確定申告書は電子申告で提出しますか~確定申告書の提出方法

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本日から確定申告書の受付が開始されます。

初日ということで、新聞にも一面広告が出ていました。

確定申告は、申告書を作成して、提出、そして納付又は還付までがセットになっています。

今回は、その中でも、提出方法について書いてみます。

税務署あるいは、作成会場などで紙の申告書を提出する方法

最初の提出方法は、紙の確定申告書を作成して提出する方法です。

申告書の用紙に手書きしても、パソコンで入力したものを紙に出力しても同じです。

納税地を所轄する税務署に直接持参して提出します。

例えば、わたしの場合、わたしの住む四街道市を所轄する税務署は成田税務署ですから、成田税務署に紙の確定申告書を持参して提出します。

提出用と控え用を作成して、控え用にも税務署の受付印を押してもらうのが一般的です。

控えを鉛筆で手書きしている場合は、受付印を押してもらえないと思いますので、鉛筆で控えを作成するのはやめましょう。

税務署の他にも、確定申告書作成会場などを設置していることもありますので、近くにそういう場所があるか国税庁のHPなどで確認してみましょう。

成田税務署の場合は、イオンモール成田2階の「イオンホール」を作成会場として、2月10日から3月15日まで開設していますので、イオンホールでも提出することができます。

今年から、確定申告書にはマイナンバーの記載が必要になっています。

マイナンバーを記載するのは、どこで提出しても同じなのですが、本人確認書類の提示、又は写しの添付は、提出する場所によって扱いが変わるので注意が必要です。

マイナンバーカードがある人は、身元確認書類は不要ですが、マイナンバーカードがなく通知カードの場合は、身元確認書類(運転免許証や健康保険証など)が必要です。

また、それらをコピーして添付が必要になる場合もあります。

とりあえず、マイナンバーカードがある場合は、表面と裏面のコピー、通知カードの場合は、通知カードと身元確認書類のコピーを持参しておけば安心です。

e-taxを利用して電子申告する方法

国税庁のHPの確定申告書作成コーナーで確定申告書を作成し、e-taxを利用して電子申告します。

e-taxで電子申告をする場合は、本人確認書類の提示又は写しの提出は不要です。

市販の確定申告書作成ソフトによっては、e-tax用のファイルを作成できます。

その場合は、ソフトによって作成したe-tax用のファイルを読み込みます。

この確定申告書作成コーナーでは、確定申告書を作成できるようになっています。

電子申告を利用しない人でも、確定申告書作成コーナーで作成した申告書を紙に出力して、紙で提出することもできます。

e-taxで電子申告する場合は、少しハードルが高いです。

まず、マイナンバーカードが必要になります。

今の時点でマイナンバーカードを取得していない場合、市町村によっては、3月15日までにマイナンバーカードを取得できない可能性もあるでしょう。

それから、ICカードリーダライタというものも必要になります。

ICカードリーダライタは、マイナンバーカードに対応したものが必要だったり、ドライバをインストールしたりする必要があります。

値段は、数千円程度で買うことができます。

更に、事前準備セットアップファイルというものをダウンロードする必要があります。

国税庁の確定申告書作成コーナーにやり方は書いてありますが、パソコンが苦手な人にとっては、かなりのハードルです。

これらのハードルを乗り越えてしまえば、家にいながら申告できますので、便利は便利です。

現状では、一般の方にはあまりおすすめできる方法とは言えない状況です。

税務署に郵送して提出する方法

税務署に郵送して提出することもできます。

税務署に行っている時間がない、電子申告はよくわからないという人にとっては、おすすめの方法です。

作成した紙の確定申告書を、所轄の税務署に郵送します。

封筒には、提出用と控え用の申告書を入れます。

さらに、返信用の封筒も忘れずにいれましょう。返信用の封筒には、自分の住所を書き、切手を貼ります。

返信用の封筒と、控え用の申告書で重さを図って料金を確認しておくと安心です。

マイナンバーについては、マイナンバーカードの場合は、カードの表面と裏面のコピーを添付します。

通知カードの場合は、通知カードと身元確認書類のコピーを添付します。

郵送で提出する場合は、郵便局の消印の日付に注意しましょう。

3月15日の最終の回収時間を過ぎてポストに投函した場合は、期限後提出になってしまいます。

申告期限には、余裕を持って提出するようにしましょう。

まとめ

紙の申告書を持参する方法、e-taxで電子申告する方法、紙の申告書を郵送する方法の3つの方法を紹介しました。

新しいことが好きで、電子申告をしてみたいという人は、電子申告で、それ以外の人は、持参か郵送をおすすめします。

すぐ近くに税務署や提出を受け付けている会場がある場合は、持参でもいいですが、そうでなければ郵送で提出する方法が楽でいいと思います。

確定申告は、納付または還付までがセットです。

還付の場合は、還付口座を申告書に書けば大丈夫です。

納付の場合は、期限までに忘れずに納付しましょう。

紙の納付書で納付する場合は、近くの金融機関に納付書を持って行って納付します。

振替納税制度を利用すれば、納付の期日も遅くなりますし、納付し忘れるということもありません。

残高不足には注意が必要ですが。

新しいことが好きは人は、電子納税やクレジットカードによる納付にチャレンジしてみてもいいでしょう。

クレジットカードの場合は、手数料がかかりますので、獲得できるポイントと比較して利用するかどうか判断しましょう。

【編集後記】

アイキャッチ画像を見てわかる通り、現在の日本税理士会連合会のイメージキャラクターは、ホラン千秋さんです。

ホラン千秋さんは2015年度から、イメージキャラクターになっています。

昨年あたりからテレビで見かけることがとても多くなりましたね。

イメージもいい方ですし、日本税理士連合会としては、いい人にお願いできたのではないでしょうか。

ちなみに正確な記録を調べたわけではありませんが、2012年度から2014年度は真矢ミキさん、2009年度から2011年度は上戸彩さん、2008年度は釈由美子さん、2007年度は菊川怜さん、2006年度は酒井法子さんだったみたいです。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。