント No.4 その他の経費編

2016.11.13

税務調査のポイント No.3 人件費・外注費編

2016.11.11

税務調査のポイント No.2 売上・売上原価編

2016.11.10

【編集後記】

いよいよ、アメリカの大統領が決まります。

どちらがいいのかわかりませんが、トランプ候補になったら、日本や世界にどんな影響があるのか心配な気持ちが強いです。

千葉市、四街道市、佐倉市を中心に地域密着を目指している「渡邉ともお税理士事務所」のホームページはこちら

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渡邉 朝生
1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。

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1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。