開業したときから、他士業の方との協力関係ができればいいなと思っていました。
開業して1年4ヶ月がたち、ようやく、案件が発生した場合には、仕事をお願いすることができる司法書士と社会保険労務士の方ができました。
顧問税理士はいても、司法書士や社会保険労務士とはお付き合いのない小規模企業は多い
小規模企業の場合は、税理士とは顧問契約を締結していても、司法書士や社会保険労務士と顧問契約を締結している会社は多くありません。
司法書士の場合は、顧問契約というものがあまりないと思いますが。
そういった小規模企業のお客様に、登記や社会保険のことを聞かれることも多くあります。
一般的な質問であれば、お答えするのですが、専門的なことは答えられませんし、手続きを代行することもできません。
税理士以外の人が、税理士業務ができないように、登記業務や社会保険関係の手続きを税理士がすることはできません。
お客様は、税理士にとりあえず相談することが多いです。
お客様によっては、税理士が登記や社会保険の手続きまでやってくれると思っている人もいます。
そのようなお客様には、税理士にはできない旨をお伝えします。
しかし、できない旨をお伝えするだけよりは、お客様に信頼できる司法書士や社会保険労務士を紹介できた方がいいです。
誰でもいいから、紹介するというわけにはいかない
わたしは、過去にこんな記事を書いていました。
誰でもいいのであれば、司法書士や社会保険労務士を紹介することは簡単です。
しかし、よく知らない人をお客様に紹介するわけにもいきません。
さらには、司法書士や社会保険労務士にも、専門分野があります。
税理士にも、法人税には強いけど、所得税はあまりやってないとか、相続税専門でやっているので、法人税はほとんどやっていないとかいった専門分野があります。
司法書士でも、不動産登記専門でやっていたり、社会保険労務士で助成金専門でやっていたりする人もいるでしょう。
お客様の案件に応じて、信頼できる人を紹介する必要があります。
グループに色々な士業の人がいるよりは、紹介できる案件だけを紹介するといったスタイルの方が柔軟な対応ができるのではないかと思っています。
決して無理な紹介はしません。
仕事振りや人柄を知っているからこそ、紹介できる
今回、仕事を依頼できるようになった司法書士や社会保険労務士の方は、わたしが以前に同じ職場で働いていた人たちです。
仕事振りもみていましたし、人柄も素敵な人たちです。
それでも、専門や相性があるので、登記や社会保険の案件が発生したからといって、必ず紹介できるとは限りません。
このケースなら紹介できると思ったときだけ、紹介することになります。
専門でない案件を紹介しても、お互いにいいことにはなりません。
例えば、わたしは大規模法人の仕事を請けていません。
どなたかに大規模法人を紹介されても困ってしまいます。
同じように、自分が紹介する場合も、そういった部分には十分に気を使う必要があります。
まとめ
開業して1年4ヶ月がたち、たまたま同時期に、仕事を依頼できる司法書士と社会保険労務士ができたので、記事にしました。
しかも、過去に同じ勤務先で働いていたことがあって、二人のことを知っているので安心して仕事を依頼することができます。
条件があえば、お客様に対しても、自信を持って紹介することができます。
もちろん、紹介は難しい部分もあるので慎重に判断しなくてはいけませんが、紹介する人がいないという状況からは脱することができます。
お客様によっては、自分に合う人を自分で探したいという人もいるので、そういうお客様には、無理に紹介することはありません。
お客様の方からリクエストがあった場合や、わたしが紹介した方がいいと判断したときに紹介をすることになります。
お客様を紹介するだけでなく、他にも何か協力してできることがあれば、やってみたいなという気持ちもあります。
わたしができる業務の範囲も少し広がるかもしれませんし、新しくできることがあるかもしれません。
今回の出会いというか、再会がいい方向に進むといいなと思います。
【編集後記】
今日は、お客様のところで購入したお弁当を食べました。
かなり豪華なお弁当です。味の方も美味しく頂きました。
たまには、こういった豪華なお弁当を食べるのもいいですね。