小規模の税理士事務所に依頼する最大のメリットは担当者が変わらないこと~税理士という人そのものと契約するということ

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ひと口に税理士事務所といっても、税理士1人でやっている税理士事務所もあれば、複数の税理士がいて、さらに従業員も多く働いている税理士事務所もあり、様々な税理士事務所があります。

また、税理士事務所というと税理士が個人事業主として行っていますが、複数の税理士が集まって税理士法人という形で業務を行っている場合もあります。

今回は、税理士1人のみの税理士事務所、または1人か2人の事務職員のみを雇っていて担当は全て税理士が行っている税理士事務所に依頼するメリットを書いてみます。

担当者が変わらないことが最大のメリット

税理士1人だけの税理士事務所はもちろん、従業員を1人か2人雇っていたとしても、担当はすべて1人の税理士が行う税理士事務所に依頼する最大のメリットは、担当者が変わらないということでしょう。

税理士事務所も5人くらいになると、所長税理士の他にも担当を持つ従業員がいるのが一般的です。

担当者は、勤務する税理士の場合もあれば、資格を持たない従業員の場合もあります。8割くらいは資格を持たない従業員でしょう。

ここでは、資格があればいいとか、無資格はダメとか言いたいわけではありません。

担当者が変わる可能性に注目しています。

税理士事務所の代表税理士であれば、その税理士事務所に依頼している限り変わることはありませんが、勤務している税理士や従業員の場合は、変更になる可能性があります。

税理士事務所は比較的人の出入りが多い業種です。数年で事務所を辞めてしまう人も多いです。

また、大きな税理士事務所では、辞めないとしても、異動などで担当が変更になることもあります。入社して数年間は、担当者として仕事をしていても、そのうち管理職になったり、営業などの専門分野を持ったりして、担当を持たなくなったりすることもあります。

なぜ、担当者が変わらないほうがいいのか

税理士事務所に依頼する理由を考えてみましょう。

経営者の方は税理士事務所に、「税金の計算だけしてもらえればいい」とか、「決算書や税務申告書だけ作ってもらえればいい」と考えているわけではないと思います。

中には、そう考えている経営者もいるかもしれませんが、そういう方は、ネットで安い税理士事務所を探せばいいでしょう。

税金の計算や、申告書の作成だけではなく、税務相談、資金繰りの相談、業務の効率化の相談、経営の相談、個人の節税対策や相続の相談など、色々と相談にのってもらいたいと思っている経営者も多いことでしょう。

経営者は孤独な場合も多いですから、税金やお金以外の人生相談をしたいと思うこともあるかもしれません。

長年付き合っていて、色々な事情を知っている税理士であれば、人生相談みたいなことも出来るかもしれません。(人生相談にまでのるかどうかは税理士によって差があると思いますが(笑))

税理士事務所の業務の内容がどこまでかは契約にもよりますが、そういった様々な相談にのってもらいたい場合、税理士事務所というよりは、税理士という人そのものに依頼しようと考える経営者のかたが多いはずです。

税理士という人そのものに依頼するのであれば、すべてのお客様を1人の税理士が担当する小規模の税理士事務所に依頼することになります。

色々な事情を知ってもらっているということは、相談もしやすいでしょうし、安心でもあります。

自分に合う税理士という人そのものを探すには

担当者が変わらないことがメリットになるのは、その税理士が自分に合うことが前提です。

もし、自分に合わない小規模の税理士事務所と顧問契約してしまったら、その合わない税理士にずっと依頼することになってしまいます。

まずは、自分に合う税理士を探す必要があるのです。

税理士事務所は、いったん顧問契約したら長く付き合うものと考える経営者も多いでしょう。しかし、それは自分と合う税理士と顧問契約している場合です。自分にあわない税理士と長く契約し続けてもいいことはありません。

税理士事務所を探す方法は、昔であれば知人などからの紹介ということが多かったのですが、現在ではホームページやブログで情報を知ることができます。

ホームページやブログで多くの情報を発信している税理士であれば、どういう税理士かある程度は判断できます。逆に今の時代にホームページがない事務所では判断のしようがありません。

事前にホームページなどの情報である程度の判断は出来たとしても、契約してみてちょっと合わないと思うこともあるでしょう。

そのようなときは税理士の変更を検討しましょう。

税理士事務所といったん契約したら「すぐに変更するのはちょっと悪いな」と遠慮をしてしまう経営者もいると思いますが、税理士の変更は悪いことではありません。経営者が合わないと思っているのであれば、税理士事務所側も合わないと思っている可能性もあります。お互い合わないのに契約を続けるのは、お互いにとって不幸です。

1人目の税理士で、自分に合う税理士を見つけることができればいいですが、そうでなかった場合は、2人目あるいは3人目で合う税理士を見つければいいのです。

事前にホームページやブログである程度の目途をつければ、3人目くらいまでには、自分に合う税理士を見つけることが出来るのではないでしょうか。

40歳で起業したとして20年以上の付き合いになるかもしれない税理士ですから、自分に合う税理士を早めに見つけて、小規模税理士事務所の担当者が変わらないというメリットを最大限にいかすようにしましょう。

千葉市、四街道市、佐倉市を中心に地域密着を目指している「渡邉ともお税理士事務所」のホームページはこちら

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。