規模が小さいメリットをいかす

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大は小を兼ねるということわざがあります。

ことわざの通りという訳ではありませんが、事業をしていても、小さな組織や個人が、大きな組織に勝つことは簡単ではありません。

しかし、規模が小さいメリットもあります。

規模が小さいのであれば、そのメリットをいかすことを考えてみましょう。

素早い意思決定ができる

小さな組織、あるいは個人であれば素早い意思決定ができます。

良いと思えば、その場で決めることができます。

極端なことを言えば、例えば、昨日まで中華料理店をやっていたとして、これからは和食が流行ると思ったら、明日から和食屋さんに変更してしまうことも不可能ではありません。

これが大きな組織になると、経営に関する重大な方針転換をしようと思ってもすぐにという訳にはいきません。

小さな組織や個人であれば、いいと思ったらすぐに始めて、だめだと思ったらすぐにやめることができます。

このスピード感は大きな武器になります。

何も経営に関する重大な方針だけではなく、日頃の判断の一つ一つのスピードを速くすることができます。

コストが少なくて済む

大きな組織の場合、人や場所、その他の設備がたくさん必要になるので、当然コストがかかります。

コストがたくさんかかるということは、当然そのコストを回収しなくてはいけません。

先にコストがかかるので、マイナスからスタートするイメージです。

コストが回収できなければ、当然赤字ということになります。

小さな組織や個人であれば、コストをかけずに、あるいは少しのコストで事業を行うことができます。

例えば、税理士事務所であれば、自宅の一部を事務所として使用し、1人でスタートすることで、最小限のコストで開業することができます。

税理士になるためにそれなりのコストがかかるのですが。

このコストが少なくて済むということは、失敗したときに、大けがをしなくて済むというメリットにもなります。

コストをかけて失敗をすると、それだけで、倒産や廃業の危機になってしまう可能性があります。

しかし、コストがかかっていなければ、失敗をしても、また他の方法で勝負をすることができます。

さらに、開業当初など売上が少ない時は、コストが少ないということはとても助かります。

とにかく早く拡大したいという人でなければ、まずはコストをかけずにスタートするということを意識してもいいかもしれません。

自分の目が行き届く

大きな組織では、社長の目が細かいところまで行き届くということはありません。

従業員が100人を超える会社であれば、一社員が社長と直接話をすることもあまりないでしょう。

従業員が1000人を超えるような会社では、一社員が社長を直接見ることもあまりないかもしれません。

大きな組織では、当然のように、組織化され、管理や教育をそれぞれの責任者に任せることになります。

そうなると、社長は現場で何が起こっているかまでは把握することが難しいでしょう。

1人でやっていれば全てに目が行き届きますし、従業員が10人くらいであれば、大抵のことに目を行き届かすことができるでしょう。

従業員の顔や名前はもちろん1人1人の性格や家族構成なども把握することができます。

一概に何人までとは言えませんが、自分の目の届く範囲で事業をやりたいという人は多いと思います。

税理士事務所だと、従業員が担当を持つと、人が少なくても自分の目が行き届きづらくなります。

事業によっては、人数ではなく仕事のやり方によって変わってくることになります。

まとめ

規模が小さいメリットについて書いてみました。

わたし自身が小さい規模で事業をしています。

今回あげた3つのメリットというのは普段から意識していることでもあります。

大きな組織とまともにやりあっても勝てないという場合は、小さいなりのメリットを探してみましょう。

そこに、小さな組織の生きる道があるかもしれません。

【編集後記】

お昼ごろからfreeeがエラーでアクセスできないみたいです。

今日の午前中はfreeeを使っているお客様と決算の打ち合わせ。

パソコンでfreeeを見ながら話をしていました。

そのときにエラーが起きていたら、打ち合わせがスムーズにいかないところでした。

ちょくちょくこういったエラーが起きるので、今後は改善をして欲しいですね。


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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。