確定申告の期限まで残り1週間ちょっととなりました。
独立をしたときは、法人のお客様メインでやろうと思っていましたし、その気持ちは今でも変わりません。
しかし、個人のお客様も、もう少しやりたいなと思っています。
個人事業主は今後増えていく
個人事業主は、今後増えていくと思っています。
フリーランスの増加
最近では、フリーランスという言葉を聞く機会も増えました。
今後もこの流れは続くでしょう。
会社に属しないで、自分で自分の働きたいように働くというスタイルが浸透していくと思います。
副業の増加
会社に所属したまま副業をする人も増えていくと予想されます。
すでに副業を認める会社も出始めていますし、今後はもっと増えるでしょう。
副業を認める会社が増えれば、サラリーマンでも確定申告をする人が増えます。
サラリーマン大家さんも増えています。
規模を求めなくなった
ひと昔前までは、起業をして人を雇って規模を大きくしたいと思う人が多かったと思います。
しかし、最近では規模を求めなくなった人が増えています。
規模を求めなければ、個人事業主のままで十分という人も多いでしょう。
法人成りのメリットの減少
こちらも10年以上前であれば、法人成りしても社会保険に加入しないということが多くありました。
ですから、法人成りのシミュレーションをする際も、社会保険に加入しない前提でシミュレーションをして法人成りが有利になったケースも多かったと思います。
しかし、現在では法人成り=社会保険に加入ですから、シミュレーションをすると、個人事業主のままの方が有利というケースも増えていると思います。
もちろん、全ての法人が社会保険に加入しないというのは以前から変わりはないので、あまり大きな声では言えないのですが。
もし、今社会保険に加入しない前提で法人成りのシミュレーションをしている人がいるとしたら、シミュレーションを社会保険に加入することが前提でやり直してくださいね。
需要が増えるというよりは好きだから
個人事業主が増えて所得税確定申告の需要が増えるから、確定申告の仕事を増やしたいというよりは、所得税の確定申告が好きだからということもあります。
もともと、税理士試験でも所得税と住民税を受験したということもあります。
なぜ、所得税が好きかと言うと、個人の経済の営みの結果だからです。
法人税は会社の申告です。
所得税は個人ですから、人間味があるというか、親しみがあります。
もちろん、法人にも経営者や従業員の思いが込められているのですが、所得税は、個人の思いそのものです。
そういう意味では、個人事業主の方が人間味を感じます。
所得税の確定申告が増えるデメリット
所得税の確定申告は、申告期限がみんな同じというデメリットがあります。
法人であれば、会社によって申告時期は異なるのですが、個人事業主は全て同じ時期に申告します。
税理士としては、仕事を受けられる量が限られてしまいます。
税理士によっては、繁忙期をつくらないというような理由で、所得税の確定申告を積極的に受けないという人もいます。
個人事業主がメインの税理士もいますので、この点は税理士によって、かなりの差が出るところです。
わたしは、所得税の確定申告をメインにするつもりはありません。
あくまでも法人のお客様メインだけれども、個人事業主の確定申告も、もう少しやりたいというスタンスです。
まとめ
確定申告期限も迫ってきましたが、確定申告業務を行っていて、やっぱり個人事業主の確定申告はもう少しやりたいなという気持ちが出てきたので記事にしてみました。
昨年は開業して間もなかったため、確定申告の件数は少なかったです。
ですから、今年は実質1.5年目の確定申告だと思っています。
昨年に比べて3倍近くになったため、段取りが上手くいかない場面もありました。
その点は反省して今後にいかさなくてはいけません。
来年は、準備などに工夫をして、今年の1.5倍くらいの確定申告をやるつもりです。
今後は、自分で確定申告をやりたいと思う人向けのセミナーやコンサルティングなどのサービスも考えていく必要があります。
【編集後記】
自宅兼事務所のときは家でお昼を食べることが多かったのですが、事務所を借りてから、お昼にラーメンを食べることが増えました。
その他にも食べる量が増えていて、体重が増加しています。
どこかで体重の増加を止めないと、昨年行ったダイエットが無駄になってしまいます。