仕事やプライベートにかかわらず、何気ない一言で印象がガラッと変わることがあります。
先日、ノートパソコンが不調でサポートに電話で問い合わせをしました。
わたしは、自宅でノートパソコンを使用する際、ソファーに座って、膝の上に乗せて使用することが多いです。
そのことをサポートの人に伝えると、「なるべく机の上などの安定した場所でお使いください。」と言われました。
サポートの人にとっては普通のことを言ったつもりだと思います。
一般の人にとっても普通のことなのかもしれません。
しかし、膝の上でノートパソコンを使うことが当たり前になっていたわたしにとっては「むむむっ」となる言葉でした。
実は、わたしが使っているVAIOS13の2016年1月発売モデルは、「スリムでありつつ、堅牢でもある」とうたっていました。
ホームページには、以下のようにも書いてあります。
ちょっとした衝撃や破損で故障し、ビジネスが止まってしまう。それでは「快」にはつながらない。だから「堅牢性」は、「快」の追求に欠かせない要素となる。
VAIOS13では、実際の使用環境下での剛性や耐久性を図るための過酷な品質試験を実施。故障のリスクを気にせずあなたがどこでも持ち歩けるために。
「過酷な品質試験に耐える圧倒的なタフネス」とも書いています。
わたしは購入する際に、このホームページを見ていましたから、今回のサポートの人の言葉に違和感を感じたのです。
メーカーとしては、膝の上で使用することを想定していないのか、サポートの人が個人的にそう思っているのかはわかりませんが、タフネスさを売りにしていたのに、ちょっと残念な気がしました。
自分が正しいと決めつけるのは危険
わたしも、専門家として仕事をしています。
ですから、税金や会計についてお客様と話すときは、自分の方が知識があり正しいと思いがちです。
もちろん、そういった時の方が多いのですが、たまに勘違いなどでお客様の言っていることの方が正しいのに、それを訂正してしまうことがあります。
どんなに気をつけていても、たまに起こります。
このときに、お客様の反応や表情をよく見ていないと、そのことに気づくことができません。
お客様は心の中でおかしいと思っても、その場で指摘してくれるとは限りません。
自分で気づこうとしない限り、ますます気づかなくなります。
相手がどう思っているか
相手がどう思っているかということも、大切な要素です。
自分が話していることがわかっているかな、とか、お客様は今何を考えているのかといったことも考えながら会話をしなくてはいけません。
同じ言葉を聞いても、人によって思うことは別なので、その都度相手を観察する必要があります。
毎回同じような説明をしていても、人によって思うことは様々です。
こう話したら相手は大体こう思うと決めつけてはいけません。
10人いれば、10種類の考え方や感じ方があります。
普段は忘れがちになりますが、気をつけないと会話が成立しなくなってしまいます。
まとめ
パソコンのサポートの人と電話で話をして違和感を感じたので、記事にしてみました。
ノートパソコンを膝の上で使用する人がどのくらいいるのかもわかりませんし、メーカーがそれを想定して作っているのかどうかもわかりません。
ですから、今回抱いた違和感はわたしの独特な感覚なのかもしれません。
この記事で書きたいことはそこではありません。
今回のことで、わたし自身がお客様と会話をする際に注意しなくてはいけないということを再認識しました。
【編集後記】
今回の記事を書いて思ったのは、わたし自身、「あれっ!お客様がついてきていない」と思うことは珍しくないということです。
このことは意識し続けないと、気づけなくなってしまいます。
気づけない人にはならないようにしたいと思います。