最近悪者になることも多い電話ですが、わたしは電話を使っています。
このブログでも何回か電話に関するネタを書いています。
電話が悪者にされる理由として、人(相手)の時間を奪うというものがあります。
本当に電話が人の時間を奪うのでしょうか。
時間を奪うのは電話ではなく人間
わたしの感覚では、人の時間を奪うのは電話ではなく人間です。
電話で長電話をする人は、メールのやり取りでも、長文になったり、何往復ものやり取りになったりするのではないでしょうか。
そう考えると、電話だから人の時間を奪うのではなく、コミュニケーションのやり方が時間を奪っているのではないかと思います。
わたしの直近3ヶ月間の携帯電話の通話明細を調べてみました。
3か月間で36回の通話をしています。
3か月で36回の通話ですから、1日に1回以下の頻度です。
36回の通話時間を1分ごとに区切った回数は以下の通りです。
1分以内 18回
1分超2分以内 6回
2分超3分以内 4回
3分超4分以内 3回
4分超5分以内 0回
5分超6分以内 1回
6分超7分以内 2回
7分超8分以内 2回
36回の通話のうち、半数の18回が1分以内の通話です。
1番長い通話でも7分台でした。
どうでしょうか、人の時間を奪っている感じはしますでしょうか。
もちろん、感覚は人それぞれですから、これでも人の時間を奪っていると思う人もいるかもしれません。
しかし、この程度の時間であれば、人の時間を奪っているとは言えないのではないかと思っています。
逆に、この電話の内容のやり取りをメールでした場合はどうでしょう。
電話の時間よりも短い時間で同じ内容のコミュニケーションが取れるでしょうか。
難しいのではないかと思います。
電話のメリット
電話のメリットは、そのやり取りで、すぐに相手の回答を得ることができることです。
その回答が得られれば仕事が進むというときに、メールでのやり取りにして、回答が30分後に来るということになると、その仕事が30分止まることになってしまいます。
また、電話であれば、電話に出てその場で回答することでも、メールの場合は、後でいいやとなりがちです。
複数の仕事を平行して進めている場合などは、その場で回答を得たいと思うことは多いです。
電話では、相手の声を聞けることもメリットです。
メールよりも相手の感情や、ニュアンスが伝わりやすいです。
時と場合によって使い分ける
電話を嫌う人は時間を奪われるだけでなく、集中力を奪われることも嫌います。
この点は、確かにあると思います。
電話を使い慣れているわたしからすると、仕方ないと割り切っています。
ただし、相手が電話を嫌っているとわかっていれば、電話をしません。
税理士の場合、仕事で電話をする相手のことを知っていることが多いため、電話をして問題ないかどうかがわかっていることが多いです。
ホームページのお問い合わせフォームにも、希望の連絡方法をメールか電話かを選んでもらうことにしています。
もちろん、メールを希望している人にはメールをしますし、電話を希望している人には電話をかけます。
電話が嫌いで電話を使う人とは仕事をしないというのであれば別ですが、そうでないならば、相手によってコミュニケーション方法を使い分けるのがいいと思っています。
ちなみに、わたしはこのような記事を書いていますが、電話をする回数よりも、メールをする回数の方が多いです。
まとめ
電話が人の時間を奪うのではなく、人が人の時間を奪うのだということについて書いてみました。
おそらくですけど、電話で人の時間を奪っている人は、メールでも人の時間を奪っているし、実際に会って話をするときも人の時間を奪っているのではないかと思います。
そう考えると、人の時間を奪っているのは、電話ではなく人なんだと思います。
色々誤解される記事になってしまったかもしれませんが、コミュニケーション方法は、時と場合によって使い分けることにより、お互いの時間を大切にすることが求められるのかもしれません。
【編集後記】
つい最近小規模企業共済の申込書を5部送ってもらったのに、もう追加で送ってもらうことに・・・
ギリギリにおすすめしているようでは良くないですね。
電話に関する記事を書いたので、ついでに書くと、今日税務署から電話がありました。何かと思ったら、電子申告を推奨する電話でした。
えっ!当事務所は、ほぼ100%法人税、所得税、法定調書を電子申告しているのに。全部の税理士事務所にかけてるのかなぁ。