開業して1年と3ヶ月は自宅兼事務所で仕事をしたのちに事務所を借りました。
事務所を借りて良かったことが多かったので、今日は事務所を借りるメリットについて書いてみます。
事務所で打ち合わせができる
わたしの場合、事務所を借りて一番良かったことは、事務所で打ち合わせをすることができる点です。
自宅兼事務所のときは打ち合わせをするときは、こちらからお客様を訪問するか、どこかのカフェなどで打ち合わせをしていました。
事務所を借りてからは、事務所で打ち合わせをすることが多くなりました。
お客様には個人事業主や小規模企業の経営者が多いですので、お客様自身が事務所を持っていないというケースも多くあります。
ですから、お客様の方からわたしの事務所に来所して打ち合わせをしたいという方が多いです。
新規のお問い合わせの方についても、来所をして頂くことが多いです。
新規の方で、「まだ契約をしていない見知らぬ税理士に自宅に来てもらうのはちょっと」と思う人もいるので、当事務所での打ち合わせも多くなります。
広告効果
事務所があるということ自体に広告効果があります。
事務所の前を通る人には、ここに税理士事務所があるということをわかってもらえます。
今税理士を探していなくても、ここに税理士事務所があるということが記憶されていれば、税理士が必要になったときに「あそこに税理士事務所があったな」と思い出してくれます。
自宅兼事務所のときは、自宅兼事務所がここにあるというのは、ごくごく近所の人の目にしか触れることはありませんでした。
事務所を借りることによって、それまでよりもかなり多くの人の目に触れることになりました。
信用効果
信用効果については、目に見えるものではありません。
お客様から「自宅兼事務所よりも、事務所を借りている税理士の方が信用できる」という言葉を聞いたこともありません。
しかし、信用効果は少なからずあると思います。
やはり事務所があるということで、実体のある税理士事務所だということがわかりやすくなります。
ホームページやブログとはまた別の効果が期待できます。
採用効果
このあと採用を行う予定があります。
人を雇う場合も、自宅兼事務所よりも事務所を借りた方がいいでしょう。
わたしの場合は、自宅兼事務所では、人を雇うことはできませんでした。
それだけのスペースがなかったからです。
人によっては自宅兼事務所でも人を雇うことができる場合もあるでしょう。
その場合でも、働く方からすると、自宅兼事務所よりも事務所を借りていた方がいいかもしれません。
自宅兼事務所だと、従業員から、所長は公私混同があるのではないかと思われる可能性もあります。
事務所を借りることで、仕事とプライベートはきちんと分けているというアピールにもなります。
まとめ
事務所を借りるメリットについて書いてみました。
事務所を借りるデメリットは固定費が増えることです。
ですから、今日書いたようなメリットと固定費を比較して、メリットの方が大きければ事務所を借りるという判断ができます。
わたしの場合は、メリットの方が大きいと判断しました。
自宅の近くに借りれば通勤時間も短くて済みます。
固定費をかけたくないという理由だけで事務所を借りていないという人は、事務所を借りるメリットと固定費の増加分のどちらが大きいか検討してみてはいかがでしょうか。
【編集後記】
今日は当事務所にて税務調査立会。
メリットだとは思いませんが、お客様の税務調査を事務所で行うこともできます。