既存の会社であれば、会計ソフトを導入済の会社も多いでしょう。
その会計ソフトは、もともと会社で選んだものかもしれないですし、あるいは税理士事務所に勧められたものかもしれません。
会計ソフトを導入済の会社が、税理士を選ぶ際(変更も含む)は、会計ソフトにこだわって税理士を選んだほうがいいのでしょうか。
結論を先に言うと、答えはノーです。特にこだわる必要はありません。
会計ソフトの機能自体は、それほど変わらない
会計ソフトは、どのメーカーのものを選んでも、そこまで機能に差があるわけではありません。
今まで、この会計ソフトを使用していたという理由だけで、その会計ソフトにこだわるのはやめましょう。
ただし、この会計ソフトの、この機能は他の会計ソフトにはないとか、特別な理由があるならば、こだわってもいいと思います。
クラウド会計を使ってみたいという理由で、MFクラウドやfreeeを選んでもいいですし、一番使われているものにしたいという理由で、弥生会計を選んでも問題ありません。
会計ソフトにこだわりがないのであれば、MFクラウド、freee、弥生会計の3つの中から、どれかを選べばいいでしょう。
ちょっとだけ気にするとすれば、この3つの中では、freeeは操作性に癖があるので、今まで会計ソフトを使ったことがある人にとっては、使いずらいと感じるかもしれません。
そういう人は、MFクラウドか弥生会計のどちらかにすればいいでしょう。
もちろん、他のメーカーのものでも問題はありませんが、特別な理由がなければ、3つの中から選んでおけば安心です。
従業員10人以下の小規模企業を前提としてお話をしています。
会社の規模が数十人以上になると、会計ソフトと同じメーカーの給与計算ソフトや、減価償却ソフト、販売管理ソフトなども使用している会社もあるでしょう。
そういうケースの場合は、会計ソフトだけ変更するわけにもいかないので、その会計ソフトを取り扱っている税理士事務所を探した方がいいかもしれません。
なぜ、税理士事務所が会計ソフトを指定するのか
なぜ、税理士事務所は会計ソフトを指定するのでしょうか。
一番の理由は、税理士事務所の効率化のためです。
どの会計ソフトも機能や操作性がそれほど変わらないとは言っても、同じ会計ソフトで揃えた方が効率がよくなります。
税理士事務所によっては、100件以上の顧問先を抱えているわけですから、効率化を重視する必要があります。
お客様への指導や、新人職員への教育、所内でのチェック体制、どれを取っても同じ会計ソフトを使用したほうが効率がよくなります。
他にも、代理店になっていたり、その他の事情がある場合もあります。
会計ソフトとの相性よりも税理士との相性のほうが大事
会計ソフトは、どの会計ソフトを使っても、そこまで大きな差はありません。
しかし、税理士との相性は、税理士によって様々です。
もし、自分がこの税理士にお願いしたいとなったときに、その税理士が、会社で使っている会計ソフトを扱っていなかったします。
このときに、自社が使っている会計ソフトを扱っていないので、他の税理士にしようと思う必要はありません。
その税理士が取り扱っている会計ソフトに変更することも検討してみましょう。
思いのほか、変更によるデメリットは少ないはずです。
まとめ
会計ソフトを導入済の会社は、会計ソフトにこだわって税理士を選ぶ必要はないということについて書いてみました。
会計ソフト間のデータのコンバートができることも多いので、会計ソフトの変更は、それほど難しいことでもありません。
使い方に慣れているからということも理由になりません。
新しい会計ソフトもすぐに慣れます。
会計ソフトを理由に、相性の悪い税理士を選んでしまっても、慣れることはありません。
どちらを重視するかは明らかでしょう。
自社が使っている会計ソフトを取り扱っている税理士を探して、いい税理士がいれば、その税理士を選べばいいでしょう。
しかし、そうでなかったら、会計ソフトにこだわるのはやめましょう。
自分に合った税理士との出会いを、自分で閉ざしている可能性があります。
最後に、MFクラウドやfreeeは新しい会計ソフトです。
MFクラウドやfreeeにこだわりたいのであれば、MFクラウドやfreeeを取り扱っている税理士を探すのも手です。
その場合でも、自分に合った税理士を選ぶことは忘れないようにしましょう。
【編集後記】
千葉ロッテは、楽天とソフトバンクに、0勝10敗です(涙)
5日から、ソフトバンク、楽天との6連戦です。この6連戦を、少なくとも4勝2敗以上で乗り切って欲しいです。
その前の日本ハム戦も2勝1敗以上でお願いします。
今日の体重 72.7kg(ダイエット開始から△3.8kg) お腹周り 89cm(ダイエット開始から△7cm)