町の税理士事務所にとって、店舗(事務所)は大切な存在

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わたしは町の税理士事務所を経営しています。

税理士事務所にも色々あって、「町の税理士事務所」と言っても正確な定義があるわけではありません。

わたしの中で、町の税理士事務所とは町医者のようなもので、地域密着で、税理士業務であれば一通りのことはやる事務所のことを言います。

小規模企業や個人事業主の税務を中心に、相続税もやるといった感じです。

そして、従業員が100人を超えるような会社や、上場を目指す会社、社会福祉法人などはやらないといった感じです。

何をやって何をやらないかは、その税理士事務所によって違うので、何とも言えませんが。

例えば、相続税に特化していたり、国際税務に特化しているような税理士事務所は、町の税理士事務所には当てはまらないと思います。

また、税理士法人になって支店を多く出すような税理士事務所も当てはまらないでしょう。

古くから税理士事務所のイメージがある人にとっては、昔ながらの税理士事務所というとわかりやすいかもしれません。

店舗(事務所)があるとないでは大違い

わたしはこのブログで何度も書いていますが、ほとんどホームページとブログでしか営業をしていません。

こう書くと、ホームページやブログがあれば、店舗(事務所)はいらないんじゃないかと思うかもしれません。

しかし、わたしの場合、店舗(事務所)はとても大切な役割を果たしています。

現在、相続税の申告を3件受注していますが、おそらく店舗(事務所)を構えていなければ、3件とも依頼は来なかったのではないかと思っています。

他にも、問い合わせを頂いたお客様で実際の店舗を見て決めたと言って頂いた方もいらっしゃいます。

問い合わせを頂いた方には、「どのようにしてこの事務所を知ったのですか」ということを聞くようにしています。

その際に、店舗(事務所)があった方が安心するということを聞くことも珍しくありません。

さらに、前から店舗(事務所)の前を通っていて、ここに税理士事務所が出来たことを事前に知っていたお客様もそれなりにいらっしゃいます。

ホームページやブログを見たのと、実際の店舗(事務所)を見たのが、どちらが先かまでは確認していませんが、どちらもそれなりの割合でいらっしゃるのではないかと思っています。

店舗(事務所)を出してから、問い合わせの件数も増えた

あくまでもわたしの場合ですが、店舗(事務所)を出してから問い合わせの件数も増えました。

ただし、開業をして1年3ヶ月で事務所を借りたので、時期的に問い合わせが増える頃だったのかもしれません。

それでも、自宅兼事務所でやっていたら、問い合わせはもっと少ないままだったのではないかと思っています。

ホームページやブログに事務所を借りますと書いてから、既存のお客様に「今度事務所借りるんだってね」と言われたことは1度や2度ではありませんでした。

新規の問い合わせを頂いた方からも同じようなことを言われました。

それだけ、お客様は店舗(事務所)を気にされるということなんだと思います。

町の税理士事務所と店舗(事務所)の相性がいい

あくまでも、オーソドックスな町の税理士事務所と店舗(事務所)の相性がいいと思っています。

色々な税理士事務所がありますので、全ての税理士事務所にとって、店舗(事務所)が必要という訳ではありません。

自分のやり方には店舗(事務所)があった方がいいのかどうかの判断が必要になります。

家電に例えると、アマゾンでいい商品を見つけたとします。

ネットだけでは判断ができないので、近所の家電量販店で実物を触って確認します。

そして、家に戻ってアマゾンで注文するような感じかもしれません。

ホームページやブログを見て、税理士事務所のことを知ってもらい、実際の店舗(事務所)の前を通って、どんな感じかを確認する。

そして、ホームページのお問合せフォームや電話で問い合わせるといった感じでしょうか。

先に店舗(事務所)を見ていた場合は、順序が逆になって、店舗(事務所)を見た後に、家に帰ってホームページやブログを確認するということになります。

町の税理士事務所を選ぶお客様にとっては、近くに会いに行ける税理士事務所があるということが大きなポイントになります。

その場合は、実際の店舗(事務所)を見て判断することが多くなると思います。

まとめ

町の税理士事務所にとっての店舗(事務所)の重要性について書いてみました。

税理士にも色々なスタイルがあります。

自宅兼事務所で十分という人もいますし、自宅兼事務所の方が良いという人もいます。

わたしの場合は、店舗(事務所)を借りてもうすぐ1年になりますが、借りて良かったと思っています。

さらに、マンションの1室などではなく、前を通ったら、ここに税理士事務所があるとわかるところで良かったと思います。

税理士が開業するときは、店舗(事務所)を借りるかどうか迷うこともあると思います。

自分がどんなスタイルで税理士事務所を経営するかによって答えは変わってきます。

さらに、開業当初の資金繰りも大きく影響してきます。

わたしは、開業当初の資金繰りを考慮して、最初は自宅兼事務所でスタートしました。

この判断も正解だったと思います。

最初から売上がある人にとっては問題ないかもしれませんが、売上を1から作っていく場合は、とても大きな問題になります。

ひと口に町の税理士事務所と言っても色々あります。

あくまでも、わたしにとって店舗(事務所)はとても大切だということになります。

【編集後記】

昨日テレビでプリンセス駅伝を見ていたら、レース中に骨折をして残り200mを四つん這いになってタスキをつなぐというシーンがありました。

テレビがアップでその選手を映すと、凄く汗をかいていて必死に這いつくばっていました。

両ひざからは出血もしていました。

見ていて涙が出るシーンでした。

涙が出るから良いとか悪いとかではなく、とても考えさせられるシーンだったと思います。

人によって色々な意見があると思いますが、人として涙が出るシーンであったことは間違いないのかなと思います。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。