ネットの声は、ある程度補正して考える

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最近、SNSなどで士業が食える食えないの話を聞くことが多いように思います。

実際に士業が食えるか食えないかは別として、こういった話を聞くときは、自分である程度情報を補正した方がいいです。

実名か匿名か

まず、その情報が実名で発信されているのか匿名で発信されているかによって補正も変わってきます。

例えば、実名で情報を発信している人が、凄く稼いでいる人の場合、控え目に言うことが多いと思います。

1億円の所得(売上ではなく儲け)を稼いでいる場合、実名で具体的な所得の金額を言う人は少ないでしょう。

それは防犯の目的もあるし、ひがみ妬みをかわす目的もあるでしょう。

ただし、具体的な儲けの金額を言わない代わりに他の言葉で言っていることはあります。

例えば、売上げについては金額を言うとか、人を何人雇っているとか、顧問先の件数とか、間接的に儲かってますよということを伝えていることはあると思います。

そして、実名で情報を発信している人が食えていない場合は、多少盛って発信している可能性が高いと思います。

通常、食えていない人、儲かっていない人に仕事を頼もうと思う人は少ないので、実名で食えていない、儲かっていないという積極的な理由はありません。

後になって、開業当初は苦しかったとか言う人はいると思いますが。

ですから、実名の場合、儲かっている場合は控え目に、儲かっていない場合は少し話を盛っているというような補正をかけるようにしてみましょう。

もちろん例外はありますので、すべてがこうだという訳ではありません。

では、匿名の場合はどうでしょうか。

まず、匿名の場合は、それが真実かどうかを見極めなくてはいけません。

匿名だからといって、真実ではないことを発信している人も少なからずいると思われます。

また、匿名で極端なことを言っている場合は、ネタの可能性もあります。

その人の発言を継続的に観察することで、ある程度は真実性を見極めることができるでしょう。

匿名の人の場合は、人によって様々なので、全体的な傾向ではなく、その匿名の人の特徴を知ることの方が有用かなあと思います。

ですから、継続的に情報を発信していない匿名の人の言うことは、たいていが作り話くらいの気持ちできいておいた方がいいかもしれません。

あとは損得を考えることもあります。

そのような発言をして、誰も得も損もしないのであれば、あまり嘘をつく意味もありません。

普段情報を発信していない匿名アカウントで1億円稼いでいると言われても、それを信じることは難しいです。

匿名の人の方が真実を言いやすい側面もあるので、内容によっては匿名の人の情報の方が正しいこともあるでしょう。

先ほどの例で、実際に1億円の所得(儲け)があるような場合や、開業して1年間で売上が50万円しかなかったというような場合は、実名の場合はぼかして表現するのに対し、匿名の人の方が真実をズバリ言っている可能性もあります。

部分的に切り取っていないか

ネットに限らないのですが、自分に都合のいい部分だけを切り取って情報を発信している可能性があります。

例えば、「売上げが1億円を超えた」「従業員が50人を超えた」「顧問先の件数が300件を超えた」という情報を聞くと、凄いなぁと思うかもしれません。

しかし、売上げは1億円を超えたけれど赤字かもしれないし、従業員が50人を超えたけれど、人の入れ替わりが激しくて従業員は疲弊しているかもしれません。

また、顧問先の件数は300件を超えたけれども、単価が著しく低いかもしれません。

こういった場合は、その人がどういう意図でその情報を発信しているかを読み取って、情報を補正しましょう。

自分のところはこんなに拡大して上手くいってますよと言いたいのだなと思ったら、極端に言うと、「あー、上手くいってるアピールをしないといけないくらい困っているのかな」くらいの補正が必要な場合があるかもしれません。

ただし、部分的に切り取った情報が悪いとは思っていません。

意図的にそうした情報を発信することによって、今は大変だけれども、後から実態が伴ってくることもあります。

なりたい自分を発信することによって、それに向けて頑張るという側面もあるかもしれません。

情報の発信には、発信者の意図が大きく関わってきます。

いい悪いではなく、その意図を読み取って補正した方が良いということです。

まとめ

ネットの声については、補正して受け取った方が良いということについて書いてみました。

色々な人がいるので、絶対ということはありません。

しかし、全体的な傾向はあると思います。

とくに継続的に情報を発信している人であれば、ある程度の補正はできるでしょう。

匿名で継続的に情報を発信していない人の場合は、参考の参考程度に聞くのがいいでしょう。

わたしは実名で継続的に情報を発信していますが、それでも、情報を切り取って発信していることがあります。

それは、対面での会話でも変わりません。

情報の発信とはそういうものだと思っておいた方がいいでしょう。

【編集後記】

楽天の美馬がロッテに来るみたいです。

それはそれでいいのですが、そうなると、人的補償がどうなるのかが気になります。

プロテクト枠の28人って意外に少ないですよね。

パッと考えただけでも4~5人は守りたいのに守れない選手がいますね。

正直ベテランの人を獲ってもらった方がいいかもなという気持ちもあります。

涌井、大谷、内、清田などはプロテクトされるのかなあ。


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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。