設立費用が安い合同会社はどのくらいの数あるのか

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会社設立を検討するときに、株式会社にするか合同会社にするか迷うところです。

以前にもこんな記事を書いています。

その会社設立、合同会社で大丈夫ですか?

2016.04.01

合同会社のデメリットは認知度が低いということに集約されます。

信用の問題にしても、採用の問題にしても、認知度が上がれば、問題はかなり改善されるでしょう。

一般的には、数が増えれば認知度も増します。

では、合同会社の数はどのくらいあるのでしょうか。

合同会社の数は、たった1.9%に過ぎない

国税庁企画課の平成27年度分「会社標本調査」によると、法人数は、264万1,848社だそうです。

法人の数は減っていると思っていましたが、前年比で1.0%増加しています。

このうち、合同会社は49,807社で、法人数全体の1.9%しかありません。

50社に1社弱です。

そんなものかなぁ、という気もしますし、それだけしかないのかという気もします。

50社に1社では、認知度が高いとは言えないですね。

合同会社の設立数は年々増えている

全体の1.9%しかない合同会社ですが、設立される数は年々増えています。

法務省の統計表によると、2015年に設立された合同会社の数は22,223社あります。

2015年の法人全体の設立数は、111,238社です。

新しく設立される法人のうちの、合同会社の占める割合は、約20%です。

5社に1社は合同会社が設立されているということになります。

この数字を見ると、合同会社は珍しい会社という数ではないように思います。

2012年の合同会社の設立数は、10,889社でしたから、3年で倍以上に増えています。

今後もこのペースで増加していけば、合同会社の認知度はどんどん上がっていくことが予想されます。

まとめ

設立費用が安いほうがいいので、合同会社を設立しようと思っている人は多いと思います。

しかし、認知度が低いので、「どうしようかなぁ」と合同会社設立を躊躇している人もいるでしょう。

合同会社の認知度は年々上がっていて、今後も上がっていくことが予想されます。

認知度が低いので、合同会社の設立を迷っている人にとっては、心強い数字なのではないでしょうか。

しかし、数が増えても、本当に認知度が上がったと言えるようになるには、もう少し時間がかかるかもしれません。

わたし個人の意見としては、気にかかる部分があるのでしたら、株式会社を設立したほうがいいのかなと思います。

もちろん、迷わずに合同会社を設立したいという人は、合同会社を設立して問題ありません。

多少の手間や費用は掛かりますが、合同会社から、株式会社に変更することもできます。

【編集後記】

昨日、クラウド会計を使いたいという方からの問い合わせがありました。

クラウド会計を使いたい、あるいは使っている方からの問い合わせが欲しいと思って、ホームページやブログを作っていました。

やっぱり、意図した通りに反応を頂けると嬉しいものですね。

今日の体重 74.2kg(ダイエット開始から△2.3kg) お腹周り 91cm(ダイエット開始から△5cm)


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。