開業当初の効率化の優先順位はそこまで高くない

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仕事をするうえで欠かせないのが効率化です。

しかし、開業当初で売上げが少ないのであれば、効率化の優先順位はそれほど高くありません。

効率化よりも売上げをあげること

開業当初は、効率化よりも売上げをあげることが大切です。

売上げの見込みがない段階で効率化と言っても効果はほとんどありません。

効率化には下記のようなメリットがあります。

・作業を効率化することにより、時間の短縮を図ることができる
・業務を効率化することにより、無駄を省ける

効率化をすることによって、時間を短縮できたり、無駄を省くことができるので、その分、他のことができたり、量を多くこなすことができます。

売上げがない状態で効率化をしても、あまり効果がないことがわかると思います。

もちろん、今後売上げが増える見込みだから、今から効率化をするということであれば問題がありません。

最初の内は小さなことでも大切に

振込手数料やATMの手数料について考えてみます。

例えば、15分かけて移動をすれば、手数料のかからないATMで現金を引き出すことができるが、手数料がかかってもいいのであれば、5分の移動時間で済むとします。

どちらがいいでしょうか。

事業をしている人であれば、手数料がかかっても5分の移動時間で済む方を選ぶ人が多いと思います。

これも効率化と言っていいかもしれません。

しかし、もう少し踏み込んで考えると、そもそもなるべく手数料がかからない金融機関を利用するという方法があります。

コンビニのATMで月に3回までの利用手数料が無料という金融機関があるのであれば、その金融機関を使えば、移動時間も短く手数料も無料で利用できるかもしれません。

5分の場所にあるATMでは手数料がかかって、15分移動すれば、手数料が無料になる。

この条件で15分移動することがいいとは思いませんが、自分の行動範囲などを考えて、あらかじめ手数料がかからないような金融機関で口座を開設する方がメリットは大きいでしょう。

ちなみに、わたしの記憶では開業して2年9ヶ月で、時間外手数料を支払ったことはありません(もしかしたら1度か2度はあるかもしれませんが)。

これも、自分の行動範囲を考えて手数料がかからなくて良いような金融機関を選んでいるからです。

振込手数料も同じように、月に何回までは無料とか、同一銀行への振込なら無料という金融機関もあるので、そういった金融機関を選ぶのも一つの手でしょう。

わたしの場合、家賃や給与の支払い、その他の支払いで同一銀行から振り込むことで振込手数料が無料になることが多いです。

その点まで考えているので、昨年の有料での振込件数は年間5件で、振込手数料の合計額は885円でした。

手数料が無料で行った振り込みは、30回を超えると思います。

35回の振り込みで振込手数料が885円で済んだことになります。

ある程度売上げがあがるようになったら、時間外手数料や振込手数料の金額を気にするよりも、手間暇がかからない方法を優先した方がいいですが、開業当初であれば、自分にとって手数料が安く済む金融機関を選ぶという方法もあります。

まとめ

効率化は大事なことではありますが、開業当初においては最優先事項ではありません。

効率化よりも、まずは売上げをあげることを優先させましょう。

仕組みでできる効率化は最初からやっておいても問題ありません。

手数料のかからない、あるいは手数料の安い金融機関があるのであれば、最初にその金融機関を選ぶだけで経費の削減に繋がります。

単に手間暇をかけないようにするために手数料を気にしないというのは、一見効率化には見えますが、仕組みに問題があるかもしれません。

開業当初はやらなくてはいけないことが多いので、優先順位をつけて大事なことから取り組んでいくようにしましょう。

【編集後記】

昨日は、テレビで千葉ロッテの試合を見ていて、3点リードで7回を終えたところでお風呂に入りました。

しかし、お風呂から出ると同点になっていました(涙)

結局は引き分けでしたが、負けなくて良かったではなく、昨日の試合は勝ちたかったですね。

最近はあまり写真を撮っていないので、以前に撮った写真を使いまわしています(しかも記事とは関係のない写真)。娘が産まれたこともあって、外出自体が減っているせいではあります。


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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。