「コスパ」の「パ」を大事にしよう!

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「コスパがいい」とか、「コスパが優れている」とかいう言葉をよく聞きますよね。

「コスパ」とは、「コストパフォーマンス」の略で、費用対効果のことを言います。

冒頭の「コスパがいい」も「コスパが優れている」も、費用対効果が優れているということを表しています。

みなさん、当たり前のように使っている言葉だと思いますが、わたしの感覚では、「コスパ」という言葉を使っているときに、「コスト」と「パフォーマンス」の割合が合っているのかな、と気になります。

費用対効果ですから、基本的には、コストとパフォーマンスの割合は、5:5になるはずです。

しかし、現実に「コスパ」という言葉が使われているケースでは、「コスト」が7から8割を占め、「パフォーマンス」は2から3割程度なんじゃないかな、と思うことが多くあります。

そもそも、「コスパ」という言葉は、「コスト」は1文字省略しただけなのに、「パフォーマンス」は6文字も省略されています。

「コスパ」という略語自体が、「パフォーマンス」を軽視しています(笑)

そこで今回は、「コスパ」の「パ」である「パフォーマンス」をもう少し気にしようよ、という話です。

高くて悪いものはいくらでもあるけど、安くていいものはほとんどない

以前に、お客様から、「高くて悪いものはいくらでもあるけど、安くていいものはほとんどない」という言葉を聞きました。

その言葉を聞いて、「確かにそうだよなぁ~」と思いました。

そのお客様は、商売が上手というか、利益をとても大切にする人で、利益率の良くない仕事はやらない人でした。

売上を気にするのではなく、あくまでも利益を気にしていました。

売上を気にするか、利益を気にするかということは、商売をするうえでとても大切なことです。

この社長の考え方は、今でもとても参考にしています。

この言葉でいうと、高くて悪いものは、「コスパ」が最悪ということになります。

安くていいものが「コスパ」がいいということになるのですが、安くていいものはそんなにあるものではありません。

安いものはそれなりのことが多いものです。

世の中的には、安くてそれなりのものについて「コスパ」がいいということが多いように思います。

コストとパフォーマンスの割合でいうと、コストが6~7、パフォーマンスが3~4というところでしょうか。

しかし、コストが5、パフォーマンスが5でいいものを見つけたいですよね。

値段はそこそこするけど、いいものを選ぶ

コストが5で、パフォーマンスも5という割合で、「コスパ」がいいものを選ぶとしたら、「値段は安いけど、それなりのもの」よりも「値段はそこそこするけども、いいもの」を選んだほうが、「コスパ」がいいと言えるのではないでしょうか。

例えば、ハサミは100円ショップでも売っています。

100円のハサミでも、大抵の場合は問題なく使うことができます。

しかし、300円から500円くらいするものと比較すると、切れ味や使い心地が違うと思います。

ハサミは一度買ったら、何年も使えるものですから、パフォーマンスを重視して500円で切れ味も良く使い勝手のいいものを選んだほうが、「コスパ」は優れていると言えます。

何を重視するかは人それぞれなので、「ただ安ければいい」とか「ハサミは切れればいい」とう人は、100円ショップのハサミを買えばいいでしょう。

その場合に、100円ショップのハサミは、「コスパ」がいいとは言えないのではないかと思います。

もう少し金額の大きいものを例にとると、仕事用のパソコンがあります。

ノートパソコンだと安いものでは5万円以下で買えるものもありますし、高いものでは30万円以上もするようなものもあります。

税理士を例に取ると、パソコンを使う頻度は高いので、パソコンが遅いと仕事の効率も悪くなりますし、それ以上にイライラします。

イライラが生む損失は結構なものになるでしょう。

5万円のパソコンよりもいいものを買った方がいいでしょう。

かといって、30万円もするパソコンが必要とも思えません。

15万円から20万円程度のパソコンで、自分の使用状況にあったものを買うのが、「コスパ」の良い選択と言えます。

まとめ

「コスパがいい」という言葉をよく聞くけれども、「コスト」重視のことの方が多いような気がして記事にしてみました。

実際は、「パフォーマンス」を重視したほうがいい場面の方が多いのではないかと思っています。

安いには、安いなりの理由があるとも言えます。

「安物買いの銭失い」にならないように、「コスパ」を考える際は、コスト5:パフォーマンス5の割合で、「コスパ」の良さを判断するようにしましょう。

【編集後記】

我が家では、どちらかというと、わたしは「パフォーマンス」重視で、妻は「コスト」重視です。

二人が違うので、バランスが取れるのかもしれません(笑)

実家から、長生(ながいき)メロンが届きました。

このメロンは美味しいんですよ、有難く頂きます。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。