「缶コーヒーをよく飲む人はお金が貯まらない」ということを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
誰かが最初に統計をとったのかはわかりませんが、誰かが最初に言ったことが広まって、多くの人がそう思うようになったのだと思います。
節約系のブログやホームページでは、缶コーヒーを飲むことが、まるで悪いことであるかのように書いてある文章をよく見かけます。
わたしは缶コーヒーが好きということもあり、少し違う視点から書いてみます。
なぜ、缶コーヒーを飲む人はお金が貯まらないと言われるのか
1本130円程度の缶コーヒーですが、毎日飲めば、1か月で3,900円、1年で約47,450円になります。
更に、これを10年続けるとなると、474,500円にもなります。
缶コーヒーを買うような人は、その他のものでもよく考えずに買う人が多く、お金が貯まらないというのが、節約系のホームページなどで書いてある人の主張だと思います。
確かに、普段から意識せずに何でも買うような人は節約に向いてなく、お金も貯まらないかもしれません。
しかし、缶コーヒーを飲むこととお金が貯まらないことに、本当に因果関係があるのでしょうか。
そもそも、缶コーヒーをよく飲む人が、その他のものもよく考えずに購入しているとも限りません。
さらに、缶コーヒーを飲む人のうち、毎日缶コーヒーを飲む人の割合はどれだけいるのでしょうか。
なぜか、缶コーヒーを毎日飲む前提で、お金の計算がされていることが多いようです。
缶コーヒーは、単価が安く身近なものであるため、攻撃の対象になってしまったのでしょう。
一人社長やフリーランスであれば、視点を変えてみよう
節約系のブログやホームページでは、主婦やサラリーマン向けに書かれていることが多いと思います。
一人社長やフリーランスであれば、視点を変えてみることをおすすめします。
主婦やサラリーマンの場合は、収入がある程度計算できます。できますというか、できてしまいます。
計算できるのはいいことなのですが、それを増やすことが難しいのも事実です。
収入をコントロールできないのであれば、支出をコントロールするしかないのです。
しかし、一人社長やフリーランスであれば、収入を意識して増やすことができます。
どれだけ節約できるかということよりも、その支出がどれだけの収入に貢献するかを考えるべきでしょう。
缶コーヒーであれば、どこでも気軽に10秒で買えてしまい、後片付けもほとんど必要がありません。
130円で、リラックスができて、思考が働くようになるのであれば、缶コーヒーを買うことは、お金がもったいないと考える必要はないかもしれません。
むしろ、自分でコーヒーをいれたり、片づけをする手間を考慮すれば、積極的に利用すべきものなのかもしれません。
まとめ
「缶コーヒーをよく飲む人はお金は貯まらない」というのは、主婦やサラリーマン向けの言葉だと思いましょう。
一人社長やフリーランスであれば、直接収入に反映するわけではないとしても、費用対効果を考えましょう。
130円で手間をかけずにリラックスできるということであれば、缶コーヒーを悪者にする理由はありません。
一人社長やフリーランスも経営が厳しくなると、収入よりも費用を削減することを考えがちです。
確かに、費用を削減することが必要なときもあるでしょう。
しかし、費用の削減には限界がありますし、削減することによって仕事の効率が落ちたりしては本末転倒なのです。
【編集後記】
わたしが住む四街道市でも、昨年の11月からふるさと納税の返戻品が開始されたようです。
近いうちに、四街道市のふるさと納税について書いてみようと思います。