最低でも一年に一回は、固定費の見直しをしよう

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事業を行っていれば、必ず発生するのが固定費です。

固定費は、必ず発生するものだから仕方がないと思っていませんか。

必ず発生するものではありますが、減らすことはできるかもしれません。

そもそもなくてもいいものがあるかもしれません。

また、必要だったものが無駄なものになっているかもしれません。

固定費は、必ずかかるものだからしょうがないとは思わずに、最低でも一年に一回は見直しましょう。

新しいサービスの登場やサービス内容に変化がないかを確認する

必ずかかると思っている固定費でも、新しいサービスの登場やサービス内容の変化により、見直しの余地があるかもしれません。

例えば、スマートフォンなどの通信費を考えます。

わたしは、スマートフォンの通話に関しては、docomoのカケホーダイというプランを採用していました。

名前の通り、いくら通話をしても料金は定額というものです。

わたしはそれほどスマートフォンで通話をする訳ではありません。

それなのになぜカケホーダイにしていたかというと、カケホーダイを申し込んだ当時は、カケホーダイにしないと他のサービスを利用するのに都合が悪かったからです。

先日、格安SIMへの変更も含めて通信費の見直しをしていました。

過去3ヶ月分の通話履歴を調べると、5分以上の通話は2回しかなく、それも6分台が1回と、7分台が1回でした。

docomoには、5分以内の通話が無料になるカケホーダイライトというプランがあります。

そして、わたしの場合、カケホーダイを申し込んだ当時はカケホーダイでないと都合が悪かったものが、今では、カケホーダイライトでもいいということがわかりました。

カケホーダイにしている意味がなくなったので、すかさずカケホーダイライトへの変更をしました。

カケホーダイライトでも問題なくなったのがいつのことかはわかりません。

docomoの料金体系をいつもチェックしている訳でもありません。

しかし、定期的に確認をしていれば、このように見直しを図ることができます。

スマートフォンの場合は、格安SIMを含めて見直しする価値が高いです。

わしの場合は、毎月たったの1,000円の見直しでしたが、こういったものが幾つかあれば、それなりの金額になります。

スマートフォンだけでなく、通信費関係は新しいサービスが始まることも多いので、ぜひ見直してみましょう。

他にも、電気代なども見直しをしてみてもいいかもしれません。

利用していないものはないか

固定費の中には、継続して利用するサービスが多くあります。

毎月一定の額を支払っているのに、利用していないサービスはないか確認をしましょう。

そのサービスを申し込んだときは、利用するつもりだっったのに、実はあまり使っていないというサービスが一つや二つあることは珍しくありません。

専門誌や雑誌の定期購読や、ソフトウエアやシステムなどの保守契約、サポート契約など見直してみましょう。

わたしの場合は、専門誌の定期購読を一つやめました。

読みたいという気持ちはあるのですが、実際はほとんど読んでいませんでした。

ほとんど読んでいないのなら、必要ないだろうということでやめることにしました。

これも一つだけでは大きい金額ではないのですが、積み重なれば大きいものになります。

保守契約やサポート契約も本当に必要なものかどうかを確認しましょう。

契約するときは必要だと思ったけど、全く使っていないということはよくあります。

ただし、使う機会は少ないけど、もしもの時のために入っていた方がいいというものもありますので、見直しは慎重に行いましょう。

人件費

人件費も当然見直しの対象となります。

小規模企業の場合は、人を減らすというよりは、人が機能しているかどうかの確認をした方がいいでしょう。

小規模企業で家族経営の場合は、親族の業務の見直しも必要です。

親族の業務については、曖昧になりがちです。

もっとこうして欲しいとか、これをやって欲しいと思っても、親族だと言いづらいということもあるでしょう。

しかし、家族経営での親族の働きの影響はとても大きなものです。

親族の働き方が改善されなければ、事業も上手くいかなくなってしまいます。

家族経営の事業が上手くいかなくなれば、家庭も上手くいかないということになりますので、家族経営の場合の親族の働き方についても、しっかりと確認しましょう。

ちなみにわたしの場合は、親族は事業を手伝っていないので、その点は気にしなくても大丈夫です。

まとめ

昨年の11月に事務所を借りて固定費が増えたため、固定費を見直したことをきっかけに今回の記事を書きました。

スマートフォンの料金プランや、専門誌の定期購読の廃止、あるサービスの保守契約の廃止など、一つ一つの金額は大きくありませんが、固定費は毎月発生するものであり、いくつかまとまるとそれなりの金額になります。

毎月自然に発生するものであり、きっかけがないとなかなか見直す機会もありません。

常に固定費を見直す必要はないと思いますし、常に見直していては大変です。

例えば、年末とか年始とか、毎年固定費を見直す時期を決めて、一年に一度見直すということを決めてみてはいかがでしょうか。

【編集後記】

昨日は、思ったよりも雪が降りました。

積もり始めていたので、16時半には事務所を閉めて帰りました。

そして、今日も2件の予定の日程を変更して頂きました。

無理をして事故を起こすよりはいいのかなと思います。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。