今日は購読しているメールマガジンで税理士試験の元について書かれていたので、わたし自身の税理士試験の元について考えてみました。
今回は、税理士試験の元について3つの視点から書くことにします。
お金の元
元をとるという場合に、最初に考えるのはお金のことではないでしょうか。
税理士試験のためのお金としてまず考えられるのは、専門学校の授業料です。
全ての科目を1回で合格したとすると、80万円程度でしょうか。
わたしの場合は、何回か受験していますので、倍の160万円くらいかそれ以上かかったと思います。
ちなみに、勤務していた事務所によっては、受験料を一部負担してもらったこともあります。
次に、税理士試験をしていなかったとしたら、稼げていたはずのお金があります。
税理士試験のための勉強をするため仕事をセーブしていれば、年収が100万円から200万円くらい減るかもしれません。
また、正社員で働くと勉強の時間が取れないからとアルバイトにしたら、年収の減収分はもっと大きくなるでしょう。
わたしの場合は、アルバイトしていた時もそれなりにありますので、この減収分で、かなりの金額にはなるかなと思います。
ちょっと具体的な金額は書きませんが、4桁いくかもしれないですね。
わたしは合格した後、4年くらいは税理士法人で勤務をし、その後独立をしました。
現在は、独立をして4年目というところです。
専門学校の授業料くらいは、勤務していた税理士法人での給料アップで元はとったと思います。
しかし、税理士試験受験時代の全部の減収分を取り返したかというと、現時点では、取り返せていません。
その分については、このあと取り返す予定ではあります。
時間の元
税理士試験に費やした時間についても元をとるという考えもあると思います。
わたしは、税理士試験を目指してから、税理士試験に合格するまでに15年ほどかかっています。
途中勉強をしていない期間もありましたが、かなり長い時間がかかったことに違いはありません。
15年の時間の元をとるのに15年かかるとすると、まだ8年くらいしか元がとれていないことになります。
それでも70歳まで働くつもりですから、元はとれることになります。
時間については、単純に5年かかったから5年で元がとれるということではありません。
20代や30代の5年と40代や50代の5年では、内容が違うと思います。
ですから、時間については、元をとったかどうかは自分の感覚次第ということろはあると思います。
わたしの場合、やはり長い時間かかりましたから、時間という点では、まだ元はとれていないと思います。
20代にしかできないことや30代にしかできないことを犠牲にしてしまうと、40代以降で取り戻せないこともあるかもしれませんので、勉強をしながらも、そのときにしかできないことはやっておいた方がいいかもしれないですね。
働き方の元
働き方については、すでに元を取ったかなと思います。
税理士にならなければ独立できない訳ですから、独立をしたい人であれば、独立をした時点で、働き方の元はある程度はとったと言えるでしょう。
ただし、独立すれば、働き方に満足するということでもありませんので、自分自身で納得のいく働き方をすることも忘れてはいけません。
わたしの場合は、独立後の働き方については、概ね満足のいくものとなっていますので、元はとりました。
働き方については、独立を考えていない人であれば、勤務をしていても元がとれるとは思います。
わたし自身、税理士法人を辞めると決めるまでは勤務を続けようと思っていました。
ただし、わたしの場合は、勤務を続けていたら、働き方の元は取れていなかったかもしれません。
働き方については、独立後に大きく改善しました。
まとめ
税理士試験の元をとるということについて書いてみました。
こう書いてみると、わたしの場合、まだ元はとれてないんだなと改めて思いました。
しかし、元をとることにそれほどこだわっているかと言うと、そうでもありません。
そもそも元をとるという考えをあまりしないのかもしれません。
食べ放題や飲み放題でも、元をとることにそれほどこだわりません。
美味しく食べれれば良いという感じです。
そういう考えですから、そもそもあまり食べ放題にはいかないのですが。
それでも、もう少し時間はかかるかもしれませんが、税理士試験の元はとれると思っています。
今日は税理士試験の合格発表日でした。
税理士試験に合格された方は、税理士試験の元を取ることについて考えてみるのもいいかもしれないですね。
【編集後記】
火曜日の午後から体調を崩し、ブログも2日間お休みしました。
久しぶりにひどい体調不良でした。
何とか回復してきたので、ブログも今日から再開します。