税理士に依頼すると、数字がわからなくなるの誤解

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個人事業主が税理士に依頼をすることのデメリットとして、自分で数字がわからなくなると言われることがあります。

確かに、そういう一面はあるかもしれません。

しかし、あくまでも一面ということはわかっておいた方がいいでしょう。

自分で数字を理解するには

自分で行っている事業の売上や利益は、自分で会計データを作成した方がわかりやすいでしょう。

しかし、会計ソフトにデータを入力するだけでは、あまり数字を理解することはできません。

会計ソフトは取引を入力すると、勝手に数字を集計してくれますので、入力した人は、入力をしただけでは数字はわからないのです。

集計された試算表などを見ると、数字はわかりますが、逆に試算表を見なければ、データを入力しただけでは数字はわかりません。

特に、最近は簿記の知識がなくても会計ソフトの入力ができるようになっていたりします。

この場合だと、なおさら入力はできても数字のことはわからないということになる可能性が高くなります。

確定申告書については、自分で作成すれば、ある程度のことはわかるでしょう。

しかし、申告書についても、計算の仕組みがわかっていないと、この数字が税額にどのような影響を与えているかまではわかりません。

こうして考えてみると、会計ソフトを自分で入力したり、自分で確定申告書を作成しただけでは、数字のことはよくわからないということになります。

会計ソフトで試算表の数字を確認したり、申告書で税額計算の仕組みがある程度わかるようになって初めて数字の意味が分かってきます。

税理士への丸投げはさらにわからなくなる

税理士に依頼する場合で、請求書や領収書、通帳のコピーなどを渡すだけで、あとはお任せという人もいるでしょう。

この場合は、自分が数字についてわからなくなるというだけでなく、税理士の方もわからないことがあり、完成した試算表や申告書が果たして正確なものなのかも怪しくなります。

税理士に丸投げする場合、現金の残高も管理していないことが多いと思いますので、領収書が抜けていてもわかりません。

また、例えば、クレジットカードで支払ったものと現金で支払ったものの領収書やレシートを分けていないと、経費が二重に計上されてしまう可能性もあります。

たまたまプライベート用のクレジットカードで事業用のものを買った場合に、経費から漏れてしまう可能性などもあります。

そして、取引が全て継続的に一定の法則で行われていればいいのですが、大抵はイレギュラーな取引も発生します。

その場合、資料に不足があれば税理士の方では判断をすることができませんし、ひどいときはおかしいことに気づくこともできない可能性もあります。

税理士への丸投げは、数字がわからなくなるということもデメリットなのですが、そもそも正しいものができないかもしれないという大きなデメリットがあります。

税理士と数字について話をする

税理士に依頼をする場合は、税理士と事業の内容、数字、税額について話をすることをおすすめします。

ただ安くやってくれればいいという人もいるかもしれませんが、それならば、自分でやった方がいいこともあります。

それよりも、せっかく税理士に依頼しているのであれば、事業の内容を税理士に説明をして、数字や税額について説明を受けた方がいいです。

自分である程度数字や税額についてわかっているつもりでも、専門家である税理士の話を聞くと、別のものが見えてくるかもしれません。

自分とは違った視点での意見は貴重です。

しかも専門家ですから、自分では気づかないことについても教えてくれます。

まとめ

税理士に依頼をすると、数字がわからなくなると思っている人がいるかもしれないと思い、記事にしました。

数字がわからなくなるのは税理士に依頼をするからではなく、自分で試算表や申告書を確認しないからです。

自分で確認しないのであれば、税理士から説明を受けた方がまだ理解できます。

また、自分で会計ソフトを入力して、確定申告書を作成したとしても、ただデータを入力して作成しただけでは数字のことまではわかりません。

数字を見て、自分の感覚と合わせて、それを確認しないとわからないのです。

税理士に依頼をすれば、自分ではわかないことや気づかないことを教えてくれたりします。

せっかくお金を払って税理士に依頼をするのであれば、ただ申告書を作成してくれればいいと思わずに、数字や税額についての説明を受けて、自分の事業の数字や税額の計算について把握をできるようにしましょう。

【編集後記】

アイキャッチ画像は、庭にある桃を摘果したものです。

たくさん実があると栄養が行きわたらないので摘果します。

とてももったいない気がするのですが、仕方ありません。

摘果した数日後、一つを食べてみました。写真を見てもわかると思うのですが、かなり小さいです。

しかし、この大きさでも、食べてみるとしっかりと桃の味がします。

木に残っている20個の実には、袋掛けをしました。

どこまで大きくなるのか、そして収穫のタイミングがいつ頃なのか、甘くなるのかなど楽しみがつきません。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。