以前に、購入をしたけれども、読んでいない本についての記事を書いていました。
この記事を書いたのが昨年の10月24日で、当時の記事中では、「アイキャッチ画像の本は積ん読になっているけれども、読むつもりの本」と書いています。
しかし、その後も読んでいませんでした。
7月25日にBS放送で、映画版の「スティーブ・ジョブズ」を放送していました。
興味があったので録画をして、観てみたら面白く、「そういえば、スティーブ・ジョブズの伝記を買ったけど、読んでいなかったなぁ」と思い出しました。
先ほど紹介した記事のアイキャッチ画像の左上に、ジョブズの伝記が写っていますよね。
その右隣には、洋書版の伝記が写っています。
これらの伝記は、これらの本が発売された当初の2011年に購入したものです。
当時、洋書を読んで英語の勉強をしようとしました。
話題になっていたスティーブジョブズの伝記であれば、内容にも興味があるので、読めるのではないかと思ったのです。
しかし、英語力が低いせいで、洋書版はあえなく挫折をしました。
「日本語版で内容を把握してから、洋書を読めば読めるかも」と思い、日本語版も後から購入したのです。
結局は、スティーブジョブズの伝記は読まれることなく、我が家の本棚で6年間も眠ることになりました。
そんな伝記をようやく読むときが来ました。
スティーブ・ジョブズは身近にいたら、一緒に仕事はできないが、作り出す製品はとても魅力的
ジョブズの特異性は、序盤から際立って書かれています。
本を読むだけだと、人によって伝わり方にはかなり差があって、ジョブズの特異性がどのくらい伝わるのかはわかりません。
しかし、わたしにとっては、物凄く伝わっており、とても一緒に仕事はできないなぁ、と思います。
そもそも、ジョブズは、Aクラスの人としか仕事をしないと言っているので、わたしが一緒に仕事をすることはないのですが。
先に、ジョブズの人間性について触れると、伝記を読む限り、とんでもない一面を持っています。
特に、恋人が妊娠したときの話などは、人としてどうかなと思ってしまいます。
「人として」の部分を大切にする人にとっては、一緒に仕事をすることは難しいのではないでしょうか。
その他にも、お風呂に入らずに臭いがひどいとか、人に対してひどい言葉を言うとか、人が発案したものを自分が発案したかのように言うとか、ひどい一面が多くあります。
しかし、ジョブズには、そういった人としてひどい一面を持ちながらも、それを補って余りある才能を持っていたのだと思います。
普通の人であれば、そのようなひどい一面を持っていれば、周りに認められることもないでしょう。
そして、ジョブズのことを表す言葉として「現実歪曲フィールド」があります。
「現実歪曲フィールド」とは、ジョブズの才能を表した言葉として、最たるものかもしれません。
誰もが、不可能と思うことを可能だと思わせてしまうことができる人は、本当に限られたごくごく一部の人にしか備わっていない能力です。
普通の人ができないと思うことをやってしまうからこそ、Appleが作り出す製品は、とても魅力的なものになるのでしょう。
ジョブズみたいにこだわれる人は、そうはいない
伝記を読むとわかりますが、ジョブズのこだわりはもの凄いです。
デザインや、使いやすさにとてもこだわります。
見えないところにも、とてもこだわるのです。
ここまでこだわれるという才能はとても凄いことだと思います。
普通の人にはとてもできません。
1998年に、初代「iMac」が発売された時に、凄いデザインの製品が発売されたなと感じたことを思い出しました。
今こんなカッコいい製品を発売されたら、すぐに買っちゃうだろうなとも思います。
デザインにこだわったジョブズならではの製品だったのではないでしょうか。
ジョブズのこだわりのおかげで、色々な製品やサービスも生まれました。
iPod、iPhone、iPad、iTunes、Apple Store、App Storeなどなど。
見せ方に対するこだわりも凄いです。
ジョブズのプレゼンが凄いのは、こだわりにこだわり抜いたからこそなんだと納得しました。
カリスマの必要性
ジョブズみたいなカリスマがいたからこそ、出来たことも多くあるでしょう。
ジョブズがいたせいでAppleを離れることになった人も多いと思いますが、やはり、何かを犠牲にしなくては、ここまでのことはできないのかもしれませんね。
自分が当事者であれば、大変なことは間違いありません。
しかし、そこから生み出される製品は魅力に満ちています。
突き抜けた製品やサービスを作るには、カリスマの存在が必要なのかも、と思いました。
Apple製品を使ってみたくなる
スティーブ・ジョブズの伝記は、最近読んだ本の中ではずば抜けて面白かったです。
人によって、感じ方は違うと思いますが、わたしにとっては、とても興味深い本となりました。
実は、この伝記を読みながら、スティーブ・ジョブズが、わたしの知っている人に似ているところが結構あると思いました。
そういう意味でも興味深く読むことができました。
そして、この伝記を読んでみて、Apple製品を使ってみたいという気持ちが湧いてきました。
わたしは、今まで、Apple製品を一度も買ったことがありません。
勤務していたころにiPhoneを支給されていたことがあったので、iPhoneは使ったことがあります。
そのときは、何か使いづらいなぁ、と思ったものです。
しかし、今では、凄くApple製品を使ってみたいと思っています。
Appleが目指すクローズドの世界にも興味があります。
Appleはクローズドだからこそ、Macbook、iPhone、Apple Watchなど、Apple製品で固めることによって、更なるAppleの魅力を感じてみたいと思います。
すぐに全部をApple製品に買い替えるという訳にもいかないので、買い替えの時が来たら、今後は少しずつ、Apple製品を優先して検討することにします。
最後に、ジョブズが、「一世代あるいは二世代あとであっても、意義のある会社を作るんだ。~中略~ Appleもそうなって欲しいと僕は思っている。」と言った言葉が印象的です。
わたしが、ジョブズやAppleについて、興味を持ったのは、ジョブズが亡くなってから6年も経ってからになってしまいました。
ジョブズが亡くなった後も、Appleは今までのような製品を作り続けることができるのか。
その点が、気がかりではありますが、ジョブズの意思をAppleが受け継いで、今後も素晴らしい製品やサービスを作り続けてくれることを期待します。
【編集後記】
3連休は、土曜日に横浜で行われた「ファンダフル リレーマラソン」に参加をして、日曜日は、「上総國一之宮 玉前神社」を参拝し、月曜日は、イオンシネマユーカリが丘で「三度目の殺人」を観ました。
帰りには、玉前神社のすぐ近くにある「御菓子司 角八本店」でみかん大福を購入。
のんびり充実した3連休を過ごすことができました。