事業をするうえで、少なくとも数年先のことは考えておきたい

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事業をしている人であれば、将来のことを考えている人は多いでしょう。

どのくらい先のことを考えるかは、その人次第ですが、少なくとも数年先くらいのことまでは考えておきたいものです。

そのうえで、10年先、20年先、30年先についても大まかに考えておくといいのではないかと思っています。

独立開業時に考えていたこと

わたしは2016年8月に開業しましたので、現時点では4年3か月が経過しました。

開業時から見ての数年後は、既に過去のことになっていますので、ちょっと振り返ってみます。

開業時は自宅兼事務所でスタートし、2年か3年で事務所を借りられればいいなと思っていました。

事務所については、開業から1年3か月ほどで借りることになりました。

事務所を借りることについても、先のことを考えて早めに借りました。

事務所を借りることで問い合わせも増えましたし、事務所を借りていなかったら来なかったと思える仕事もあります。

また、思っていたよりも、事務所があることでの宣伝効果を感じることができました。

結果として、早めに借りておいてよかったと思います。

次に、パートさんについても、数年のうちに1人採用できればいいなと考えていました。

パートさんについては、開業から2年1か月で採用することができました。

パートさんについても、早めの採用になりました。

採用後の仕事の増加が思ったほどではなかったので、現在においても、2人目の採用にはなっていませんが、1年後くらいには、2人目の採用も考えています。

事務所を借りたり、パートさんを採用したりという大きな出来事については、開業時にすでに考えていたことです。

開業時に考えていたこととして、ホームページやブログでの営業があります。

これについては、もっと早く結果が出ると思って始めたのですが、結果が出るまでには時間がかかりました。

そして、思っていたほどの効果があったかというと、そうでもないという感じです。

ただし、わたしにとって、他にもっといい営業の方法があったかというと、とくに思いつかないので、結果として、自分の思う営業方法でここまでやってこれているので、良かったのかなと思います。

開業時に考えていた数年先のことはある程度現実になりましたが、思っていたよりはゆっくり進んだと思います。

もう少し早く事業が軌道に乗るかと思っていました。

開業時に考えていなかったこと

逆に開業時に考えていなかったこともあります。

一番大きなことは、事務所の方向性というか、事務所のウリです。

今は、「まちの税理士事務所」として売っていますが、これは開業当初は考えていなかったことです。

こういった時代ですから、インターネットを利用することで、全国のお客様を相手に仕事をする可能性もあると考えていましたので、それほど地域を絞ることは考えていませんでした。

しかし、開業して仕事をしていくうちに、だんだんと、考えが変わっていきました。

とういうのも、当初は、やはり近くの方から問い合わせをいただいたからです。

今でもそうですが、弊事務所に問い合わせをいただく方は、弊事務所から車で30分以内の方がほとんどです。

それだけ、近くの税理士に依頼をしたいという方が多いのだと思います。

そうであるならば、わたしもお近くの方をお客様として考えようということになりました。

5年目を迎えた今も、お客様はほとんどが事務所から車で30分範囲内の方です。

もっと言うと、お客様の7割の方は、車で15分以内の方です。

事務所から歩いて行けるという方も少なくありません。

これも、事務所を借りた効果だと思っています。

そこに事務所があるということで、近くの方に知ってもらえたということもあると思います。

今から数年後のこと

当然、今から数年後のことも考えています。

今考えている大きなことは、3つあります。

1つ目は、正社員、パートナー、後継者についてです。

わたしは拡大を目指していませんが、税理士の社員、税理士のパートナー、あるいは事務所の後継者を探して一緒に働きたいと考えています。

いずれも、わたしの考えに共感してくれる人を希望しています。

わたしの考えに共感してくれる人で、わたしと一緒に働きたいという人がいれば、一緒に働きたいと思っています。

税理士になったけど、独立をするのには少し抵抗があるという人や、違う得意分野の税理士と組んで税理士事務所を経営してみたいという人、あるいは、自分が共感できる税理士事務所で働いて、いずれはその事務所を引き継ぎたいという人などを想定しています。

こういったことを考えている理由は、自分が作った税理士事務所を次の世代に残したいと思っているからです。

そのために、わたしの考え方に共感してくれる人との出会いを望んでいます。

2つ目は、2人目のパートさんの採用です。

現時点で、2人目のパートさんが必要なほど仕事量があるわけではありません。

ただし、少しづつではありますが、仕事量が増えていますし、1人目のパートさんの働きやすさや、何かあった時のためにも、パートさんはもう1人いた方がいいと思っています。

今すぐにということにはならないと思いますが、1年後くらいをめどに2人目のパートさんを採用できればと考えています。

3つ目は事務所の移転です。

現在の事務所の賃貸借契約が5年間のため、あと2年ほどで更新になります。

このまま更新するのか、移転をするのかということを考えています。

これについては、2人目のパートさんの採用や、税理士の従業員、あるいはパートナー、後継者の影響を受けますので、今後1~2年の様子を見て決めることになります。

ただし、今から物件情報などを見てはいます。

今の事務所は場所的にはいい場所にあるのですが、今以上にいい物件があれば、移転をすることになるかもしれません。

または、一緒に働くことになった人や、新たに始める事業などによって変わってくるかもしれません。

そして、数年後ではなくすぐに始めようと思っていることもあります。

それが経理代行サービスです。

わたしは、個人の税理士事務所とは別に会社を立ち上げました。

しかし、現時点でその会社はほとんど売上がない状況です。

この会社で何か事業を行いたいと思っていたのですが、経理代行サービスを行うことにしました。

ということで、現在も含めて考えていることはいろいろあります。

5年以上先のこと

数年先のことを考えることも大切ですが、5年以上先のことも考えておきたいものです。

これは、事務所の方針や方向性など、大きな視点での考えになります。

わたしの場合で言うと、拡大しないという方針は、10年20年にわたって変わらない方針だと思っています。

また、次の世代に事務所を残したいということも、20年以上先のことを考えた方針になります。

随分と前から10年後になくなると言われている税理士の仕事ですが、その中で、10年20年と生き残らなくてはいけません。

そして、10年20年、あるいはそれ以上の期間にわたって、地域の経済に少しでも貢献できればと良いなということも考えています。

5年以上先のこととなると、どうしても具体的なことよりも、抽象的なことになってしまいますが、それでもいいと思っています。

抽象的なことでも長期的な視点で考えることは大切です。

まとめ

事業をするには、先のことを考える必要があるということについて書いてみました。

あくまでもわたしの場合ですが、数年先くらいのことまでは具体的に考え、そして、それ以上先のことは抽象的になりますが、20年30年先のことまで考えています。

それでいいと思います。

長期的な視点で、自分なりのビジョンを持って事業を行うことが大切です。

ただし、短期間で稼ぎ切るという考え方もありますので、そういうことも含めて自分なりの考え方を持つ必要があるでしょう。

【編集後記】

下の娘が退院できる日が近づいてきました。

下の娘はまだ上の娘との対面ができていません。

退院すれば、上の娘と会うことができます。

上の娘が最初にどんな反応をするか楽しみですが、里帰りをしているので、その瞬間に立ち会えないのは少し残念です。

アイキャッチ画像は、里帰りのたびに乗ってみたいなと思っている近鉄の特急ひのとりです。

残念ながら、わたしが下りる駅では停まらないので、なかなか利用できずにいます。

時間帯によっては停まるので、タイミングが合えば、そのうち乗ることができるかもしれません。


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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。