一、二年の間に、一緒に働く税理士を見つけたい

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前から思っていて、とくに最近思うようになったことが、一緒に働く税理士を見つけたいということです。

自宅兼事務所で開業し、その後事務所を借り、パートさんを1人雇い、現在に至ります。

今の延長線上で続けていくのもいいのですが、税理士が複数いた方がいいと思うことも増えてきました。

将来のことを考えても、一、二年の間くらいに見つけられればいいなと思います。

複数の税理士がいるメリット

複数の税理士がいるメリットは、次のようなものがあります。

対応できる業務が広がる

税理士が1人よりも2人の方が、対応できる業務が広がります。

専門特化していないので、税理士が1人の事務所としては、幅広い業務を請け負っています。

法人の税務顧問、個人の確定申告、相続税、贈与税、税務相談などなど。

業種も規模も年齢も幅広いお客様に対応しています。

小さなまちの税理士事務所としては、それが合っているのではないかと考えています。

そういった点を考慮しても、複数の税理士がいるのは良いことだと思います。

相談できる

1人だと自分で調べて、自分で考えて答えを出さなくてはいけません。

他にも税理士がいれば、相談することができます。

外部の税理士に相談することもできますが、限界はあります。

内部に税理士がいた方が相談しやすいのは間違いありません。

もしもの時の備えになる

自分が突然亡くなったときはもちろん、病気で1週間ほど入院した場合など、もしものときに、税理士がもう1人いると業務が滞ることが少なくすみます。

1週間ほどの休みであれば、もう1人の税理士がカバーできると思います。

亡くなってしまった場合は、全部を引き継ぐことはできないかもしれませんが、もう1人の税理士がいれば、他の税理士事務所への引継ぎなどもスムーズにできるでしょう。

これも、外部の税理士に話をしておくことで対応もできる部分はありますが、内部にいればなおいいことは間違いないでしょう。

お客様側から見ても安心できる部分がある

お客様にもよりますが、お客様側から見ても、税理士が1人よりは複数いた方が安心できる部分はあると思います。

お客様については、お客様の考え方次第ではありますが。

1人でやっている事務所の方がいいと思うお客様も一定割合でいると思います。

自分が引退しても税理士事務所を残すことができる

もう1人の税理士が自分より若い税理士であれば、自分が引退しても、その税理士に事務所を引き継ぐことができます。

これが、もう1人税理士がいた方がいいと思う一番の理由です。

仮に、もう1人の税理士が私より15歳若い税理士であれば、私が60歳の時で、その税理士は45歳です。

その時点で、さらに若い税理士を見つけて、10年15年かけて私が少しずつ業務量を減らしながら引退の準備を進めることができます。

引退の準備を進めながら、事務所自体は次の世代に引き継いでもらえればいいと思います。

これも、1人ではなかなか難しいことです。

税理士事務所を売却することもありますが、私自身は売却することは考えていません。

どんな税理士を求めているか

ここまで書いたように、複数税理士体制にはメリットが多くあると考えています。

しかし、一緒に働く税理士を見つけることは簡単ではありません。

どんな人がいいと考えているか、いくつか挙げてみます。

・わたしの考えに共感してくれる人
・ずっと一緒にやっていくと考えてくれる人
・事務所を拡大したいと思わない人
・四街道で働ける人
・生き方にこだわる人
・従業員にとって働きやすい職場を作れる人

わたしの考えに共感してくれる人

わたしはブログを書いています。

このブログには、わたしの考えていることがたくさん書いてあります。

このブログを読んで共感してくれる人であれば、わたしと一緒に長く働くことができる可能性が高いのではないかと思います。

ずっと一緒にやっていくと考えてくれる人

わたしは、ずっと一緒に働く税理士を見つけたいと思っています。

ですから、相手にもそう思ってもらう必要があります。

経験を積んだら独立したいとか、一時的に一緒に働きたいと思う人とは合わないと思います。

この点は結構難しい部分ですが、もしかしたら、税理士を目指している人を見つけた方が速いのかもしれないと思っています。

事務所を拡大したいと思わない人

この点は、ブログでも何回も書いていますが、わたしは事務所を拡大するつもりはありませんので、そこは同じ思いの人でないと難しいです。

わたしの中での拡大とは、人数で言うと10人以上になること、あるいは、そういう状態を目指そうとすることです。

ですから、今回、わたしが一緒に働く税理士を見つけたいというのは、拡大とは思っていません。

四街道で働ける人

これも重要な部分で、わたしは、四街道でまちの税理士としてやっていこうと思っています。

最近は、場所にこだわらずに働くという人が増えています。

その点は、時代に逆行しているかもしれませんが、場所にこだわって働くのも悪くないと考えています。

もちろん、場所にこだわることにメリットがあると考えているからです。

そのメリットがないと考えるようになったら、場所へのこだわりはなくなるかもしれません。

現時点では、四街道という場所にこだわっています。

生き方にこだわる人

仕事が一番という人とは合わないと思います。

仕事が趣味とか、仕事が好きという人も、微妙かもしれません。

仕事は大切ですが、人生において仕事より大切なことはあります。

自分自身、家族が大切ですし、趣味や余暇も大切なものです。

そういった仕事以外の部分を大切にできる人がいいです。

従業員にとって働きやすい職場を作れる人

これも大切なポイントです。

わたしは、拡大にはこだわらないですから、売上で一番になるとか、利益で一番になるとかは考えていません。

ただし、働きやすい職場という点では、日本一とは言いませんが、地域では一番になりたいと思っています。

給与が一番とは言えませんが、働く環境を総合的に見て地域一番を目指したいです。

地域一番と言っても、業界の中でのことなので、どのくらい環境を整えれば一番になれるのかわかりませんが、やれることはやりたいと考えています。

その点には共感して欲しいです。

課題

税理士1人で4年半やってきて、最近は、もう1人税理士がいた方がいいと考えるようになりました。

ただし、税理士が見つかったとしても、課題はたくさんあります。

まず、現時点で税理士2人分の売上がありません。

現実的にはかなり大きい問題です。

新しい税理士は、自分で売上を作れる人を希望しますが、簡単ではないと思います。

そして、ある程度売上が増えるまでの給料をどうするか、この点がクリアできないと複数税理士制は難しいです。

この点をクリアできるのが、税理士を目指している人を見つけることかもしれません。

2年くらい、パートみたいな形で働きながら、税理士になってもらい、その間にお客様を増やしていくということが考えられます。

税理士を目指している人の場合、税理士になれる保証がないというのが難しいところです。

課題の2つ目が、物理的な問題で、今の事務所では狭いということです。

税理士が見つかった際は、事務所の移転を考えます。

この点については、既に色々考えていますので、クリアできない課題ではないと思います。

課題の3つ目は、従業員です。

税理士を複数にしたら、いずれは、従業員も1人か2人増やす必要があります。

就業規則の整備が必要ですし、組織づくりの問題も発生します。

このように、複数税理士制にすると、様々な課題が発生します。

それでも、複数税理士にするメリットの方が大きいと思うので、挑戦する価値はあると考えています。

まとめ

一緒に働く税理士を見つけたいということについて書いてみました。

最近よく考えていることだったので、記事にしてみました。

この記事を読んだ人の中から、「一緒に働きたい」と声をかけてくれる人が簡単に出てくるとも思いませんが、記事を書いておけば、可能性はあります。

なかなか実現するのは大変ですが、長い目で見ると、ぜひ実現したいことですので、今後も、このことについては、定期的に書いていこうと思います。

【編集後記】

久しぶりの更新になりました。

なかなかブログを更新することはできませんが、先のことは色々と考えています。

なかなか実現することは難しいですけど、20年30年先のことも考えてやっていこうと思っています。


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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。