当事務所は、平成28年8月1日に開業しました。
税理士事務所での勤務を14年経験してのスタートです。
勤務時代と同じく小規模企業の経営者や個人事業主向けにサービスを提供していますので、業務自体は、勤務時代とそれほど変わりません。
請求業務や事務所の経理作業などの事務作業が増えた程度です。
地域密着の需要がある
開業は自宅兼事務所でのスタートにしましたので、開業場所を選ぶということはありませんでした。
当初から2年以内くらいには事務所を借りたいと思っていました。
そこで問題となるのが、事務所を借りる場所です。
自宅兼事務所は四街道市ですが、隣には千葉市があります。
千葉市といえば、千葉県では一番人口が多く、政令指定都市にもなっています。
四街道市で事務所を営業するのがいいのか、それとも千葉市で営業をした方がいいのか、迷いました。
お客様には、ホームページやブログからお越しいただくことが多いです。
千葉市で税理士を探している人が、千葉市の中で税理士を探す場合は、四街道市では引っかからない可能性が高いです。
そういうことを考えると、千葉市での営業の方がいいように思えます。
しかし、当事務所に問い合わせをして頂いているお客様は、四街道市や千葉市を中心として、移動時間30分以内の方がほとんどです。
現時点では、四街道市と千葉市の割合は五分五分といったところです。
当初に考えていたよりも、千葉市の方からのお問い合わせを多く頂いています。
四街道市の自宅兼事務所でも、近くのお客様から問い合わせを頂けるということがわかってきました。
逆に、遠方からの問い合わせはありません。
四街道市に事務所を構えていても、税理士の需要があるということです。
先日、四街道駅徒歩5分の場所に事務所を契約しました(移転は11月上旬予定)が、千葉市にしなくて良かったなと思います。
四街道市の事務所でも、四街道市の方はもちろん、千葉市の方からも問い合わせが来ることがわかったからです。
地域密着でやっていけるという気持ちが強くなりました。
今後は、四街道駅徒歩5分の場所に事務所を構えることによって、より地域に根差した営業ができるようになります。
事務所の方向性
以前にこんな記事を書いていました。
かかりつけ税理士として、地域密着型の税理士事務所を目指すというようなことを書いています。
少し前から、このような方向性を見出していたのですが、今回新たにこのことを思い起こさせてくれるようなことがありました。
ホームページの業務案内には特に掲げていなかった相続税の依頼があったのです。
地域密着のかかりつけ税理士であれば、当然予想されるであろう依頼です。
しかし、当事務所のホームページには相続税のことは書いてありませんし、ブログで相続税の記事を書いたこともほとんどありませんでした。
地域密着型の税理士事務所には、相続税の需要があることを再認識するとともに、今後は相続税にも力を入れていこうと思いました。
勤務時代には相続税の仕事をしていましたので、安心してご依頼して頂ければと思います。
ホームページの業務案内にも相続税のことを載せるとともに、今後はブログでも相続税に関する記事を書いていきます。
まとめ
独立して1年超がたち、地域の需要や、当事務所の方向性がよりはっきりと見えてきたので、記事にしました。
11月からは、事務所を借りることになり、この方向性はより強くなっていくことと思います。
また、セミナースペースや来客スペースがある事務所を構えることにより、より地域に根差した営業ができるようになるでしょう。
事務所内のセミナースペースでは、相続税のセミナーも行ってみたいと思っています。
地元の税理士にみてもらいたいというご希望に添えるよう、日々前進していきます。
【編集後記】
以前から言われていることですが、昨日の日本経済新聞にも、サムライ業の多くがAIに代替されかねないという記事が載っていました。
税理士は、AIによる代替可能性が92.5%と書いてあります。
少し不思議な記事ではあります。
代替可能性が高い業種については、定型業務が多いと書いてありますが、中小企業診断士は経営者を説得する能力などが重要で、代替可能性が低いと書いてあり、中小企業診断士の代替可能性は0.2%となっているのです。
ほんとかなぁ、と思ってしまいます。
税理士の業務にも代替可能性が低いものも多くあるので、この通りにはならないでしょう。
しかし、将来も見据えながら営業をしていかないと、ほんとに仕事がなくなるということにもなりかねません。
そのことは、常に頭に入れておく必要があることは間違いがありません。