新聞、雑誌、インターネットの記事などで、一見普通の記事のようだけれども、広告のような記事があります。
記事広告の場合は、わかりやすく書いてあるかどうかはべつにして、「広告」とか「PR」とか書いてあります。
しかし、広告とは一切書いてないのに、広告のような記事になっているものには注意しましょう。
いいことしか書いていない
通常ものごとにはいい面もあれば、悪い面もあります。
しかし、いい面しか書いていない記事があったら、いい面しか書いていないのだと思うようにしましょう。
わたし自身は、記事を書くときに、なるべくメリット、デメリットの両方を書くようにしています。
いい面と悪い面の両方を把握したうえで、自分にとっていい面が上回るのかどうかを判断します。
いい面しか書いていなければ、判断ができません。
今日(1月10日)の朝日新聞デジタルの記事で「ローンで買うよりお得?毎月定額、自動車リース人気」という記事がありました。
個人向けリースの利用者が増えていること、新規参入も増え、消費者の選択肢は広がっていると書いてあります。
一応、リースは買うより安くなるとは限らないとか、下取り価格がまちまちだとか、中途解約はできずに解約すれば違約金が取られることになるとも書いてあります。
個人的には、このデメリット部分を読んだだけで、リースはやめようかなと思います。
しかし、記事では個人向けリースが今後も普及するというような感じで書かれています。
よく読むと疑問に思う
今回例にあげた記事では、最終的にはリースをすすめているようにも思えてしまいます。
リースが伸びている理由として書かれているのが、「車を買って持ち続けるのを煩わしいと感じる消費者が広がっている」とあります。
「???」
リースは中途解約できない、解約したら違約金がかかるんですよね。
持ち続けるのが煩わしいのに、リースなら違約金を払えば解約できるから煩わしくないとでも言うのでしょうか。
記事では、日本自動車リース協会連合会の事務局長が「車を所有することにこだわらない人は増えており~」と言っています。
所有にこだわらないのに、中途解約をしたら違約金を払うことになってもリースを選択するのでしょうか。
記事を読んで疑問に思うばかりです。
まとめ
今回は、朝日新聞デジタルの記事を例に取りましたが、雑誌やインターネット、個人ブログの記事でも同じことです。
広告ではないけども、広告のような記事になっているものはよくあります。
それが売れることによって書き手に何らかのお金が入る入らないに限らず、気をつけた方がいいでしょう。
ある程度の数の記事を読むことで、判断は出来るようにはなると思いますが、上手い文章を書く人であれば、読んだだけでは見分けがつかないこともあります。
また、悪気はなく、その人にとっては本当にいいものであるケースもあります。
その場合は、自分にとってもいいものなのかの判断が必要です。
いいことを書いている人と自分の状況が同じなのかどうか、再現性はあるのかどうか、考えるようにしましょう。
少し時間をおいてから、もう一度記事を読むと落ち着いて判断ができるかもしれません。
最後に、例にあげた記事は個人向けリースが人気ということが書いてあるだけで、決してリースを直接的にすすめている訳ではありません。
しかし、これを読んで、よくわからずにリースを選んでしまう人もいるんじゃないかなと思い、記事にしました。
【編集後記】
とある専門誌の定期購読をやめることにしました。
毎週発行されるのですが、ほとんど読めていなかったからです。
今年は、経費の見直しを図ろうと思っているので、その第一弾です。
一つ一つの金額はそれほど大きくないのですが、いくつかまとまれば、それなりの効果はあるかなと思っています。