個人型確定拠出年金のおすすめ金融機関 銀行編

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このブログでは以前に、個人型確定拠出年金(iDeCo)のおすすめ金融機関は、楽天証券とSBI証券だと書きました。

個人型確定拠出年金(iDeCo)のおすすめ金融機関 楽天証券とSBI証券の比較

2016.10.10

それは、今でも変わりません。

しかし、証券会社に口座を開くことは、投資をしたことのない人にとって、かなり敷居が高いと感じてしまうようです。

そういう人の中には、「銀行だったら安心できるのに」と思う人も多いでしょう。

そこで、銀行の中から、個人型確定拠出年金のおすすめ金融機関を紹介することにします。

金融機関選びのポイント

銀行だからといっても、ポイントは他の金融機関と変わりません。

1.金融機関に対する口座管理手数料が低いこと

個人型確定拠出年金では、毎月金融機関に対して口座管理手数料が発生します。

この口座管理手数料が低いことがポイントになります。

りそな銀行では、2018年12月28日(金)までに新規加入・移換&加入済みの人については、口座管理手数料がゼロになるキャンペーンを行っています。

本来の口座管理手数料は、月額316円(税込)です。

りそな銀行への口座管理手数料とは別に、国民年金基金連合会への支払手数料が月額103円(税込)、事務委託先金融機関への支払手数料が64円(税込)が発生します。

この2つの手数料は、どこの金融機関でもかかるものです。(楽天証券やSBI証券でもかかります。)

2.低コストの商品を取り扱っていること

投資信託で運用する場合には、投資信託を保有中にずっとかかる信託報酬が、低いものを選んだほうがいいです。

金融機関によって、取り扱う投資信託は異なり、投資信託ごとに信託報酬が異なります。

ですから、信託報酬が低い投資信託を扱っている金融機関を選びます。

口座管理手数料のところでは触れませんでしたが、スルガ銀行では、銀行への口座管理手数料が無料です。

しかし、スルガ銀行で取り扱いのある投資信託は、比較的信託報酬が高いものが多いので、おすすめしませんでした。

3.使いやすさ

使いやすさは、金融機関がどれだけ個人型確定拠出年金に力を入れているかで変わってくると思います。

りそな銀行では、ホームページのトップページで先ほどのキャンペーンについても目立つように宣伝しています。

また、個人型確定拠出年金のページも内容が充実しています。

運用商品のラインアップには、信託報酬も書かれてあり、見やすいです。

取り扱い商品の信託報酬

主な資産クラスごとに、りそな銀行と楽天証券の取扱商品と信託報酬を比較してみます。

楽天証券信託報酬楽天証券信託報酬
先進国株式DCダイワ外国株式インデックス0.250%たわらノーロード先進国株式0.225%0.025%
先進国債券DCダイワ外国債券インデックス0.230%たわらノーロード先進国債券0.200%0.030%
国内株式りそなDC信託のチカラ 日本の株式インデックス0.180%三井住友・DC株式インデックスファンドS0.190%-0.010%
国内債券りそなDC信託のチカラ 日本の債券インデックスファンド0.150%たわらノーロード国内債券0.150%0.000%
新興国株式野村新興国株式インデックスファンド0.560%インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式0.550%0.010%
先進国REIT野村世界REIT インデックスファンド0.950%三井住友・DC外国リートインデックスファンド0.280%0.670%
国内REIT野村J-REIT ファンド0.530%三井住友・DC日本リートインデックスファンド0.260%0.270%
※1.信託報酬は税抜
※2.差はりそな銀行から見ての数字。マイナスであれば、りそな銀行の方が低く、プラスであれば、楽天証券の方が低い。

比較してみると、全体的に楽天証券にはかないませんが、十分低コストと言っていいレベルです。

しかし、リートだけは、国内、先進国にかかわらず信託報酬が高いので、りそな銀行にする場合は、リートには投資しないということでもいいでしょう。

おすすめは、りそな銀行

ここまで書いてきてわかる通り、個人型確定拠出年金の金融間を銀行から選ぶとしたら、おすすめは「りそな銀行」です。

銀行に対する口座管理手数料は、2018年末までは無料です。

2019年からは、年間3,792円かかります。

楽天証券やSBI証券では、一定以上の資産残高であれば無料です。

年3,792円かかるコストと、銀行という安心感とどちらを優先するかでしょう。

実際は、銀行だから安心というわけでもないと思いますが。

取り扱い商品については、リート以外の資産クラスであれば、信託報酬の差は、0.03%以内です。

それほどの差でもないと思います。

近くに窓口がないと不安という理由で、近所の地銀がいいという人は、地銀の手数料や、取り扱い商品の信託報酬を、りそな銀行と比較してください。

20年から30年続けるわけですから、手数料の差は大きくなります。

最後に、今年から個人型確定拠出年金の加入条件が変わることによって、金融機関に競争が発生し、手数料を下げてくることが予想されます。

他に、おすすめの銀行が出てきましたら、随時更新していく予定です。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。